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AI+パソコン絵画とは?

パソコン絵画の魅力

パソコン絵画はコンピューターを使って描くデジタルアート。そして、急速に台頭してきたAIを活用する最新のクリエイティブな世界をMs.Distel、本名は山田みち子がブログで試行錯誤していきます。

Windows95出現

およそ30年前、Windows95がこの世に出現した時、旧来のコンピューター市場に革命が起こりました。しかし、一般の人には何がどう変化したのか?全く理解できませんでした。

大きな変化の一つ。これまでのコンピューターをハードとソフトに分けたことです。Windowsという基本ベースシステム上で様々なソフトが動くことでした。

私がWindows95に深い興味を持ったのは、絵を描くことができるという一点でした。それまでのワープロでもできましたが、全く異なる世界の出現でした。

それまで経験してきた絵を描く道具での絵画。クレヨン画、パステル画、水彩画、アクリル画、版画、油彩画。これらがすべて可能だということでした。

しかし、長年続けてきた油彩画の世界はどうも違うなと感じました。立体感、迫力感、油彩を愛し、制作した経験から、どうしてもなじむことができませんでした。やっぱり本物はいい。実際にそこに存在する油彩画は別格でした。

でも、油彩画を描く前のお試し、つまり色の配置や構図を考える手段としてならどうだろうか?

そんな軽い思いでコンピューターの操作を30年前に始めました。1995年の秋からです(それ以前のパソコンは全て処分しました)

AIの登場

2025年の今、コンピュータはものすごい進化をしています。画像ソフトもすさまじい勢いで進歩発展をしています。
わからないことを検索するとたちまちAIが答えを出してくれます。時々まだテスト中などという回答もありますが(😅)。

コンピューター、Windows、そしてAIと、どんどん新しい世界になっていく中で、人類は果たして楽になっていくのでしょうか?ブログも人が読みやすく、検索しやすい文章をAIが書いてくれます。これから、新聞や雑誌、卒業論文などまでもAIが作成する世界になったら? なんだか恐ろしくなってきます。

絵ももちろん描いてくれます。しかも、ゴッホ風とかだけでなく、どこかの知らないアーティスト流の描き方まで提案してくれます。親切すぎのAIです。

クリエイティブとは?

AIに勝てるのはクリエイティブだけという記事を読んだことがあります。

そうかな?と思います。

例えば農作物。AIはお天気情報などを教えてくれますが、野菜を育てる作業は必ず人間の手や頭がなければ収穫できません。

介護の世界もそうです。ロボットがどんな力をもっていても、人間が指示しないとその力は発揮できません。

絵もそうです。様々な文章(プロンプト)で指示しても、なかなか思うような絵にはなりません。それどころか、とんでもない画像が出現します。だから面白いという人もいます。

一方、デジタルアートは認めない。コンピューター、ましてAIが描くなんて、とんでもない。ルール違反、絶対反対!

でもですね。私はAIが描いてもいいのではないかと思います。
私は長年、絵を描くうえで構図を一番重要視してきました。
まず構図ありき。その考えはどんなに道具が変化しても変わりませんでした。

そして、今、私のチャレンジは今まで描いてきた何万枚もの絵をもとにAIで完成させたいということです。
下絵はデータとして保管してあります。デジタル画像ですから。

正直、AIの出現で「なんじゃこら」と思い、しばし、休息の時間を取りました。あまりにすごい変化に心が追い付かなかったせいです。散々苦労して描いた絵が。なんの修練もない人がブログに会議中のすばらしい絵を掲載していたりするのを見て、価値がないと絶望感に襲われたからです。

でも、実際にトライして、それが自分の思っていた方向とは異なることに気が付きました。

プロンプト、つまり指示する言葉ではなかなか思うような絵にならない。つまり、自分の心にあるクリエイティブな世界を表現することは実に難しいことに気がつきました。

それよりも、自分のこれまで描いてきた絵を元にして、もちろん、構図優先の作品に、ちょっと味加減程度のプロンプトを入れるだけで、思っていた絵が完成する。これってとっても素敵なことではないだろうか。そんなことを確信しました。

AIを敵視しないで友達になればいい

これは実は掃除ロボットが教えてくれたのです。

家をシンプルに整理し、すっきりした家をロボット掃除機がスイスイと走る。

これを知り合いに話すと、
とんでもない。ロボットは隅々まで掃除しないし、すぐどこかで止まってしまうじゃないの。

必ず否定的な答えが返ってくる。

実際に使ってないからかもしれない。または、使用して、自分の住まいには合わないと体験しての答えかもしれないが。

しかし、私はロボット掃除機が大好き。まずロボットに任せる前に大まかなゴミをシートや雑巾でふき取り、自分の目できれいだなと80%位の確認をしてから、ロボット掃除機を走らせる。私はその間、窓やベランダやお風呂にトイレなど、人間でないとちょっと面倒なところを掃除し、最後に時間を合わせて終了する。

絵も同じ。80%の手を加えて、残りをAIに任せる。

何事も否定することから始めないで、どうしたら共存できるかと考えると、これからの世の中を生きていけるのではないか。進歩しつつあるAIに合わせて、私の思考も進化させようと努力している最中です。

そんなことを考えているMs.Distel、元山田みち子です。

これからのブログを楽しみにしてね。