絵の技法は様々。しかし、アナログ・デジタルにかかわらず基本は3つ。これを押さえればいい絵が自ずと描けます。
モチーフ:何を描きたいのか?
昨年の秋に眺めた姫路城
絵の醍醐味
昨年の姫路城への旅は、晩秋だったため、紅葉も終わり、白亜のお城だけではちょっと寂しく思いました。でも、その枝ぶりを心にインプット。想像で桜をイメージ。自分が描きたいと思った対象物をとことん想像して描く。心の思いを表現できるのは絵の醍醐味です。

オランダのキューケンホフ公園
イメージを膨らませる
コロナ禍の前の年に出掛けて感動。ちょうどチューリップだけでなく、桜や水仙が満開。公園をじっくり歩いた記憶が夢の中で再現されて、絵を描く動機になってます。イメージはどんどん進化し、美化されて、実際より美しく描かれているかも。

主役と脇役:何をメインに描きたいのか?
真ん中に座っている主役のメリー
吾輩は猫である
背景に猫を描きすぎました。デジタル絵画ではコピーができるので、全部描かなくても大丈夫。でも、今回は全部大きく描いて縮小し、それらをランダムに並べて脇役に。主役、脇役を少し誇張し過ぎです。 「吾輩は反省中!」

ロシアがウクライナに侵攻する前
カラフルなロシア正教会
ロシアがまだ紛争を起こさない平和な時期にロシアを訪問、カラフルな教会の外観に圧倒された。金色は天の栄光、青色は聖母とそれぞれの色に意味があるらしい。ビザンツ帝国からの流れを受けたロシア正教会。ヨーロッパの他の教会とは異なります。主役に正教会をどんと置いて、脇役は空と雪。いかがでしょう?

構図:視点をどこに置くのか?
風景を眺めるとき、視点は大切な要素
視点をどうするか?
悩んだ時には、必ず、川や道、地平線などを見つける。
それをどう画面の上で役立てるか?
道があり、その方向の先に小さな家や木々を置く。
半分より下に陸地を置き、山々を配置し、空を描く。
このように、画面を三分割すると穏やかな風景画が生まれる。
その際、視点は目の高さ。一点透視図法とか、二点透視図法とかいろいろ設計図のようなルールはあるけれど、実際に見て描く人が勝ち。その時は、周囲を少し省略して、遠近感や奥行き感を表現する。実物とそっくりは描けっこないのだから、自分の想像力をたくましくし、色や雰囲気を自分の好みにする。

桜並木で遠近感を楽しむ
道は遠近感の最強アイテム
昨年までご近所にあった桜並木、老木だからと全て伐採されてしまった。今年はその思い出を絵にするしかない。思い出だから、自分の記憶に頼るしかない。それは絵には最高の条件。この世にないから、写真では表現できない。絵万歳です。

パソコン絵画に感謝の人生
パソコン絵画は様々な画像ソフトがあります。ツールも異なりますが、絵の基本は同じです。どんな画像ソフトを使っているかより、何を描きたいかが大切です。そして、少なくても3個は使いこなすことができると応用が利きます。
私は、「水彩」「Photoshop」「クリップスタジオ」「ペインター」その他、「Canva」時々、パソコンを離れて、実際のキャンバスを使うこともあります。
たまに「どのソフトでどうするの?」と質問されますが、ほとんど覚えていません。無意識で描いて、時間さえ忘れてしまいます。
パソコン絵画。人生でこんなに楽しい絵作りができることを心から感謝してます。
絵を愛する心を養うことは人生で価値あること。幼い頃からの環境作りも大切。ピカソのお父さんが画家でなかったら、ピカソは存在しなかったかもしれません。
お子様用:水彩道具セット
お手軽画像ソフト
Copyright © 2025 painted by Ms.Distel. All Rights Reserved.