AI絵本:色をなくした王様

山田みち子とAIのMicrosoft Copilotの共創作品です。
山田みち子が20年間温めてきた原案をAIで修正加工。
やっと皆様にご覧いただける作品に仕上げました。
ぜひ最後までご覧頂ければ幸いです。

色をなくした王様

👑はじまりはじまり

👑むかしむかし、なんでもできるとおもっている王様がいました。 その名も「わがまま王様・モノクローネ」。

👑モノクローネ王さまは、気に入らないことがあるとすぐに言いました。
「この色、気にくわん!国じゅうから消してしまえ!」

👑ある朝、卵焼きがちょっと冷めていたというだけで…
「黄色はもういらん!消してしまえ!」
家来たちはあわてて黄色をぬりつぶし、花も服もバナナも…ぜんぶ灰色に。

👑次の日は、ぶどうがすっぱかったから「紫を消せ!」

👑その次は、トマトがやわらかすぎて「赤も消せ!」

👑そんなことをくりかえしているうちに、王国から色がどんどん消えていきました。 ついには、のこった色は「白」と「黒」だけ。 王国はまるで古い写真のよう。

👑旅人たちは「ここはさびしい国だね…」と、足早に通りすぎていきました。

👑人々は何も言えません。言ったら王さまに怒られるから。 そして、王国にやってくる鳥もカラスばかり。 白鳥さえも、来なくなってしまいました。

👑ある日、たった一羽の白鳥がまいこんできました。 王さまはびっくりして聞きました。

「なぜ、ほかの白鳥は来ないのだ?」

白鳥は首をかしげて言いました。 「だって、この国には、前にはあったはずの青い湖も、緑の木も、ピンクの花も、赤い実もないんだもの。」

👑王さまはお城のてっぺんから、王国を見おろしました。

そこには、白と黒だけの、しずかでさみしい景色。

「……わしは、なんてことをしてしまったのだ。」

👑その日から、王さまは命じました。

「色を、もどすのじゃ!ぜんぶの色だ!」

家来たちは「よろこんで!」と大きな声でこたえました。 花は赤く、空は青く、木は緑に。

👑王国はふたたび、カラフルでにぎやかになりました。

旅人たちは「おめでとう!すてきな国になったね」と言ってくれました。
王さまはにっこりして言いました。
「ありがとう。色って、こんなにすばらしいものだったのだな。」

👑そして、王国にはもう二度と「色を消せ!」という命令は出されませんでした。 (おわり)

やまだみちこのねがい

いろをなくした おうさまの こころに
そっと よりそった しらとりのこえ
それは わたしの ねがいでもあります。

この絵本が あなたの こころに ちいさな
いろを ともせますように

色をなくした王様は、きっと私たちの中にもいます。気づいたとき、世界はまた美しく輝くはずです。この絵本が誰かの心にそっと色を灯せますように。祈りを込めて……

山田みち子が長年温めてきた小さな物語。それをやっとAIの助けで完成させることができました。ありがとう、Microsoft Copilot

そして、最後までご覧頂いた皆様に深く感謝します。
        山田みち子   2025年9月22日