歴史的な橋、美しい濠、そして荘厳な建物を写真でご案内
東京駅からスタートして、皇居の豊かな自然と歴史的な建造物を巡る小さな旅を写真とエッセイでお送りします。
東京駅からルートご案内
2024年に美しく蘇った東京駅

東京駅(丸の内側)からスタート

※東京駅から皇居まで徒歩約15分の道のり
写真術:風景の撮り方
Mr.Soutan:基本構図「透視図法」
① 1点透視図法:画面に消失点が1つ
② 2点透視図法:画面に消失点が2つ
③ 3点透視図法:画面に消失点が3つ
① 1点透視図法:画面に消失点が1つ
消失点が1つだけ画面に存在。そこに向かって線が収束していくように見える構図。真正面から見た道、線路、並木道、奥行きのある建物など。
安定感・静寂感・奥行き感を表現できる。
行幸通り( 1点透視図法)

散策ルートをご案内(写真付)
皇居外苑の桔梗門の前で9時整理券配布、9:30入場、300名定員。(8:30頃までに列に並ぶと入場出来る)
窓明館で約30分ほど説明やトイレなどで過ごし、10時頃から皇居内の参観スタート。
始めに富士見櫓を眺めながら進み、天皇一家が過ごす新宮殿の長和殿を見学。次に二重橋、皇居正門、伏見櫓を写真をとりながらゆっくり歩き、再び新宮殿を見学。最後に富士見櫓を通り、桔梗門に11時15分に到着、解散。約75分の短い散策でした。
皇居参観スタート
富士見櫓
富士見櫓は、かつて江戸城内で最も高い建物の一つで、その名の通り、かつては富士山を望むことができたと言われています。

長和殿
一般参賀の時に天皇や皇族がこの長和殿のベランダに立ってご挨拶する。南北163メートル。謁見、記者会見、レセプションなど多目的に活用されている。

二重橋
正門にかかる二つの橋が重なって見えることから名付けられた『二重橋』。手前の石造りの橋と奥の鉄製の橋が織りなす風景は、まさに圧巻。東京駅から歩いてきて感動する最初の橋。

正門鉄橋より正門石橋を望む
皇居前広場から正門を通って、宮殿に至る濠に二つの橋が架かっている。その正門鉄橋から正門石橋を撮影。高いビルがなかったら富士山が見えただろうと想像してしまった。

大手門
城の正面に位置する門。敵を追い詰める方向を示す「追手」という字を使って追手門とも記載する。城を攻められて、立てこもる作戦の時にこの大手門の場所に敵を寄せ付けて先頭を集中させるための場所。実際には一度も使われたことがなかった。

② 2点透視図法:画面に消失点が2つ
消失点が画面の中に2つ存在。水平方向の線がそれぞれの消失点に向かって収束するように見える構図。建物の角を斜めから見た場合に生じる。
下記の桔梗門は2点透視図法を意識して撮影。
広がりや安定感、さらに躍動感も表現できる。
桔梗門(2点透視図法)
松の緑の中に佇む桔梗門は、通常は出入りできないが、皇居勤労奉仕と一般参観者の通用門として利用されている。

③ 3点透視図法:画面に消失点が3つ
消失点が画面の中に3つ存在。水平方向と垂直方向の線がそれぞれの消失点に向かって収束するように構図。
強い遠近感とダイナミックで、インパクトがある表現が可能。建物の高さを強調できる。
伏見櫓( 3点透視図法)
皇居西の丸にそびえる伏見櫓は、かつての城の面影を今に伝える貴重な建造物。二重の屋根がとても美しい。

天守閣跡
本丸跡には、かつて壮大な天守閣がそびえ立っていた。1657年の明暦の大火で消失。その時、徳川幕府は江戸市街の復興を優先したため、天守閣の再建は断念。以後、現在まで石垣のみが残っている。天守閣建設の声もあるが、財政的な面、歴史的考慮などから再建の実現は難しい。

本丸跡
1860年に造営された本丸御殿は1863年に焼失。以後、再建されることなく今に至っている。(約260年間の江戸時代に本丸はなんと5回も焼失した)

富士見櫓( 3点透視図法)
江戸城の遺構、富士見櫓は、かつて江戸城内で最も高い建物の一つ。その名の通り、かつては富士山を望むことができたと言われている。もちろん、現在は見えませんが。(残念)

その他の歴史的な橋
桜田門
正式名称は外桜田門。江戸城の城門の中でも特に大きな桝形門。1961年には国の重要文化財に指定された。
1860年(安政7年)に大老・井伊直弼が暗殺された「桜田門外の変」は有名です。
現在は皇居外苑のランニングコースの起点として大いに盛り上がっています。

乾門(いぬいもん)
旧西の丸の裏門に位置する。皇居の北西:乾(いぬい)の方角にあることが名前の由来。明治時代に京都風のデザインで造られた。
春と秋の特定の期間に一般公開され、乾濠や蓮池濠沿いの美しい景色を楽しむことができます。特に桜や紅葉の時期は多くの人が訪れます。

半蔵門
江戸城の西側に位置し、甲州街道に続く重要な門。徳川家康の伊賀越えで功績のあった服部半蔵の屋敷が近くにあったので、この名がついたと言われている。静かで、落ち着いた雰囲気の門。

美しい濠
皇居を囲む堀は、かつての江戸城の名残であり、美しい水面は都会の喧騒を忘れさせてくれます。春には桜が咲き誇り、秋には紅葉が水面に映り込みます。
江戸時代は玉川上水からの供給があった濠が現在は途絶えてしまったため、雨水に頼っているだけ。その結果、水質が悪化。現在、東京都や国は、水環境改善に取り組んでいるという。
大手濠
江戸城の正面である大手門の前に広がる大きな濠。江戸時代は江戸城への重要な水上交通路としての重要な役割を果たしていた。

平川濠
江戸城の北側に位置する濠で、平川門に面している。平川門は江戸城の本丸の大奥や天守閣に近い場所に通じていた裏門の一つ。

半蔵濠
半蔵門の南側に広がる濠。千鳥ヶ淵と繋がっていて、桜の時期には美しい景観を楽しめる。散策路も歩き易い。

桔梗濠
桜田門(内桜田門)の前に広がる濠。太田道灌ゆかりの瓦に施された家紋「桔梗」にちなんで名付けられたといわれる。

濠と堀の違い
★濠は城郭の周りに作られた水堀。水が張られている溝。
★堀は地面を掘って作った溝。水が張られてなくてもOK。
皇居散策の旅での感想
事前に皇居に電話し、一般参観の手続きを尋ねた。
9時整理券配布、9:30入場、300名定員。なので皇居外苑桔梗門の前に8:30頃までに来れば入場出来るとの返答を得た。
当日、8:15分頃現地に到着、8:20分行列に加わる。その時の行列の人数は50名。しかし、9時には皇居外苑に長蛇の列。
予定通り9時に整理券が配布された。圧倒的に外国人が多く日本人は少ない。しかも、整理券を配布する人は、数カ国語の外国語で呼びかけていたため、ここが日本ではないような気分になった。日本人の参加者は少ないため、日本人への対応者はたった1人という寂しさ。ちょっと残念。こんなに素敵な場所なのに。
皇居散策は圧倒的に外国人観光客が多い
皇居はとても素敵な都会のオアシス。その風景を撮影するときに透視図法をちょっとだけ意識して撮ることで、さらに素敵な写真になります。
ぜひ、ご自分で気に入った写真を撮影し、スマホの待ち受け画面にしてください。人生がさらに楽しくなりますよ。
二重橋の前にはいつも観光客がいる

皇居の門や濠、建物は、江戸城の歴史を今に伝える貴重な遺構。そして、皇居周辺の豊かな自然と歴史的な景観を形成している。特に桜や紅葉の季節には、多くの人々が訪れ、その美しさを愛でている。
じっくり探索した後で、また行きたくなる都会の素敵なオアシス。安らぎの場であり、歴史の足跡を想いながら、写真を撮ることは幸せです。
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