筑波山を巡る写真旅

七色に変化する筑波山(877m)の姿、見たことがありますか?
かつては万葉集で愛され、徳川家康には深く畏敬された筑波山。そんな筑波山を巡る発見の旅を写真とエッセイでご案内します。

筑波山:発見の旅

二つの優美な峰

夫婦和合の象徴である男体山・女体山

筑波山は見る場所や季節で表情が様々に変化する。

歴史ある筑波神社

筑波神社の始まりは神話時代ともいわれ、百人一首に詠まれた恋の歌の舞台にもなっている。また、筑波神社の二神は夫婦神であることから、夫婦円満、家内安全、縁結びの御利益があるとされて、今も多くの参拝者で賑わっている。

歴史ある筑波神社
photo by Mr. Soutan

がまの油売り

ガマの油は、筑波山のガマガエルから採れるとされる民間の薬。その口上芸は現在も伝統芸能として受け継がれ、毎週末のお昼頃に神社の境内で見ることができる。人混みの中から、こんな声が聞こえてくるはず。

「さあ~さあ~お立合い! ご用とお急ぎでなかったら、ゆっくり聞いておいで」

「ガマの油売り口上」は江戸時代に傷薬であるガマの油を売るために永井兵助が考案したとされる大道芸。いまでは、ガマの油は販売されていないが、「ガマの油売り口上」はなんとつくば市の無形民俗文化財として指定され、地域の伝統芸能として受け継がれている。

象徴:ガマ石

ガマに似ている!

ガマ石
photo by Mr. Soutan

筑波山頂

男体山の山頂にイザナギノミコト、女体山の山頂にイザナミノミコトが祭られている。この二柱は日本の国土を創ったとされる夫婦神であり、縁結びや夫婦和合の神様。

女体山の山頂

山頂は岩に囲まれ、広がる下界の眺めは最高。

女体山の山頂
photo by Mr. Soutan

筑波山の成り立ちとは?

筑波山は火山ではない。花崗岩(かこうがん)という岩石。地下のマグマがゆっくりと冷え固まってできた花崗岩が地殻変動で地表に顔を出し、長い風雨の浸食の末、残された部分が山として生き残った。

Mr.Soutanの写真術

1 モチーフ探しの旅を楽しむ

2  風景写真のよりよい構図

3 ブログのための知識収集

筑波山を車で一周

辻からの眺め

まるで富士山のような三角形に見える。

筑波山東側:かすみがうら市の辻の風景
photo by Mr. Soutan

1 モチーフ探しの旅を楽しむ

1 モチーフ探しの旅を楽しむ
事件は現場で起きているんだという刑事のことばではないが、写真は現場に行くことから始まる。
想像では撮影できないのが写真。特に風景写真はそこに行かないと撮れない。だから、まず旅を愛し、楽しむことが写真家の大切な心構えです。

幸せを呼ぶ福寿草

「つくば科学万博」に合わせて開業された花の公園。2021年にリニューアルオープンし、「いばらきフラワーパーク」として親しまれている。フラワードームの中に、バラ・あじさい・牡丹・ダリア他、様々な花が自分の出番を待っている。

幸せを呼ぶ福寿草
photo by Mr. Soutan

ふもと近くは学園都市

平野が広がる田園地帯。でも、実は学園都市でもある。

麓近くは学園都市
photo by Mr. Soutan

近くに東大柿岡研究所や136mの富士山もある。

photo by Mr. Soutan

筑波山北側:石岡市葦穂

きのこ山(528m)や加波山(709m)など連山が続く。

筑波山北側:きのこ山(528m)や加波山(709m)など連山が続く。
photo by Mr. Soutan

歴史秘話:加波山事件

加波山事件は、明治17年(1884年)に加波山で起こった自由民権運動に関連する事件。当時の政府の専制政治に不満を持った一部の青年たちが、政府転覆を計画し挙兵。彼らは警察署などを襲撃したが、参加者が少なく、短期間で鎮圧された。

先祖伝来の土地を守る

筑波山の麓には瓦屋根の重厚な家が多い。先祖から受け継いだ土地を守り続けている。

先祖伝来の土地を守る
photo by Mr. Soutan

七変化の山

筑波山は「西の富士、東の筑波」と並び称される。

真壁町から見た紫色の筑波山

七変化の山
photo by Mr. Soutan

朝昼晩、そして季節によって色が変化する。

平坦な関東平野の美しき独立峰

筑波山の周囲は関東平野が広がる。あの山は筑波山と誰もが認識できる。それゆえに愛されるのではないだろうか。

2 よりよい構図とは?

風景写真のよりよい構図とは、中央に三角形の山、前景に川や道を配置し、遠近感を表現する。
特に注意することは、地平線を真ん中より上か下にする。くれぐれも「ど真ん中」に配置しない。

真壁から:田園と筑波山

平坦な関東平野の美しき独立峰
photo by Mr. Soutan

日本百名山の一つ

深田久弥が筑波山を日本百名山に選んだ理由は、その標高の高さではない。古くから信仰の対象であり、万葉集や百人一首など多くの文学作品に詠まれてきた。その豊かな歴史と文化が評価されたもの。特に万葉集には沢山の作者不明の作品が残されている。

深い青、優美な山容に心を奪われる。

日本百名山の一つ
photo by Mr. Soutan

3 ブログのための知識収集

ブログのための知識収集。
撮影した写真。せっかくです。自分だけで楽しむのではなく多くの人にも見て欲しい。その手段がブログ。写真を撮るだけでなく、その写真の情報、知識を得ることも楽しい。

百人一首と筑波山

「筑波嶺(つくばね)の 峰より落つる 筑波川 恋ぞつもりて 淵となりぬる」という歌は百人一首にも選ばれている陽成天皇の作。乱行で17歳で退位した天皇、82歳まで長生きし、素晴らしい和歌を残した陽成上皇。筑波山を実際ご覧になったことはあったのだろうか?などとつい疑問を持ってしまった。京都は遠いはず。

百人一首と筑波山
photo by Mr. Soutan

古今集・東歌

「つくば山 かけて君を ねがひつる 我はもとなの 人をこそ思へ」

筑波山に誓って、あなたを願っている私は、何も知らない人のことを思っているのです。(愛の歌)

宮山からのきりりとした筑波山

古今集・東歌
宮山からのきりりとした筑波山
photo by Mr. Soutan

新古今和歌集(源重之)

「筑波山 端山繁山 しげけれど 思ひ入るには さはらざりけり」

意味は、筑波山は、麓の山も奥の山も草木が茂っているけれど、恋に思い入るには何のさまたげもないことだ。

作者、源重之は国司として清和源氏の流れを持つ貴族。日本のあちこちに地方官として歴任しながら和歌を作り続けた。筑波山は彼にとって最高のモチーフだったようです。

赤浜からの幽玄な筑波山

新古今和歌集(源重之)
赤浜からの幽玄な筑波山
photo by Mr. Soutan

赤浜付近

見上げる位置によって二つの山の高さが変わる。

男体山の標高は871m、女体山の標高は877m。
女体山がほんの僅か高いですね。

赤浜付近
photo by Mr. Soutan

作谷からの眺め

筑波山の周囲をぐるり一周。筑波山自身はどっしり構えているにも関わらず、色や山容が変わり、魅了された。

作谷からの眺め
photo by Mr. Soutan

筑波山山頂

下界には豊かな関東平野が広がる

photo by Mr. Soutan

筑波山魅力発見の旅のお誘い

筑波山を車で一周し、平野の中に神様のように鎮座する姿に感銘。そして、長い年月、多くの人々に親しまれてきた歴史と文化。また麓には筑波大学などの学術・文化施設が立ち並ぶ。

地元の人が、「東京がどんどん近づいてきている」と話していたことが心に残っている。
江戸時代に徳川家康が鬼門の方向の筑波山を重要視して、筑波神社に寄付をした歴史から考えても、筑波山の魅力は奥深い。

みなさん、ぜひ筑波山の魅力発見の旅にお出かけください。
筑波山を一周するのもよし、筑波神社でガマの油売りを見るのもよし、山頂まで登って、岩の上でおにぎりを食べるのもよし。

楽しい一日を体験してみてください。

筑波山は見る場所や季節でその表情を変える。万葉の時代から愛された筑波山。過去・現在・未来と時代を超えて生き続けて欲しい。

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筑波山で発見した魅力の後には、楽天でぜひお買い物をお楽しみください。

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