海辺の絨毯「ツンツンつばな」と潮風に揺れる可憐な花
ウインドサーフィンと最強の雑草チガヤが共存する場所
検見川浜の昼下がり散歩!ノスタルジックな風景とマリンスポーツのコントラスト
こんにちは!検見川浜散歩ブログ第二弾、昼の部をお届けします。

ゆるゆると流れる花見川に沿って歩き、海との境界線である河口へ。両岸には、波の力を弱めるための無骨なテトラポッド(波消しブロック)が並んでいます。その風景を横目にさらに進むと、穏やかな海岸線が広がります。

家族の絆と、懐かしの「つばな」の絨毯
検見川浜を散策すると、まず目を引くのが「家族のキズナ」を象徴するようなモニュメントです。青空を背景に、家族の温かい光景を思い描かせてくれます。

モニュメントを過ぎ、さらに海岸線に沿って歩いていくと、一面を覆い尽くす植物の群落が広がります。これが、世界最強ともいわれる植物「チガヤ」です。
チガヤの若い穂は「茅花(つばな)」と呼ばれ、昔の童話やわらべ歌『ツンツンつばな』にも登場します。かつては、この葉や茎が藁ぶき屋根の材料や、船にかけるむしろ状の覆い(とま)の材料にもなり、人々の暮らしを支えていました。

わらべ歌『ツンツンつばな』
「つんつんつばな 一本抜いちゃクイクイクイ 二本抜いちゃクイクイクイ…」といったもの。(地域により少し異なるようです)

近くで見ると、銀白色のふわふわした穂が風に揺れ、まるで壮大な自然の絨毯のよう。しかし、一度生えると駆除が難しい「しつこい雑草」としての一面も持っているから驚きです。
潮風に耐える、可憐な野草たち
最強のチガヤの足元では、可憐な花々が潮風に耐えながら、海岸を彩っています。
まず見つけたのは、ピンクの愛らしい花「ハマヒルガオ」。

つるを伸ばしながら砂地を這うように広がり、可憐な花が海岸にピンクの彩りを与えてくれます。この潮風に負けない忍耐強さが、海岸に生きる花の強さなのでしょう。
そして、淡い黄色い花をつける「マツヨイグサ」(おそらくオオバナコマツヨイグサ)。

これも茎の根元から枝分かれし、砂の上をはいながら、しっかりと子孫を増やしている姿に力強さを感じます。
青空の下、海はマリンスポーツの舞台へ
澄み切った午後の空には、まるで白い綿菓子のような積雲(せきうん)が浮かびます。

その雲の下には、遠く工場の煙突が並んでいるのが見え、自然と工業地帯が隣り合う千葉らしい風景です。
そして、午後2時過ぎともなると、海岸には目的を持った人々が集まり始めます。

そう、ウインドサーフィンを楽しむ人々です!

カラフルなセイルボート(帆)が海岸に並び、海に出ると、美しいリグ(セイルとマスト)に乗って風を切り、水面を滑走していくサーファーたちの姿は、本当に楽しそうです。
海辺の自然の力強さと、それを楽しむ人々の明るい笑顔。検見川浜の午後は、様々な生命のエネルギーに満ち溢れていました!
<今回訪れた場所>
検見川浜(千葉県千葉市美浜区)
次回は、検見川浜の夕暮れや夜の部をお届けできたらと思います。お楽しみに!
写真を撮る目的があると身近な地域の散策も楽しくなります。何を撮ろうとか、目的を持ち、そして、偶然、目にした季節の恵みをカメラに収めてください。それこそが写真の醍醐味です。
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