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人は奇跡の存在

人類は奇跡的な存在

なぜ生きるのかと自問自答した時に「人類としての自分がこの宇宙でどんなに奇跡的に生まれ、存在しているのか」をベースに考えることが大切です。

宇宙は無限。人には未知な世界。

地球の出現
painted by Ms. Distel

人はなぜ生きるのか?

こんな質問を考えるのは人間しかいない。
しかも、現代人だからこその発想。
古代の人々にはそもそも生死は自然と同化していたのではないだろうか?

「なぜ生きるのか?」と考える暇もなく、昼も夜も周囲は危険だらけの世界で生きていたのでは。

要するに、生きる意味を考える間もなく、死は目の前にあったのではないだろうか。

生死は人間の予知できない世界。どのような仕組みかがわからないけれど、男女が交わることで子供が生まれ、育ち、やがては死を迎える。それは神様の仕事と割り切っていたのではないだろうか。

人類にとって、万国共通の摂理。死は100%確実に存在するけれど、いつ、どのように死ぬかはわからない。

昔の人は自然を畏敬した

地震、津波、台風など、人間の力の及ばない、コントロールできない世界。それが自然界。
人間はその中で生きていくか弱い小さな存在。
そうした立場の人間が考え出したのが「神様」そして「仏様」。
世界中に様々な宗教が生まれたのは、そうした絶対的な力を人間が心の平安のために欲したからではないだろうか。

それぞれの平和

「神様!仏様!」

私は困難に直面した時に
「神様」「仏様」とつぶやいてします。
もちろん無意識であり、心底、神様に救いを求めているわけではないが、どこからともなく、つぶやきが聞こえてくる。

本当は、即座に自分で解決法を考えるべきなのです。わかってはいるのですが、弱い心の持ち主の私を寛大に見守って頂きたい。

この事実は、体の中に脈々と受け継がれている遺伝子の叫びのようにも聞こえる。
「神様、仏様」
そうつぶやいた直後に解決法がふっと浮かぶことがある。

「神は死んだ」
ドイツの哲学者ニーチェは伝統的な道徳や宗教を「神は死んだ」と否定した。「魔女狩り」や「地球は自転している」と認めない古い権威で凝り固まった宗教にとらわれない考え、自由で創造的な生き方をすることで人間の幸せは実現するのではないかと論じている。

がんじがらめのルールに縛られた生活を捨てて、自分の価値観を創造する。それこそが生きるということではないかと彼は論じていた。

天才的な頭脳を持ったニーチェの晩年は悲惨そのもの。精神的な病、その後55歳で肺炎になり亡くなった。梅毒によるものだったという説もある。

そんなニヒリズムのニーチェの幸せ論は

💕幸せの源は喜び。他人を喜ばせることで、自分自身を喜ばせることができる。これこそ幸せである

💕従来の権威ある価値観から自由に解き放され、自分の価値観を創造して、それに従って人生を歩むことが幸せである

💕自分の体の声に耳を傾け、現実を生きることが大切である

以前、ネット論者が、幸せとは何か?の回答の中で、幸せには短期と長期の二種類がある。
短期は、例えば、孫に小遣いをあげた時、一時的に喜ぶがそれは一瞬で消滅する。長期の喜びは楽しさが長期に続く趣味のようなもの。
マラソンで例えれば、毎日走ることで健康な体が作れる。これは長期的な喜び。走っている最中に、とてもハイになる瞬間が時々生じる。これが瞬間的な喜びであり、幸せだといえる。

このように幸せといってもそれぞれ異なる。

ギリシャのソクラテスの名言

☑️富のある人間とは欲のない人間のことである。無欲とは自然の富である

☑️最も自由な人とは欲望のない人。いかに欲望をコントロールできるか?

欲望とは金欲、物欲、食欲、性欲。
この中で、欲を満たそうと思えばお金が必須。つまり金欲が一番にランキング入り。

この話は哲学を指導する父が茶を飲みながら話してくれた。

「じゃ、どうしたらいいのか? 簡単さ」
父は話を続けた。
「欲を断ち切ればいいのさ。日本には「足るを知る」という言葉がある。老子の言葉だが、正式には「足るを知るものは富む」
人間の欲には限りがない。ついどんどん欲の皮が厚くなってしまう。でも、自分の器の大きさを知り、満足できれば、心が富んで幸せな気持ちになる。今の状況に満足し、感謝することで、心の平安が保たれる。これが長期的な幸せにつながるのではないか。
父の深い言葉に私は教えられた。

遊びで学ぶお金のコントロール

私は以前、海外の旅の楽しみの一つとして、その期間に使う金銭の計画を事前にして、行き先の紙幣の交換を極力少なくし、帰国の際の空港で持ち金ゼロにするというゲーム的な遊びをしていた。するとたとえパリでも無駄遣いはしない習慣が確立した。
しかもホテルをよく観察し、いいところは帰国後に自宅に取り入れた。

その際、ヨーロッパ式のシンプルでセンスのよい暮らしをしっかり見届けることができた。

幸せはふんだんにお金を使えることではない。自分に必要な分だけあれば、十分に幸せになれる。

お金がなくても自分に合う趣味は必ずある。お金が十分でなくても美味しいものは作れる。あるふりをしなくても友人関係は続けれれる。心と心の共感は相手に寄り添うことで可能になる。

お金は血液のように流す

お金をたくさん溜め込むのではなく、血液を体内でさらさらと巡回させるようにすれば、必ず健康になれるはず。

宇宙から離れてしまいましたが、
太陽をぐるぐる回る地球のように、つかず離れず、継続していれば、幸せな未来が待っているはず。

人類は奇跡の存在


宇宙を見ると無数の星が輝いている。その数えられない星の一つ
として地球が生まれ、やがて、今の姿になった。

AIに地球の年齢を聞いたところ、約46億年前に生まれたと答えてくれた。46歳でなく、46億年。約41億年前に海と陸に分かれ、約35億年前に生命が誕生した。そして、約6億年前に多細胞生物が出現し、5度も消滅の危機を繰り返しながら、約700万年前にやっと猿人が生まれた。

人類は奇跡の存在ともいえる。広い広い宇宙の中にひょっこりと地球が生まれ、何億年かけて、海が出現し、やがてプランクトンなどの生物が生まれ、育ち、進化していき、やがて人類が登場したのだから。

まさに人間は最近の出現。それが偉そうに地球を闊歩している。
しかし、それだって、いつ6度目の消滅の危機が来るかわからない。そして、地球がいつ消滅するのかもわからない。

ハレー彗星が地球にやってくる

1910年、ハレー彗星が地球に飛んでくるというニュースで世界中が混乱の渦に巻き込まれたことがあった。笑い話になっているが、どうせ死ぬなら、好きなバナナを存分に食べたいと食べ過ぎて死んだ人や、自殺者も多数出たという。

人間は幸せになりたいといいながら、欲望の塊で戦争をしたり、争いを繰り返している。

欲望を持たなければ幸せになるはず。
でも、人間は欲を捨てきれない。矛盾している。

幸せになりたければ欲を持たない。でも、欲を全く消してしまうと生きる欲も消えてしまうような気もする。
だから、やはり、ほどほどの欲、希望や他人を幸せにしたいという欲を持つ。足るを知るより、少し積極的な考え。

価値観は様々。どうか皆様もご自分の幸せはどんなものかをぜひ考えてみてください。

幸せなど考えなくても十分幸せと言い切れる人は本当に幸せです。

今年の父の日は6月15日。ぜひこのチャンスを生かし、お礼の心を形でしませんか。

💑感謝をこめて!


💑疲れをとるためにいかがですか。