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令和大嘗営の参観写真

2019年11月14日~15日に行われた令和の大嘗祭。30年ぶりの大設営。庶民にも一般参観の機会が得られた。その長い行列の隙間から覗いた大嘗営の様子を綴る特別な一日を写真と共にお届けします。

令和という新しい時代の始まりを祝う大嘗祭(だいじょうさい)、この歴史的な瞬間に遠くからでも立ち会い、同じ空気を感じ取りたかった。同じ想いの人々は約80万人だったことが後に宮内庁から発表された。

そんな多くの参加者の行列での頭越しの写真でしたが、天皇陛下が国民のために祈りを捧げる場が、こうして一般公開されることに、日本の皇室のあり方、国民との関係性を深く考えさせられた。NHKのホームページのように多額の予算で作成されたものではなく、一般庶民の小さな心のメッセージとしてのブログを残したいと願った。

大嘗宮一般参観 令和元年12月1日

大嘗宮一般参観の中で見つけた皇居の息吹

新しく設営された大嘗宮

大嘗宮は、古来からの伝統的な技術を守る重要な建物です。宮内庁は経費削減の工夫を重ねながら、伝統的な様式を維持した。しかし、予算や期間、職人不足などの諸問題を考慮し、従来の茅葺から板葺へと変更された。

経費削減や工期短縮のため屋根を茅葺きから板葺きに変更

伝統を守りつつも、今の時代に合わせて柔軟に対応しているんですね。新しい皇室の在り方に深く感銘しながら、シャッターを押しました。

新しく設営された大嘗宮
photo by Ma.Soutan

写真術:行列の中での撮り方

Mr.Soutan:上手に撮るコツ

①行列の中では、主体にスポット
②一般人の肖像権の適用の件
③公共の場での撮影も気をつける

①行列の中では、主体にスポット

長い行列の頭越しに撮るのは至難の技。スマホやタブレットで撮る人も多い中、愛用のカメラで撮影。腕と首がとても疲れた。

行列には必ずターゲットがあり、多くの人がそれにカメラを向けている。その際、周囲の人にカメラが当たらないよう配慮しながら、画面に入り込む人は、顔でなく、後ろ姿を撮ることが大切。

☘️広々とした皇居外苑にあふれるほどの人波がある中、皆、列を乱さず粛々と皇居入口の坂下門に向っていた。

行列の中では、ターゲットが同じ
photo by Ma.Soutan

②一般人の肖像権の適用の件

最近は、ネットでの著作権や肖像権が問題になっている。裁判とまではいかなくても、注意は必要です。記念写真の流出や風景写真の写り込みにも気をつけたいものです。

有名人でない限り、肖像権は発生しないが、できるだけ、個人が特定できるような撮り方を避ける必要がある。特に海外での撮影は、その場で金銭を要求されることがあるので注意が必要です。

一般人の肖像権の適用の件
photo by Ma.Soutan

笑顔がすてきな警備員さん

誉め言葉なら訴えられることが少ない。ただ悪口などは名誉棄損になるので、文章に注意しましょう。

☘️昔の「おいこら」のお巡りさんの時代とは全く異なり、思わず「サインちょうだい」と言いたくなりそう。

笑顔がすてきな警備員さん
photo by Ma.Soutan

③公共の場での撮影も気をつける

皇居の警備員さんは「皇宮護衛官」。天皇・皇后陛下、皇居や赤坂御用地を警備する国家公務員。一般の警察官ではないそうです。

公共の場で普通に撮影している際は問題にならないが、スマホでの隠し撮りや夜に暗いところでの撮影は周囲の人に不安を与えるので出来るだけ撮らないことが重要。特に、望遠レンズで個人を狙い撃ちしないこと、室内での隠しカメラもご法度です。

大嘗宮参観の行列の中

新しい年、令和に期待をこめて

自然の木々の中をゆっくりと進む。

☘️当日は乾通りも参観可能だったので、乾通りの花を付けたフユザクラ・紅葉したカエデや乾濠等も見ることが出来た。

新しい年、令和に期待をこめて
photo by Ma.Soutan

特別な日の特別な想い

案内板もていねいに表示されている。

特別な日の特別な想い
photo by Ma.Soutan

☘️案内板に従い乾通りから西桔橋門を入ると、巨大な江戸城の天守台の石垣が眼前に立ちはだかる。江戸城の壮大さが想像される。

江戸城の石垣

江戸城の石垣
photo by Ma.Soutan

加賀藩前田家が築造した天守台石垣

加賀藩前田家が築造した天守台石垣
photo by Ma.Soutan

前田家の財力、経験、技術の結集

前田家の財力、経験、技術の結集
photo by Ma.Soutan

大嘗祭の歴史と意義

大嘗祭の歴史と意義
photo by Ma.Soutan

大嘗祭の 歴史

奈良時代以前から続いている大嘗祭は、日本の天皇が皇位継承に際して、即位後初めて行う重要な宮中祭祀。毎年行われる新嘗祭(にいなめさい)をより大規模にしたもので、天皇が一生に一度だけ執り行う儀式です。

大嘗祭の 目的と意義

神々への感謝と祈り

天皇が、その年の新穀(新しく収穫された米)を皇祖神である天照大神をはじめとする天神地祇に供え、収穫の感謝を捧げる。同時に、国家の平和と国民の繁栄豊かな実りへの祈りを捧げる。

天皇の「即位」の完成

天皇が皇位を継承し、さらに神道の祭主として、また国の象徴としての役割を確立する重要な儀式です。

下記の画像はNHKホームページにリンクしているため、画像をクリックするとNHKのページへと飛びます。

 天皇の「即位」の完成とNHKホームページへのリンク画面
NHKホームページ掲載photo

天皇が国家と国民のために祈る姿は、国民に共感と安心感を与え、国民統合の象徴としての天皇の役割を再確認できる。

 国民との精神的な繋がり
photo by Ma.Soutan
国民の間に共通の連帯感や安心感をもたらす役割
photo by Ma.Soutan

現代でも行われるのはなぜか?

天皇が国民の代表として神々に祈りを捧げることで、国民の間に共通の連帯感や安心感をもたらす役割を担っている。

大嘗祭は、皇室が古くから受け継いできた最も重要な祭祀の一つであり、皇室の伝統と文化の核心である。
大嘗祭で国民が天皇の即位を祝うとともに、国家の安寧を願う機会を提供し、国民の間に一体感を醸成する効果がある。

高い費用をかけて行う価値は?

高い費用をかけて行う価値は?
photo by Ma.Soutan

大嘗祭は日本の長い歴史と文化、そして皇室の伝統を現代に伝える重要な機会。千年以上続く祭祀を継承することで、国民が自国の歴史やアイデンティティを再認識するきっかけとなるはず。

大嘗祭は、その形式や内容が古式ゆかしく、他の国には見られない独特な宮中祭祀。このような伝統的な儀式を継承していくことは、日本の無形文化財として大きな価値がある。

日本の無形文化財として大きな価値
photo by Ma.Soutan

令和の大嘗宮の再利用

令和の大嘗祭で造営された宮は、儀式後、取り壊されます。大嘗宮は、一世一代の仮殿として、短期間で造殿され、儀式後に取り壊されることが定められています。

しかし、令和の大嘗祭では、大嘗宮の再利用や資材の有効活用が進められた。

大嘗宮の資材の再利用

令和の大嘗祭では、建設リサイクル法の趣旨に沿って、解体された木材などがバイオマス発電の燃料として再利用された。これは、資材を単に廃棄するのではなく、新たな形で有効活用しようとする取り組みの一環です。

経費節減と工夫

宮の建設では、屋根を茅葺きから板葺きに変更するなど、経費削減や工期短縮のための工夫も行われた。また、一部の施設は鉄筋コンクリート造にするなど、合理化が図られた。

「え、そこまで工夫してたんだ!」って、正直びっくり。堅実に、でも最大限にって感じですね。

一般公開を通じた理解促進

大嘗宮の建設中も皇居東御苑を休園せず、工事の様子を一般公開し、さらに、大嘗祭終了後も大嘗宮が一般公開され、多くの人々が参観できるようにした。これは、国民に大嘗祭への理解を深めてもらうための取り組みとされている。

このように、令和の大嘗祭では、伝統を踏まえつつも、環境への配慮や資材の有効活用、そして国民への開かれた姿勢が重視された。 一般参観人数は約80万人ですが、テレビやネットでの認知度も高く、皇室の存在価値を高めたといえる。

参観した感想

☘️江戸時代からの長い歴史を感じることのできる荘厳な風景の中で、なんだか心が洗われるような気がした。

皇居の荘厳な風景
photo by Ma.Soutan

☘️皇居の広さは、東京ドーム約25個分。宮内庁の公式発表によると皇居の総面積は約115万平方メートル(1150000㎡)。まさに東京のオアシスです。

参観した感想1東京のオアシス
photo by Ma.Soutan

☘️美しく整備された広い道と青い空が印象的な皇居の中で、徳川家康が願った平和への希求が、天皇の志でもあったということが、しっかり理解できた一日でした。

参観した感想2徳川家康や天皇が願った平和への希求
photo by Ma.Soutan

国民との精神的な繋がり

大嘗宮という言葉の重みが心に残る一日

出掛ける時は写真を沢山撮ろうと意気込んでいましたが、いざ行列の中に入ると、頭越しにしか撮影できないという現実。構図が曲がってしまっても、とにかく頑張って撮り続けました。

Copyright © 2025 took the photos by Mr.Soutan. All Rights Reserved.

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大山千枚田の魅力を撮る

千葉県鴨川市にある大山千枚田は、東京から一番近い棚田。約375枚の大小様々な田んぼが、まるで階段のように連なる景観は圧巻。日本の原風景を眺め、幸せ気分を味わってください。

大山千枚田の歴史

大山千枚田の歴史は古く、室町時代頃から始まったともいわれています。江戸時代には徳川家康の時代に年貢米が納められていたという記録もあり、地域の重要な農業拠点でもあったようです。

大山千枚田の歴史
photo by Mr.Soutan

日本で唯一「天水田」の謎

天水田(てんすいでん)とは、水の原水が河川や湧水、ため池などではなく、降ってくる雨水のみを水源として稲作を行う田んぼのことです。

一般的に、棚田は、山の斜面を流れる沢の水や、谷筋に湧き出る湧水、あるいはそれらの水を貯めたため池から水路を引いて水を供給している。これは安定した水の供給が稲作に重要だから。

ところが、大山千枚田は雨水のみを水源とする天水田天水田は大山千枚田が持つかけがえのない価値であり、生態系や景観の保全の面でも重要な意味を持っているといえる。

では、なぜ「日本で唯一」と称されるほど珍しい存在なのか?その理由を掘り下げてみた。

水源となる河川や湧水が極めて少ない

嶺岡山地の比較的標高の高い位置に存在。この立地では、一般的な棚田のように大規模な河川から水路を引くことが難しい。また、水を豊富に供給できる大きな湧水も少ない。そのため、他の水源に頼れない。

②粘土質の土壌(蛇紋岩)の高い保水性

マントルのかけらが水を取り込んで新しい鉱物に変化。それが蛇紋岩。蛇紋岩は、水を含むことで柔らかくなりやすい性質があり、さらに風化すると非常に粘り気の強い粘土質の土壌へと変化する。この土壌は、水を非常に良く保持する能力、即ち保水性がとても高い。

だから、雨水が土壌にしっかりと蓄えられ、天水田として稲作を行うことができる。

棚田の形と規模

大小375枚の田んぼが階段状に連なる大山千枚田は、それぞれの田んぼが雨水を効率的に受け止め、上段の田んぼから下段の田んぼへと順番に水が供給される構造になっている。

雨水が上から下へと順番に流れる仕組み

雨水が上から下へと順番に流れるような仕組み
photo by Mr.Soutan

大山千枚田の背景は嶺岡山地

大山千枚田の背景の山々は、房総半島を東西に走る嶺岡山地。標高はそれほど高くないが、かつては火山活動やプレートの動きによって形成された複雑な地質。大山千枚田の基盤となる蛇紋岩の土壌もこの山地の代表的な特徴です。

嶺岡山地の起伏のある地形と、その斜面に広がる棚田が一体となって作り出された美しい風景

嶺岡山地の起伏のある地形と、その斜面に広がる棚田が一体となって作り出された美しい風景
photo by Mr.Soutan

大山千枚田はいつから?

大山千枚田はその起源が非常に古い

棚田自体は、日本の歴史の中で古くから存在。古墳時代には既に出現していたらしい。棚田という言葉が文字で確認できる最も古い文書は、室町時代(1406年)に作成されて、高野山に現存する。

大山千枚田がいつから存在していたかは不明。しかし、「嶺岡山地に広がる蛇紋岩由来の棚田の起源は室町時代まで遡る」という文書の記述から想像すると、室町時代には既に棚田としての原型が存在していたのではないだろうか。

大山千枚田はその起源が非常に古い
photo by Mr.Soutan

写真術:風景の撮り方

Mr.Soutan:3つの基本構図

① 透視図法
② 黄金比分割
③ 3分割構図

天皇陛下の和歌

平成22年(2010年)9月18日、天皇皇后両陛下(当時)は大山千枚田をご視察。この時、陛下が彼岸花が咲き誇る美しい風景をご覧になり、お詠みになられた和歌。

咲き競ふ 赤き彼岸花 いと美しく 照り映ゆる 郷の棚田に

この和歌は、彼岸花が棚田の畔(あぜ)に沿って競い合うように咲き誇るその赤い色が、里の棚田に美しく照り映えている様子を詠まれたもの。稲穂の緑と彼岸花の赤のコントラスト、そして水面に映る光景などが、日本の原風景として、陛下の心に深く刻まれて、それが優雅な和歌になったともいえる。

岩に刻まれている天皇陛下の和歌

岩に刻まれている天皇陛下の和歌
photo by Mr.Soutan

ご視察の記念石碑

透視図法。下記の写真はまさに3点透視図法。
文字が読みやすい独特な構図。

ご視察の記念石碑
photo by Mr.Soutan

美しき彼岸花

彼岸花の別名は曼珠沙華。天上の花を意味する仏教用語。しかし、一方では、不吉なイメージがある。例えば、「彼岸花は家に持ち込むと火事になる」とか、「彼岸花を摘むと手が腐る」とか、幼い頃に散々聞かされた。それでなんとなく、彼岸花から遠ざかっていたような気がする。こんなにも美しい花なのに。

美しき彼岸花
photo by Mr.Soutan

彼岸花の存在する理由

赤と緑の美しいコントラスト

彼岸花には田んぼを守るという役目がある。
photo by Mr.Soutan

真っ赤な絨毯のような彼岸花

真っ赤に田んぼを縁取る彼岸花
photo by Mr.Soutan

①観光のため

大山千枚田の彼岸花(曼珠沙華)が棚田に咲く光景は、秋の棚田の風物詩。観光客やカメラマンが訪れる最大の目的の一つ。

赤い彼岸花が並んでいる様子を2点透視図法を意識して撮影。奥行き感と躍動感を表現。

観光客やカメラマンを招く彼岸花
photo by Mr.Soutan

②田んぼを維持するため

  • モグラやネズミなどの忌避
    彼岸花の球根には「リコリン」という毒性の強い成分が含まれている。この毒が、モグラやネズミ、イノシシなどの獣が田んぼを荒らすのを防ぐ効果がある。畦(あぜ)道に沿って植えてあるには、これらの動物が田んぼに侵入するのを抑制する目的。
  • 土壌流出の防止(畦の補強)
    彼岸花は根張りがしっかりしているので、畦の土が雨によって流されたり、崩れたりするのを防ぐ役割も持っている。急斜面に作られた棚田の畦は特に崩れやすいため、植物の根で補強することはとても大切。
  • 目印・区画表示
    棚田のように細かく区画された場所では、昔は田んぼの境界線を示す目印としても使われていた。

田んぼを守るように畦道に沿って並ぶ

畦道にそって彼岸花が並んでいる
photo by Mr.Soutan

整然と並ぶ田んぼを縁取る

整然と並ぶ田んぼを縁取る
photo by Mr.Soutan

現在における問題点

昭和中期以降の減反政策や農業の担い手不足、高齢化などにより、多くの棚田が耕作放棄される危機に直面。

担い手不足と高齢化

農業に従事する若者が減少。棚田を維持管理する高齢化が急速に進行中。これが棚田の維持管理における最も大きな課題の一つ。

耕作放棄地の増加

担い手不足により、耕作放棄地が増加。耕作放棄は景観の悪化だけでなく、生態系の破壊や土砂災害のリスクを高める。

維持管理の労力とコスト

棚田は傾斜地にあり、一枚一枚が小さい。そのため、機械化が難しく、手作業での維持管理に多大な労力とコストがかかる。

維持管理の労力とコスト
photo by Mr.Soutan

イノシシなどの獣害

イノシシによる農作物への被害も深刻な問題となっている。

イノシシによる農作物への被害も深刻な問題となっている
photo by Mr.Soutan

解決への道

これらの問題に対し、地元のNPO法人「大山千枚田保存会」や地域住民、都市住民ボランティアなどが連携し、棚田オーナー制度やイベント開催、獣害対策など様々な取り組みを行っている。地元のNPO団体や住民が協力して棚田の保全活動を行っており、都市住民との交流イベントなども活発に実施されている。

秋の収穫祭の案山子コンテスト

都市住民との交流イベント
photo by Mr.Soutan

田んぼを守る赤毛のアン。三分割構図を少し意識して撮影。ピンクの三つ編みヘヤーがかわいい。

下記の彼岸花は黄金分割を意識して撮影。

彼岸花の花言葉は「情熱」「独立」

photo by Mr.Soutan

日本唯一の天水田、そして、稲穂の緑と彼岸花の赤のコントラスト。すっかり魅了されて撮影。いい写真旅ができた。天皇陛下のように和歌を一句とはいかないが、写真を沢山撮ることができた。
構図は透視図法、黄金分割、3分割構図を頭の隅に置き、まず感動してからカメラを向ける。
感動・構図・光。どれも大切な要素です。

Copyright © 2025 took the photos by Mr.Soutan. All Rights Reserved.

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美しい皇居を写真で散歩

歴史的な橋、美しい濠、そして荘厳な建物を写真でご案内

東京駅からスタートして、皇居の豊かな自然と歴史的な建造物を巡る小さな旅を写真とエッセイでお送りします。

東京駅からルートご案内

2024年に美しく蘇った東京駅

2024年:美しく蘇った東京駅
photo by Mr. Soutan

東京駅(丸の内側)からスタート

東京駅(丸の内)からスタート
photo by Mr. Soutan

※東京駅から皇居まで徒歩約15分の道のり

写真術:風景の撮り方

Mr.Soutan:基本構図「透視図法」

① 1点透視図法:画面に消失点が1つ
② 2点透視図法:画面に消失点が2つ
③ 3点透視図法:画面に消失点が3つ

① 1点透視図法:画面に消失点が1つ

消失点が1つだけ画面に存在。そこに向かって線が収束していくように見える構図。真正面から見た道、線路、並木道、奥行きのある建物など。
安定感・静寂感・奥行き感を表現できる。

行幸通り( 1点透視図法)

行幸通り( 1点透視図法で奥行き感)
photo by Mr. Soutan

散策ルートをご案内(写真付)

皇居外苑の桔梗門の前で9時整理券配布、9:30入場、300名定員。(8:30頃までに列に並ぶと入場出来る)

窓明館で約30分ほど説明やトイレなどで過ごし、10時頃から皇居内の参観スタート。

始めに富士見櫓を眺めながら進み、天皇一家が過ごす新宮殿の長和殿を見学。次に二重橋皇居正門伏見櫓を写真をとりながらゆっくり歩き、再び新宮殿を見学。最後に富士見櫓を通り、桔梗門に11時15分に到着、解散。約75分の短い散策でした。

皇居参観スタート

富士見櫓

富士見櫓は、かつて江戸城内で最も高い建物の一つで、その名の通り、かつては富士山を望むことができたと言われています。

富士見櫓
photo by Mr. Soutan

長和殿

一般参賀の時に天皇や皇族がこの長和殿のベランダに立ってご挨拶する。南北163メートル。謁見、記者会見、レセプションなど多目的に活用されている。

長和殿
photo by Mr. Soutan

二重橋

正門にかかる二つの橋が重なって見えることから名付けられた『二重橋』。手前の石造りの橋と奥の鉄製の橋が織りなす風景は、まさに圧巻。東京駅から歩いてきて感動する最初の橋。

二重橋
photo by Mr. Soutan

正門鉄橋より正門石橋を望む

皇居前広場から正門を通って、宮殿に至る濠に二つの橋が架かっている。その正門鉄橋から正門石橋を撮影。高いビルがなかったら富士山が見えただろうと想像してしまった。

正門鉄橋より正門石橋を望む
photo by Mr. Soutan

大手門

城の正面に位置する門。敵を追い詰める方向を示す「追手」という字を使って追手門とも記載する。城を攻められて、立てこもる作戦の時にこの大手門の場所に敵を寄せ付けて先頭を集中させるための場所。実際には一度も使われたことがなかった。

大手門
photo by Mr. Soutan

② 2点透視図法:画面に消失点が2つ

消失点が画面の中に2つ存在。水平方向の線がそれぞれの消失点に向かって収束するように見える構図。建物の角を斜めから見た場合に生じる。
下記の桔梗門は2点透視図法を意識して撮影。
広がりや安定感、さらに躍動感も表現できる。

桔梗門(2点透視図法)

松の緑の中に佇む桔梗門は、通常は出入りできないが、皇居勤労奉仕と一般参観者の通用門として利用されている。

桔梗門(2点透視図法)
photo by Mr. Soutan

③ 3点透視図法:画面に消失点が3つ

消失点が画面の中に3つ存在。水平方向と垂直方向の線がそれぞれの消失点に向かって収束するように構図。
強い遠近感とダイナミックで、インパクトがある表現が可能。建物の高さを強調できる。

伏見櫓( 3点透視図法)

皇居西の丸にそびえる伏見櫓は、かつての城の面影を今に伝える貴重な建造物。二重の屋根がとても美しい。

伏見櫓( 3点透視図法)
photo by Mr. Soutan

天守閣跡

本丸跡には、かつて壮大な天守閣がそびえ立っていた。1657年の明暦の大火で消失。その時、徳川幕府は江戸市街の復興を優先したため、天守閣の再建は断念。以後、現在まで石垣のみが残っている。天守閣建設の声もあるが、財政的な面、歴史的考慮などから再建の実現は難しい。

天守閣跡
photo by Mr. Soutan

本丸跡

1860年に造営された本丸御殿は1863年に焼失。以後、再建されることなく今に至っている。(約260年間の江戸時代に本丸はなんと5回も焼失した)

本丸跡
photo by Mr. Soutan

富士見櫓( 3点透視図法)

江戸城の遺構、富士見櫓は、かつて江戸城内で最も高い建物の一つ。その名の通り、かつては富士山を望むことができたと言われている。もちろん、現在は見えませんが。(残念)

富士見櫓( 3点透視図法)
photo by Mr. Soutan

その他の歴史的な橋

桜田門

正式名称は外桜田門。江戸城の城門の中でも特に大きな桝形門。1961年には国の重要文化財に指定された。
1860年(安政7年)に大老・井伊直弼が暗殺された「桜田門外の変」は有名です。

現在は皇居外苑のランニングコースの起点として大いに盛り上がっています。

桜田門
photo by Mr. Soutan

乾門(いぬいもん)

旧西の丸の裏門に位置する。皇居の北西:乾(いぬい)の方角にあることが名前の由来。明治時代に京都風のデザインで造られた。

春と秋の特定の期間に一般公開され、乾濠や蓮池濠沿いの美しい景色を楽しむことができます。特に桜や紅葉の時期は多くの人が訪れます。

乾門(いぬいもん)
photo by Mr. Soutan

半蔵門

江戸城の西側に位置し、甲州街道に続く重要な門。徳川家康の伊賀越えで功績のあった服部半蔵の屋敷が近くにあったので、この名がついたと言われている。静かで、落ち着いた雰囲気の門。

半蔵門
photo by Mr. Soutan

美しい濠

皇居を囲む堀は、かつての江戸城の名残であり、美しい水面は都会の喧騒を忘れさせてくれます。春には桜が咲き誇り、秋には紅葉が水面に映り込みます。

江戸時代は玉川上水からの供給があった濠が現在は途絶えてしまったため、雨水に頼っているだけ。その結果、水質が悪化。現在、東京都や国は、水環境改善に取り組んでいるという。

大手濠

江戸城の正面である大手門の前に広がる大きな濠。江戸時代は江戸城への重要な水上交通路としての重要な役割を果たしていた。

大手濠
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平川濠

江戸城の北側に位置する濠で、平川門に面している。平川門は江戸城の本丸の大奥や天守閣に近い場所に通じていた裏門の一つ。

平川濠
photo by Mr. Soutan

半蔵濠

半蔵門の南側に広がる濠。千鳥ヶ淵と繋がっていて、桜の時期には美しい景観を楽しめる。散策路も歩き易い。

半蔵濠
photo by Mr. Soutan

桔梗濠

桜田門(内桜田門)の前に広がる濠。太田道灌ゆかりの瓦に施された家紋「桔梗」にちなんで名付けられたといわれる。

桔梗濠
photo by Mr. Soutan

濠と堀の違い

★濠は城郭の周りに作られた水堀。水が張られている溝。
★堀は地面を掘って作った溝。水が張られてなくてもOK。

皇居散策の旅での感想

事前に皇居に電話し、一般参観の手続きを尋ねた。
9時整理券配布、9:30入場、300名定員。なので皇居外苑桔梗門の前に8:30頃までに来れば入場出来るとの返答を得た。

当日、8:15分頃現地に到着、8:20分行列に加わる。その時の行列の人数は50名。しかし、9時には皇居外苑に長蛇の列。

予定通り9時に整理券が配布された。圧倒的に外国人が多く日本人は少ない。しかも、整理券を配布する人は、数カ国語の外国語で呼びかけていたため、ここが日本ではないような気分になった。日本人の参加者は少ないため、日本人への対応者はたった1人という寂しさ。ちょっと残念。こんなに素敵な場所なのに。

皇居散策は圧倒的に外国人観光客が多い

皇居はとても素敵な都会のオアシス。その風景を撮影するときに透視図法をちょっとだけ意識して撮ることで、さらに素敵な写真になります。
ぜひ、ご自分で気に入った写真を撮影し、スマホの待ち受け画面にしてください。人生がさらに楽しくなりますよ。

二重橋の前にはいつも観光客がいる

二重橋の前にはいつも観光客がいる
photo by Mr. Soutan

皇居の門や濠、建物は、江戸城の歴史を今に伝える貴重な遺構。そして、皇居周辺の豊かな自然と歴史的な景観を形成している。特に桜や紅葉の季節には、多くの人々が訪れ、その美しさを愛でている。
じっくり探索した後で、また行きたくなる都会の素敵なオアシス。安らぎの場であり、歴史の足跡を想いながら、写真を撮ることは幸せです。

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バラの美を写真で撮る

バラには人間を引き付ける魅力が沢山あります。色・形・香り、そして人間と共に歩んだ長い歴史。そんなバラの魅力を写真で再現。皆様に楽しんで頂けたら幸いです。

バラの歴史

バラの歴史は古い。以前クレタ島に旅した時、壁画にも刻まれていた。外見の美しさだけでなく、香りも魅惑的なために、クレオパトラにも深く愛された。中世になるとイギリスで薔薇戦争が勃発。王位継承をめぐっての赤バラランカスター家白バラヨーク家の争い。終結後、赤バラと白バラを組み合わせて紋章にした。それがきっかけでバラはイギリスの国花の一つになった。そんな世界中で愛されるバラを撮影。ぜひご覧ください。

薔薇戦争1455 年~1485年)主な原因:イングランド王位の継承権を巡るランカスター家とヨーク家の対立。ヘンリー7世になって終結。平和締結の祈りを込めてバラの紋章が作成された。

バラの生育区分

生育によっておおまかに分類されるバラ

木立性(ブッシュ・ローズ)

バラが支柱なしで自立して育つタイプ

01 グラハム・トーマス

グラハム・トーマス
photo by Mr.Soutan

02 メアリー・レノックス

メアリー・レノックス
photo by Mr.Soutan

つる性(クライミング・ローズ)

枝が長く伸びてツル状になるタイプ

03 マリー・ヘンリエッテ

つる性(クライミング・ローズ)
マリー・ヘンリエッテ
photo by Mr.Soutan

つるバラがフェンスや門に咲いているのを見ると感激

シュラブ(半つる性、低木性)

木立性バラとつるバラの中間タイプ

04 メアリー・ローズ

シュラブ(半つる性、低木性)
メアリー・ローズ
photo by Mr.Soutan

また咲き方から一季咲き四季咲きなどにも区分できる。

写真術:バラの上手な撮り方

Mr.Soutan:花を撮るコツ

①構図:黄金比を活用
②光:自然光を生かす
③視点:高さを意識する

①構図:黄金比を活用

黄金比(golden ratio)とは、1:(1+√5)/2という比率。おおよそ「1:1.618」

①構図:黄金比を学ぶ

黄金比とは……

人がもっとも美しいと感じる比率のこと。
絵やデザイン、写真を撮るときに欠かせない基本構図。この比率を意識するとかなり良い構図になる。

最初にこの比率を考えたのはギリシャの哲学者、エウドクソス。次にユークリッド。天才レオナルド・ダ・ビンチも絵を描きながら自然界からこの比率を得た。
『花びらや葉は黄金比によって存在位置を決めている。より効率的に光合成をするために、黄金比でお互いの位置を譲り合うことで、満遍なく、光を受けて栄養分に蓄えて、成長していく』
レオナルド・ダ・ビンチは深い観察力で、この比率の美しさに気が付き「神聖比率」と名付けて重要視していた。やはり天才は物事を見る視点が一般人と異なる。
写真にもこの比率を活用して、バランスを取る目安にすると最適な構図になる。

黄金比を意識して撮影

05 ランドラ

photo by Mr.Soutan

バラの花の形を素敵に写す

剣弁咲き(けんべんざき)

剣弁咲きのバラは、花びらの先が細く尖っているのが特徴。まるで剣の先のように、シャープでスタイリッシュなイメージ。美しい花びらをよりスッキリ撮ることにフォーカス!

06 ロブロイ

シンプルで洗練された雰囲気の花姿

ロブロイ
全体的にすっきりとして洗練された雰囲気の花姿
photo by Mr.Soutan

07 ハニーブーケ

青い空を広くとることで、平和や希望への祈りを表現できる

青い空を広くとることで、平和や希望を表現できる
photo by Mr.Soutan

08 シルエット

気品ある姿を、背景の濃い緑が引き締め、さらに美しく撮る

シルエット
気品ある姿を背景の濃い緑でさらに美しく撮る
photo by Mr.Soutan

丸弁咲き(まるべんざき)

09 クイーンエリザベス

まろやかなカーブを描いた花びらを強調

クイーンエリザベス
丸く、緩やかなカーブを描いた花びらを強調
photo by Mr.Soutan

10 イングリッシュローズ

優雅で可愛らしい姿をやや上から撮影

イングリッシュローズ
優雅で可愛らしい姿をやや上から撮影
photo by Mr.Soutan

11 フロリバンダ

ダークな背景の中でより立体的な姿を浮かび上がらせる

フロリバンダ
ダークな背景の中でより立体的な姿を浮かび上がらせる
photo by Mr.Soutan

②光:自然光を生かす

自然光を生かし、花びら一枚一枚の丸みと柔らかい質感を表現する。もしかすると、未来のカメラは香りまで取り込むことができるかもしれない。

12 バレンシア

花びらがふっくら、丸く重なっている

バレンシア
花びらがふっくらとして、丸く重なっている
photo by Mr.Soutan

13 モーリスユトリロ

パリの風景をたくさん描いたフランス近代画家モーリス・ユトリロをイメージして名付けたおしゃれな花姿。優雅でクラシカルな雰囲気を自然光でよりすてきに撮影。

モーリスユトリロ
パリの風景をたくさん描いたフランス近代画家モーリス・ユトリロをイメージして名付けたおしゃれな花姿
photo by Mr.Soutan

ロゼット咲き(小さなバラ)

ロゼット咲きのバラは、たくさんの花びらが中心に向かって渦巻き状に重なり合って咲くのが特徴。まるで小さなバラの集まりのようにも見え、クラシカルで豪華な印象を与える。

14 パパメイアン

赤いゴージャスな花びらが何層にも重なり、中心が盛り上がっている様子を撮る

パパメイアン
花びらが何層にも重なり、中心が盛り上がっている様子を撮る
photo by Mr.Soutan

15 ヨハネパウロ2世

重厚さと気品が漂っている瞬間の美を撮る

ハネパウロ2世
花びらが幾重にも重なり、アンティークな雰囲気がある
photo by Mr.Soutan

16 イングリッシュローズ

アンティークな魅力を黄金比を活用し、さらに美しく撮影する

イングリッシュローズ
アンティークな雰囲気を黄金比を考えて撮影する
photo by Mr.Soutan

カップ咲き

17 ピエール・ド・ロンサール

花全体が丸みを帯びたカップのような花姿。3分割構図を使って、躍動感と奥行き感を表現。

ピエール・ド・ロンサール
花全体が丸みを帯びたカップのような形に咲く
3分割構図を使って、躍動感と奥行き感を表現
photo by Mr.Soutan

18 ガーデンローズ

花びらが内側に巻き込むように咲いている姿がカップそのもの

ガーデンローズ
花びらが内側に巻き込むように咲いている姿がカップそのもの
photo by Mr.SoutanSONY DSC

19 プリンセス ドゥ モナコ

優雅で可愛らしい雰囲気を強調

プリンセス ドゥ モナコ

優雅で可愛らしい雰囲気を強調
photo by Mr.Soutan

ポンポン咲き

小さく丸い花が密集して咲くのが特徴。小さなボールやボタンのように見え、可愛らしくて愛らしい印象

20 ロサ・ダマスケナ

優良な香りで知られて、香水の成分にもなっている

ロサ・ダマスケナ
優良な香りで知られて、香水の成分にもなっている
photo by Mr.Soutan

21 ランブラーローズ

花びらが集まり、ふわふわした丸いボールのように見える

ランブラーローズ
花びらが集まり、ふわふわとした丸いボールのように見える
photo by Mr.Soutan

22 ダマスクローズ

花房になってたくさんの花が空に向かって楽しそう

ダマスクローズ
花房になってたくさんの花が空に向かって楽しそう
photo by Mr.Soutan

色による分類
(赤:白:黄:ピンク:オレンジ:複色)

23 ミスターリンカーン

赤いバラの花言葉:情熱的・美・熱烈な恋

ミスターリンカーン
赤いバラの花言葉:情熱的・美・熱烈な恋
photo by Mr.Soutan

24 アイスバーク

白バラの花言葉:純粋・清純・尊敬・約束

アイスバーク

白いバラの花言葉:純粋・清純・尊敬・約束
photo by Mr.Soutan

25 ゴールデン・メダリオン

黄色いバラの花言葉:友情・献身・平和

ゴールデン・メダリオン

黄色いバラの花言葉:友情・献身・平和
photo by Mr.Soutan

26 イングリッシュローズ

ピンクのバラの花言葉:感謝・上品・優美

イングリッシュローズ
ピンクのバラの花言葉:感謝・上品・優しさ
photo by Mr.Soutan

③視点:高さを意識する

バラの種類によっては、空高く伸びて咲いている。野外での撮影。空を背景にすることでバラの美しさをさらにパワーアップできる。

27 ローズスパルタン

オレンジの花言葉:絆・元気・熱意

ローズスパルタン
オレンジの花言葉:絆・元気・熱意
photo by Mr.Soutan

28 マダムビオレ

紫のバラの花言葉:尊敬・気品・神秘的

マダムビオレ

紫のバラの花言葉:尊敬・気品・誇り・神秘的
photo by Mr.Soutan

29 リオサンバ

黄色から赤色のグラデーションの複色。不思議な色合い。開花中にどんどん表情を変えていく。まるで踊っているように見える。

リオサンバ

黄色から赤色のグラデーションの複色。不思議な色合い。
開花中にどんどん表情を変えていく。まるで踊っているよう。
photo by Mr.Soutan

30 ノスタルジー

内側から白、ピンク、赤と見事なまでの変化に圧倒される

ノスタルジー
内側から白、ピンク、赤と見事なまでの変化に圧倒される
photo by Mr.Soutan

カメラの進化に感謝

美しいバラを見ていると、どのバラにも愛着を感じて撮りたくなってしまう。カメラの進歩により、アナログから、デジタルに変化。フィルムでなく、パソコンでデータが保存できることにとても感謝している。

バラを県花にしている県

茨城県・富山県・福井県・岐阜県・静岡県・長崎県

  • 茨城県:いばらきフラワーパークが有名
  • 富山県: 県民に愛される花として制定
  • 福井県: 美しい花姿が県民から好評
  • 岐阜県: 温暖な気候がバラの栽培に適合
  • 静岡県: 伊豆のバラ園などが有名
  • 長崎県: グラバー園など歴史的な所に咲く

国花としてはブルガリアのダマスクローズが選ばれている。またイギリスもバラは国花の一つに認定されている。

楽天でお買い物

美しいバラを堪能した後は、ぜひ楽天でバラをご購入ください。来年はバラが幸せを運んでくれますよ。バラの成長が楽しみですね。

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秋の尾瀬の美を撮る

秋色の尾瀬は、都会で疲れた心を優しく解きほぐす魔法使い。心奪われる秋の尾瀬、燃えるような赤や黄色に染まった木々、草紅葉の絨毯、全てが特別な存在感で歓迎してくれます。

贅沢で穏やかな時間を過ごす

秋色の尾瀬の美
photo by Mr. Soutan

尾瀬の魅力

開放的で、心に安らぎを与えてくれる。

空と自分が一体になったような、自然界とのつながりが感じられる。遠くに見える空が自分の頭上に続いていると思える。時の流れを忘れさせてくれる。

開放的で、心に安らぎを与えてくれる。
photo by Mr. Soutan

Mr.Soutan写真術講座

Mr.Soutan写真術:3つのコツ

① 尾瀬の風景はパノラマが最適

② 一点を強調、フォーカスする

③ リフレクションにチャレンジ

秋の装いでお出迎え

美しい秋色絨毯

① 尾瀬の風景はパノラマが最適

前景の草紅葉と中景に広がる木々の紅葉、遠景の山並みをバランスよく配置。しかも、登山客を入れることで、ここは尾瀬と主張できる。

尾瀬の風景はパノラマ構図が最適
photo by Mr. Soutan

尾瀬の湿地帯はおよそ8000年の歴史がある。長い年月をかけて今の広い湿地帯が形成された。この貴重な空間を人類の身勝手で破壊してはいけない。写真を撮りながらそんなことを思った。

ナナカマドの紅葉

ナナカマドは6月から7月にかけて白い愛らしい花を枝先に咲かせる。アジサイの一種かなと思うぐらい形が似ている。そして、秋、9月頃から、あの強烈な赤い実が人目を惹き始める。
だが、美味しそうなこの赤い実を食べてはいけない。ソルビン酸が入っているため、腐らないが、多少痺れる。しわしわになってやっと小鳥も食べ始める。果樹酒として実を利用するのはOK。

北海道に行った時、函館で見た記憶があるが、尾瀬の沼山峠で多く見られる。

ナナカマド
photo by Mr. Soutan

ナナカマドの名前の由来は「七回かまどに入れても燃えない」とされているが、尾瀬のビジターセンターのスタッフさんの話では「とてもよく燃えますよ」との返答だった。
「しっかり乾燥させれば、ストーブでよく燃えて、しかも長持ちしますよ」と答えてくれた。

確かに乾燥が不十分な生木の状態では、火をつけようとしても、硬く、緻密で火はすぐにつかない。それで昔の人はナナカマドと名付けたのかもしれない。適切に乾燥させたナナカマドは実は硬いゆえに火持ちがよく、安定した火力を維持できる。

9月末の尾瀬はすでに冬の寒さが忍び寄ってきて、夜はストーブが必要になる。ナナカマドは大切な燃料。カメラの被写体だけの存在ではないと苦笑いした。

美しく輝くナナカマド、でも超まずい!

ナナカマドにフォーカスして、背後はぼかす。ナナカマドの実の美しさを最高に表現できた宝石のような一枚。

ナナカマド
photo by Mr. Soutan

ナナカマドの花言葉は「慎重、賢明、用心」バラ科の落葉高木で樺太や北海道などの寒冷地を好む。秋の木の実で一番まずい。といっても食べたことがない。もちろん北海道の民宿のおかみさんに聞いた話。子供には絶対食べさせないと強調していた。

「でも」とおかみさん。「私にはいいかも。ダイエットできるから」と笑顔で話してくれた。死ぬほどの毒ではないようだ。

シラカンバとダケカンバの違い

白樺(シラカンバ)とダケカンバ

白樺(シラカンバ)とダケカンバの違いは、白樺の樹皮は白っぽく、あまりめくれない。だが、ダケカンバの樹皮は肌色っぽく、ペラペラとよく剥ける。
それから、一番の違いは標高差。約1500mが境界線。低いところは白樺(シラカンバ)、高いところはダケカンバ。ただし、尾瀬では両者が入り組んでいる。

シラカンバをフォーカスした構図
photo by Mr. Soutan

② 一点を強調、フォーカスする

美しい白樺(シラカンバ)をフォーカスした構図。秋の尾瀬の風景を背景に、前景左側に白樺を配置する。こんな構図にも勇気を持ってチャレンジしよう。しかも、ローアングルで、前景の紅葉と白樺を撮り、遠近感をより表現する。

リフレクション写真

尾瀬沼のリフレクションとは、風のない静かな日の尾瀬沼が、鏡のように周囲の風景を映し出す現象をいう。
空の青さ、雲の白さ、雄大な燧ケ岳や周囲の木々、秋の紅葉などの映り込みを撮影した写真。
180度回転した風景、いや、上下反転したもう一つの風景。
写真好きの人間には、これぞまさにグッドタイミング!

尾瀬に行ったら、必ず水面を見て、そこにリフレクション風景があるかどうか確かめよう。チャンスは現場に行ってつかもう。

③ リフレクションにチャレンジ

リフレクションとは、風のない日の水面が、鏡のように周囲の風景を映し出す現象をいう。
美しいリフレクションに出会ったときの感動は言葉で言い表せない。水面は宝の山かも。

リフレクション1

リフレクション1
photo by Mr. Soutan

リフレクション2

リフレクション2
photo by Mr. Soutan

これからも美しいリフレクションを見つける旅を続けよう。

いいねが取れる写真スポット

水面に映る空と雲と燧ケ岳

尾瀬沼に美しく反映する秋の風景

尾瀬の魅力は、単なる風景の美ではなく、そこに息づく自然の力強い生命力。それはまた来ようと思わせる特別な場所だから。

尾瀬沼に美しく反映する秋の風景
photo by Mr. Soutan

草紅葉のカーペット

雄大な燧ケ岳の姿は尾瀬を象徴する

足元の草木が色づき、まるで豪華なカーペットのよう。さらに中景の尾瀬沼、遠くの燧ケ岳(標高2,356m)がより奥行き感を与えてくれる。この一枚の写真は私の心の永遠の記念品。

草紅葉のカーペット
遠くの燧ケ岳が風景に奥行きを与えてくれる。
photo by Mr. Soutan

湖面に反映する紅葉

絵葉書にしたいHoliday Memories

湖面に反映する紅葉の美しさ。 1枚の絵葉書にしたいスポット。秋色のハーモニーを奏でているような自然豊かな風景。この一枚の写真を見るだけで幸せを感じる。

面に反映する紅葉の美しさ。Holiday Memories
photo by Mr. Soutan

秋の尾瀬の注意点

秋は人の賑わいも終わり、ゆったりした登山が楽しめる。でも、注意も必要です。

天気と服装

秋の尾瀬は朝晩の寒暖差が大きいので、重ね着ができる服装が大切。できたら、防寒、防風ができるアウター、インナーは吸湿速乾性のもの。靴は歩きなれた登山用の靴。

途中であったご婦人。つま先が割れてパカパカしている。それでは下山はムリ。持っていたゴムひもを渡し、応急措置で山小屋まで行って、何か対策をしてもらってくださいと別れた。

その方曰く、10年履いていなくて、靴箱に保管していた。数回しか履いていないので、まさか割れてしまうとはと嘆いていた。

登山靴は新品でも10年経過すると確実に劣化する。履いているかどうかではなく、空気中にあるだけで劣化する。必ず、登山靴は出発前に確認しておこう。一番大切な足元を守るため。

木道は滑りやすい

雨上がりの木道は滑りやすい。それでなくても人が沢山歩くため、木道は傷んでいる。
「滑って転んで大分県」などと冗談を言っている場合ではない。転倒は骨折の予備軍、捻挫も怖い。木道を歩いていれば、迷子にならないかもしれないが、ケガは防ぎようがない。
ゆっくり、マイペースで歩いて行こう。

木道は滑りやすい
photo by Mr. Soutan

靴や持ち物の準備

山に行くときは十分準備していこう。帽子、手袋、雨具、GPS、応急セット、バナナのような簡易食品、懐中電灯、ビニール袋、飲み物など。

体調管理

周囲の人との歩調を合わせるのは大切だが、ムリのないペースで歩く。熱があったら、すぐ引き返す。

山は美しい。しかし、自然はそう甘いものではない。簡単そうに見える尾瀬も実は危険がいっぱい。熊も周囲をうろうろしている。人間は大きな自然の中では実に弱い生き物。山では人間はとても無力だと自覚して登ろう。

その通り!
どこの世界にもリスクはあるが、リスク以上に感動があるのが尾瀬の魅力といえる。

毎月1日と15日に更新します。お楽しみに!

8月1日と9月1日の尾瀬のブログで使った写真をユーチューブで動画にしましたので、ご覧頂ければ幸いです。

[美しい尾瀬の写真ギャラリー]

Copyright © 2025 took the photos by Mr.Soutan. All Rights Reserved.

尾瀬の魅力の後は、楽天の魅力をご紹介します。
尾瀬に行くときの必需品。楽しい登山のお供ににお勧めします。

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ギリシャをAI水彩画で描く

アテネ ・ ミケーネ ・オリンピア ・カランバカ・メテオラ・デルフィの魅力満載、ギリシャの旅を満喫してください。

アテネ (Athens)

アテネは、西洋文明の「ゆりかご」とも呼ばれる都市。古代ギリシャの民主主義や哲学、演劇などが花開いた知識の泉。現在もその影響は世界中を脈々と流れている。

訪れた日は、街角にある気温計が43度。ただ湿度が高くないので過ごしやすい環境、人々はとても軽やかに歩いていた。

アクロポリスの丘

この有名な観光スポットは、世界中の人々を魅了している。

アクロポリスの丘に登れば、ソクラテスもプラトンも、この景色を眺めていたのかな、なんてしばし空想を。特にソクラテスは道端に座り「無知の知は何ぞや?」などと問いかけていたのでは。

アテネのアクロポリスの丘

夏の43度の気温の中を登って行く

ドーリス式で、エンタシスという技法の柱がある。

ドーリス式はシンプルで力強い。エンタシスという技法は、柱の中央部分が少し膨らんでいるように見える。この技法のおかげで、柱がまっすぐに見えて、より安定感と美しさが得られる。

外周には46本の柱が並んでいる。古代ギリシャ人の細やかで丁寧な仕事に感銘。今の人間には再現できない見事な技法。

アテネのアクロポリスの丘の柱

夕陽のイメージ

ホテルで思い出しながら描いた。

アテネのアクロポリスの丘のイメージ

古代ギリシャ最高傑作

麓から見上げる風景に圧倒され、猛暑の中でも、世界中から来た観光客は上を目指して登る。
下記の水彩画は、帰国してから想像して描いた。実際にはこんなに緑はなかった。アクロポリスは、丘の上にあり、天然の要塞として機能。今では、世界遺産に登録され、遺跡の保存を強化している。

アテネのアクロポリスの丘

警官がアテネ市内を巡回

写真を撮ろうとしたら睨まれた!とてもたくましそうな警官。

そこで絵の出番!

警官のことはポリスマンというのかと思ったら、なんとアスティノミコス。婦人警官はアスティノミア。ポリスは都市、あるいは都市国家の意味。それにしても撮影禁止のジェスチャーには迫力があった。思わず、逮捕されるかと思うほど。

警官がアテネ市内を巡回

若き日に描いた石膏像

10代の頃、毎日描いた石膏像の一枚。

若き日に描いた石膏像

アテネのレストラン

「店の外で食べたい。予算はこれだけでおまかせで」という私のオーダーに、野菜サラダと山盛りのパンを籠で運んで来てくれたハンサムなスタッフ。「ドレアン」(おまけ)と笑顔を添えて。
まるで石膏像から出てきたような彫の深い美青年……。

アテネのレストラン

ミケーネ (Mycenae)

ミケーネは、紀元前16世紀から紀元前12世紀にかけて栄えたミケーネ文明の中心地。『イーリアス』に登場するアガメムノン王の都市としても知られている。

ミケーネ文明の中心地

ミケーネ (Mycenae)

壮大な城壁や「ライオン門」が有名

壮大な城壁や「ライオン門」が有名

余生を楽しむ人

ミケーネを散歩している時に知り合ったご老人。
「リタイアして、年金生活をしているんだ。マダム、お茶はいかがかね」
と声をかけてくれた。気さくで温かい笑顔が忘れられない。

ちょっとだけ会話したミケーネの老人。

オリンピア (Olympia)

古代オリンピックの発祥地。紀元前8世紀から約1200年もの間、ここで4年に一度の祭典が開催された。

古代オリンピックの発祥地

オリンピア (Olympia)

ヘラ神殿

ヘラ神殿は、紀元前7世紀に建てられた、ギリシャ最古の神殿のひとつ。ここでは、今も聖火採火式が行われ、太陽光を凹面鏡で集める。古代オリンピックの伝統が現代に受け継がれている。

ヘラ神殿

採火場

聖火採火式が行われた場所

採火場

よーいドン! 親子でこれからスタート

よーいドン! 親子でこれからスタート

メテオラ (Meteora)

メテオラは「空中に吊り下げられた」という意味で、その名の通り、巨大な岩山の頂上に修道院が建てられた。14世紀以降、オスマン帝国からの迫害を逃れた修道士たちが、この隔絶された場所に修道院を築き、忍耐生活を続けた。

メテオラ修道院

メテオラの岩山の上の修道院は、まるで天空に浮かぶ城。信仰と自然の力が生み出した、奇跡の絶景。こんな高い所に人はどうやって造ったんだろう…? 
オスマン帝国からの迫害を逃れた人々の熱意に圧倒された。

メテオラ (Meteora)

岩山の上の修道院

今も活動を続けている。観光客の女性はスカートを身につけることを指示される。服装の厳格なルールは継続中。

修道院の台所

メテオラ修道院の猫

猫に餌を与える修道僧の優し気な様子に感銘。

メテオラ修道院の猫

あなたはだれ?と鋭い目でにらまれ、その気品に圧倒された。

あなたはだれ?と話しかけてくる猫ニャンさま

清貧、けれでも美しき世界

質素な中に美を保つ。シンプルで美しい内部。

しかし、世界遺産に登録されてから、観光客がどっと増え、以前の厳粛な雰囲気が維持できず、アトス山へ去っていく修道僧が多くなった。結果、メテオラでの活動は衰退している。

清貧、けれでも美しき世界

カランバカ (Kalabaka)

メテオラ修道院群の麓にある町。それ自体に古代遺跡はないが、メテオラへの玄関口として、多くの観光客で賑わう。

メテオラに行く前に宿泊したホテルの裏庭の教会。

カランバカ (Kalabaka)

カランバカはまるで日本の田園風景

カランバカはまるで日本の田園風景

デルフィ (Delphi)

古代ギリシャで最も重要な聖地のひとつ。「大地のへそ」と信じられている。

大地のへそ

ここが『大地のへそ』と呼ばれた場所。古代の人々が信じた世界の中心で、地球のエネルギーを感じてみませんか?

しかし、由来が面白い!大地のへそを探すのに二羽の鷲(ワシ)を逆方向へ飛ばし、その二羽がこの場所に降り立ったからというなんとも愉快なエピソード。
というわけで、大地のヘソで愛を叫んでみた!(笑)

「愛しているよギリシャ!」

デルフィ (Delphi)
古代ギリシャで最も重要な聖地のひとつ。「世界のへそ」と信じられている。大地のへそ

活発に遺跡を巡る女性観光客

活発に遺跡を巡る女性観光客

アポロン神殿の巫女

アポロン神殿には、神託を告げる巫女(ピュティア)がいたことで有名。国家レベルの決定に大きな影響を与えたという。

アポロン神殿の巫女

巫女のモデルのエレニ

遺跡をガイドしてくれたエレニ。超美人!

巫女のモデルのエレニ

最後の日はアテネで一泊

2019年に出掛けた時は、ギリシャは経済危機が大変な状況で、アテネはデモやストライキがあり、店の窓ガラスが割れていた。

しかし、2025年現在の状況は大きく変化している。まず、経済は回復傾向債務問題も改善への道を進めている。観光客も順調に伸びていて、ギリシャ経済を支えている。

ざっと見た感じでは、人々は実に人生を謳歌している。南国人の楽天的な性格もあるが、親切で気さくな人々の性格は依然と同じ。ぜひギリシャを訪れ、おおらかで楽しい人々と会話してみてください。スマホ通訳ではなく、生の声での会話お勧めします。

ヤーサス」(こんにちは)というだけで仲良くなれますよ。

最後の日はアテネで一泊

午後のカフィはおしゃべりが飛び交う。

ギリシャでは、とても素晴らしい体験ができた。その一番の理由は、古代遺跡や海の美しさだけでなく、ギリシャ国民が持つおおらかさ明るさにあるのではないでしょうか?
 ぜひギリシャへの旅を計画してみてください。素敵な思い出作りを!

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トルコの魅力にAI絵画と写真で迫る

帝都の息吹と東西文化の交差点イスタンブール、気球で奇岩を空から眺めたカッパドキア、そして、美しきパムッカレの温泉を旅したすてきな思い出を写真とAI水彩画でお届けします。

イスタンブールは三つの帝国の首都だった奥深い歴史を持つ都。かつては歴史上、コンスタンティノープルという輝かしい別名をもった街中は、歩くごとに様々な表情で出迎えてくれた。

イスタンブール(AI水彩画)

世界遺産」として、また「人類の宝」としての特別な存在。

イスタンブールの遠景(AI水彩画)

アヤソフィア(AI水彩画)

アヤソフィアは教会からモスク、そして博物館へと変遷。元々は東ローマ帝国(ビザンツ帝国)の正教会の大聖堂として6世紀に建立された。キリスト教世界において最も重要な教会だったが1453年にオスマン帝国がコンスタンティノープル(現在のイスタンブール)を征服したことで、モスクに。

私が実際に見た時は「モスクの中に教会がある」という印象だっだが、実は、「元々教会だった建物がモスクに転用された」とガイドさんから説明を受けた。

アヤソフィア(AI水彩画)

装飾(写真)

なぜフレスコ画やモザイク画が「そのまま」残っていたのか?

オスマン帝国は破壊でなく、制服の証として保存することに重きを置いたから。特にフレスコ画やモザイク画は、漆喰で覆われたため、空気や光から遮断され、美しい状態を保つことができた。

アヤソフィアの漆喰は石灰石。石灰石はサンゴ礁などが堆積したもの。約5000年の歴史がある技法。世界各地で独自に発展。

アヤソフィアのモザイク天井(写真)

1934年、漆喰が剥がされ、隠されていたキリスト教のフレスコ画やモザイク画が美しく蘇った。あまりに美しい天井。首が痛くなるほど眺めていた。

アヤソフィアのモザイク天井(写真)

バザール(AI水彩画)

人々で賑わうバザール。トルコ石のイヤリングやネックレス、キーホルダーなど、お土産屋さんが立ち並んでいた。
「おいでやす」時々、大阪弁が聞こえてびっくり!トルコの人々は商売上手。愛想よく、昔ながらの声掛けがまさに大阪。ついお土産を買ってしまった。

バザール(AI水彩画)

テーブルクロス(今も愛用している)

テーブルクロス(今も愛用している)

イスタンブールの魅力(AI水彩画)

イスタンブールは都会なのにすごく庶民的で居心地がいい。

イスタンブールの魅力(AI水彩画)

イスタンブールの歴史(AI水彩画)

コンスタンティノープル(現イスタンブール)は十字軍にとって重要な中継地点だった。しかし、第4回十字軍(1202~1204年)では直接的な攻撃の標的がエルサレムではなく、中間地点のコンスタンティノープルに変更。その占領・略奪が衰退の原因になったとされている。それらが起因になって、少年十字軍が結成され、大きな悲劇を生んだ。途中で奴隷にされたり、飢え死にしたり、目的地までたどりつけず、ほとんどが帰国できなかった。

イスタンブールの歴史(AI水彩画)

スイカやアイス(写真)

スイカは甘く実に美味しかった。アイスは粘り気がすごい。実演してくれたが、長芋のねばりのようにも見えた。

スイカやアイス(写真)

アイスを目の前で作ってくれた愛想のいい若者

アイスを目の前で作ってくれた愛想のいい若者

昼寝するネコ(写真)

イスタンブールを歩いていると、多くの野良猫や野良犬が路上でのんびりお昼寝。猫は人々を怖がる様子は全くなかった。というのも、猫は「祝福された動物」であり、ネズミを退治するなど、街の衛生を保つよき相棒だから。

トルコの人々は、動物たちを単なる「野良」としてではなく、街の「住人」の一部として受け入れる長い歴史がある。

昼寝するネコ(写真)

道路で昼寝する犬(写真)

道路で昼寝する犬(写真)

カッパドキア

仲良しファミリー(写真)

ぜひ家族の写真を撮ってくださいと頼まれた。

仲良しファミリー(写真)

カッパドキアの河童(写真)

奇岩で有名なカッパドキア。河童にそっくりな奇岩を見つけた。

カッパドキアの河童(写真)

奇岩(写真)

キノコのような奇岩は、火山活動で噴出した火山灰や溶岩が堆積し、年月をかけて雨水で浸食され、柔らかい凝灰岩が削られて、硬い溶岩の部分だけが残ったもの。
カッパドキアは数百万年という時を経て、自然が作り出した。深い谷や渓谷と相まった独特な風景はまさに芸術作品

奇岩(写真)

気球と奇岩(AI水彩画)

深い谷間や渓谷、そして奇岩が作り出す美しい風景を眺める手段としての気球。比較的安定した気候だからできる観光イベント。

気球と奇岩(AI水彩画)

気球で空を散策(AI水彩画)

高いところが大好きな私としては最高の瞬間。飛行機と異なり、ゆっくり飛んでくれるので、じっくり眺めることができた。

気球で空を散策(AI水彩画)

椅子の上でお昼寝(AI水彩画)

洞窟の中の絨毯作り(写真)

設計図に沿っていろいろな糸を巧みに織る手作業。

洞窟の中の絨毯作り(写真)

パムッカレ

石灰岩の温泉(AI水彩画)

トルコの温泉。
「水着を着て泳ごう!
しかし、泳ぐよりも美しい風景を眺めることに時間を費やしてしまった。透明で清らかな温泉にはその管理の良さに感銘。

でも、日本の温泉のように清掃員がごしごし洗うのではなく、自然の水の流れと、それを制御・管理する人間側の取り組みが、美しい透明度と白さを保っているそうです。

石灰岩の温泉(AI水彩画)

美しい石灰岩の風景(AI水彩画)

パムッカレの石灰棚の温泉は、人工的に水を流し込んだものではなく、自然の地熱によって湧き出す温泉水が、石灰成分を含みながら地形に沿って流れることで形成されている。

美しい石灰岩の風景(AI水彩画)

トルコ風呂:水着でゆったりと泳ぐ温泉

トルコ風呂:水着でゆったりと泳ぐ温泉

コンスタンティノープル(AI水彩画)

イスタンブールは、かつてコンスタンティノープルと呼ばれ、ローマ帝国、ビザンツ帝国、オスマン帝国という、3つの大帝国の首都として繁栄。

ローマ帝国のコンスタンティヌス1世が330年に「新しいローマ」として首都を建設し、自分の名前にちなんで「コンスタンティノープル」(コンスタンティヌスの都市)と名付けた。

コンスタンティノープル(AI水彩画)

十字軍との関係(AI水彩画)

11世紀末から13世紀末にかけて、西ヨーロッパのキリスト教徒が、イスラム教徒から聖地エルサレムを奪還することを目的に繰り返した大規模な軍事遠征、それが十字軍。第1回から第7回まで、約200年間にわたって断続的に遠征が行われ、その中継地としてコンスタンティノープル、のちのイスタンブールが存在。

第4回十字軍は、聖地ではなく同じキリスト教徒の都市であるコンスタンティノープルを攻撃し、一時的に占領して「ラテン帝国」を建国。それが原因で衰退してしまったと言われる。

十字軍との関係(AI水彩画)

トルコの特産物(AI水彩画)

さくらんぼ

トルコはさくらんぼの原産地の一つ。バスのガイドさんが好意で自宅からサクランボを持参し、観光客に配ってくれた。しかし、それを食べた人たちがお腹を壊してしまった。サクランボが原因というより、サクランボを洗ったが悪かったというか、日本人の繊細な腸には負担がかかってしまったようです。

トルコの特産物(AI水彩画)

カーペット(写真)

カッパドキアの洞窟の家の中を見学した際、女性たちが時間をかけて織っていた絨毯。手織りでカラフル。

カーペット(写真)

トルコ石(写真)

世界最古の宝石の一つ。5000年の歴史があり、人に幸せを与えると愛されてきた。トルコ人の守護石。輸出禁止されている。

トルコ石(写真)

トラム(AI水彩画)

イスタンブールの市内を走るトラムは4路線。その中のT1が観光客にとって便利。旧市街と新市街を結んでバザールなどへ運んでくれる。駅や空港で回数券が購入できる。

トラム(AI水彩画)

モデルになってくれた少女(AI水彩画)

イスタンブール、アヤソフィアの近くの公園で女の子がモデルになってくれた。「女優さんみたいに美しいね」と言ったら、ポーズまで作ってくれた。

モデルになってくれた少女(AI水彩画)

クラシックカー(AI水彩画)

ランチを食べたレストランの庭にあったクラシックカー。

クラシックカー(AI水彩画)

町行く人々

遺跡を歩く観光客(AI水彩画)

イスタンブールはどこもかしこも目を引く建物が並ぶ。世界中から観光客が訪れる最高傑作。世界遺産に指定されている。

遺跡を歩く観光客(AI水彩画)

平和な街中(AI水彩画)

街を歩いていてもとても安全。でも、同じような通りに見えて、帰路を見失ってしまった。しかたなく、タクシーでホテルに戻る。ホテルを出るときは、必ずホテルのメモ帳を持って出ることをお勧めします。

平和な街中(AI水彩画)

トルコは日本人にとても友好的。

1890年にトルコの軍艦が台風で遭難・沈没した時に日本人が献身的に救助したことや、地震の際の援助、その他にも理由が多々あるが、元々、トルコの人々は「旅人には親切にせよ」とい考えがあるので、とても友好的なのではないだろうか。

トルコはとても親日家が多い。旅をしながら人々との交流を楽しむことができました。感謝!

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トルコには様々な魅力あふれる産物があります。ぜひお買い求めくださいませ。

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エーゲ海3:クシャダスとエフィソス遺跡の旅日記

エフェソス遺跡は古代ギリシャからローマ、キリスト教時代へと続く数千年の歴史の痕跡を見ることができる。その旅の寄港地としてのクシャダスは美しい港町として有名。そんな魅力的なスポットをAI水彩画と写真でご案内します。

エーゲ海の地図

エーゲ海の地図

クシャダスはトルコのエーゲ海沿岸に位置する美しい港町。そこからほど近いエフィソスは、古代世界の壮大な歴史を今に伝える遺跡。トルコ観光、エーゲ海クルーズには欠かすことができない魅力あふれるスポット。絵と写真でお楽しみください。

クシャダス港

オスマン帝国時代: 15世紀にはオスマン帝国の一部となり、貿易港として発展。港に突き出した小さな島「鳩の島」はクシャダスのシンボル的存在。夕日を眺める絶好のスポットです。

クルーズ船の寄港地(AI水彩画)

クルーズ船の寄港地
(painted by Ms.Distel)

鳩の島(AI水彩画)

鳩の島(夕陽が美しい)
(painted by Ms.Distel)

エーゲ海の玄関口(AI水彩画)

世界中から観光客が訪れている。

エーゲ海の玄関口
(painted by Ms.Distel)

エフィソス遺跡

エフェソス遺跡は数千年の時を刻む都市の痕跡であり、古代地中海世界を映す壮大な鏡。単なる廃墟ではない。当時の人々の生活、文化、信仰、社会構造を鮮やかに物語る場所といえる。

セルスス図書館(AI水彩画)

紀元2世紀に建設された。ローマ帝国の高官セルススを記念する図書館。蔵書は約1万2千巻。知恵(ソフィア)、知識(エピステーメー)、知性(エノイア)、美徳(アレーテ)を象徴する女神像のレプリカが置かれている。

セルスス図書館
(painted by Ms.Distel)

都市の繁栄ぶり残す建造物

様々な彫刻やレリーフ(AI水彩画)

精巧な彫刻が高度な文化のあかし
(painted by Ms.Distel)

オリジナルはウィーンに(AI水彩画)

水道管の跡などから、当時の都市の活気を感じることができる。
オリジナルはウィーンのエフェソス博物館に展示されている。

所々に残るモザイクや彫刻
(painted by Ms.Distel)

猫は警備係(AI水彩画)

あちこちで猫がのんびり日向ぼっこ。

猫は警備係
(painted by Ms.Distel)

猫は守り神(AI水彩画)

当時の都市の繁栄ぶりを伝える様々な建造物が残されている。

トルコでは猫は守り神
(painted by Ms.Distel)

ローマ時代は人口約20万人(AI水彩画)

皇帝アウグストゥスやクレオパトラも滞在した。

ーマ帝国時代は人口約20万人
(painted by Ms.Distel)

ニケのレリーフ(AI水彩画)

ヘラクレスの門の近くにあり、訪れる人々に幸運をもたらす。
ナイキ(NIKE)のロゴのモチーフはギリシャ神話の「ニケ」。ニケは「勝利を擬人化した女神」躍動感あふれる姿が特徴。都市の繁栄と勝利を象徴する意味があるそうです。

ニケのレリーフ
(painted by Ms.Distel)

ザクロ(AI水彩画)

歩く途中で見つけて描きました。

ザクロ
(painted by Ms.Distel)

写真で紹介する建造物

大劇場(写真)

実際に歩いて、その広さにびっくり。

大劇場
(photo by Ms.Distel)

大理石通りの足跡(写真)

大理石で舗装されたメインストリートへの入り口:通過の許可は足の大きさで決定。小さい足の人は不許可らしい。

大理石通りの足跡
(photo by Ms.Distel)

世界中から観光客が訪れる(写真)

エフィソス遺跡は、古代ギリシャからローマ、そして初期キリスト教時代へと続く数千年の歴史のドラマを目の当たりにできる場所。特に重要なキリスト教の中心地。新約聖書に登場する聖パウロが伝道活動したことでも有名です。

世界中から観光客が訪れる
(photo by Ms.Distel)

ただ美しいだけでなく、当時の人々の生活や社会、そして信仰の姿を鮮やかに想像させてくれるエフェソス遺跡を見学した後は、またクシャダス港に戻り、エーゲ海を眺めながら、ギリシャへ。

船が人々の足(AI水彩画)

船が人々の足
(painted by Ms.Distel)

エーゲ海の多くの島々をもう少し探検したかったが、一週間ではとても無理。また訪問できることを願いながらギリシャ本土へと向かう。次回はトルコの旅をお送りします。

クシャダスのバザールでランチを食べた時にテーブルクロスがとても素敵だったので同じものを購入。今も愛用している。丈夫で素敵な模様です。

トルコのバザールに負けないぐらい楽天にもありますよ。ぜひお楽しみください。

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ランの美をより美しく撮る

世界のラン Photo Gallery

photo by Mr.Soutan

毎年2月になると全国各地でラン展が開催される。春に咲く品種が多いラン。特にランは花もちが抜群によく、開花時期も調節できる。世界中に25000品種、日本だけでも約300品種。イベントにこれほど適した花は他にない。しかも最高に美しい。

写真術:ランの上手な撮り方

Mr.Soutan:花を撮るコツ

①構図:画面を縦横に3分割する
※下記にさらに詳しく説明
②光:光の方向を見極める
③視点:アングルを考える

着生ラン

地面に根を下ろさないで樹木の幹や枝、岩に張り付いて生育。根の周囲にはスポンジ状の組織があり、雨や霧などの水分を吸収しやすくなっている。さらに厚い葉や太い茎で水分を貯え、乾燥に強い仕組みになっていて、生存能力が高い。

コチョウラン 東南アジア原産

01 白い滝のような胡蝶蘭

01 白い滝のような胡蝶蘭
photo by Mr.Soutan

02 「こんにちは」全員でごあいさつ

02 「こんにちは」全員でごあいさつ
photo by Mr.Soutan

03 開業祝いや開店祝いの贈り物に最適

03 開業祝いや開店祝いの贈り物に最適
photo by Mr.Soutan

04 金運、商売繁盛のシンボル

04 金運、商売繁盛のシンボル
photo by Mr.Soutan

05 幸せを運んでくる

05 幸せを運んでくる
photo by Mr.Soutan

①構図:画面を縦横に3分割する

基本の構図:画面を縦横に3分割して、バランスよく、しかも主役をフォーカスする。慣れるまでは枚数を多めにとって練習しよう。

洋ランの女王

カトレアの花言葉は「優美な貴婦人」「魅惑的」成熟した女性を連想させる美しさは、多くの人を魅了。世界中の人々に愛されている。プレゼントに最高です。

カトレア 中南米原産

06 情熱や愛情、包容力の象徴

06 情熱や愛情、包容力の象徴
photo by Mr.Soutan

07 白いカトレアの花言葉は「魔力」

07 白いカトレアの花言葉は「魔力」
photo by Mr.Soutan

08 紫カトレアの花言葉「優美な貴婦人」

08 紫のカトレアの花言葉は「優美な貴婦人」
photo by Mr.Soutan

09 ミステリアスな雰囲気と優美さが漂う

09 ミステリアスな雰囲気と優美さが漂う
photo by Mr.Soutan

10 黄色いカトレアの花言葉は「魅力」

10 黄色いカトレアの花言葉は「魅力」
SONY DSC

11 カトレアは母の日や誕生日のギフトにどうぞ

11 カトレアは母の日や誕生日のプレゼントにどうぞ
photo by Mr.Soutan

12 グラデーションが美しい

12 グラデーションが美しい
photo by Mr.Soutan

その他 熱帯アジア原産地

デンドロビューム

13 デンドロビウムは切り花としても最高

13 デンドロビウムは切り花としても楽しめます
photo by Mr.Soutan

デンドロビューム

14 品種改良で日本がトップレベル

14 品種改良で日本がトップレベル
photo by Mr.Soutan

パンダ

15 パンダは熱帯アジア原産の蘭の一種。サンスクリット語で「まとわりつく」という意味の「Vandaka」が語源

15 パンダは熱帯アジア原産の蘭の一種。サンスクリット語で「まとわりつく」という意味の「Vandaka」が語源
photo by Mr.Soutan

パフィオペディルム

16 花が咲くまでの時間がかかるため花言葉は「思慮深さ」「気まぐれ」「変わり者」とあまり好意的ではない

パフィオペディルムは花が咲くまでの時間がかかるため花言葉は「思慮深さ」「気まぐれ」「変わり者」とあまり好意的ではない
photo by Mr.Soutan

17 東南アジアやインド北部からニューギニアが原産

17 東南アジアやインド北部からニューギニアが原産
photo by Mr.Soutan

パフィオペディルムはスリッパが別名

「パフィオペディラム」の名前の由来はギリシア語のパフィア(ヴィーナス)とペディロン(スリッパ)の2語を合体させたヴィーナスのスリッパから来ている。インドからシルクロードを経てヨーロッパへとスリッパで旅したのだろうか(笑)

18 花びらの一部が袋状になっている

18 花びらの一部が袋状になっている
photo by Mr.Soutan

19 一足ではなく、スリッパをたくさんご用意しました!

19 一足ではなく、スリッパをたくさんご用意しました!
photo by Mr.Soutan

レリア 中南米が原産地

20 レリアは樹木や岩肌に着生して育つ

20 レリアは、樹木や岩肌に着生して成長する
photo by Mr.Soutan

クリアンサス

21 夏に強く、オーストラリア西部に自生

21 オーストラリア西部に自生し、夏に強い花
SONY DSC

エビデントラム

22 中南米に広く分布するラン

22 中南米に広く分布するラン
photo by Mr.Soutan

アングレカム マダガスカル島原産地

23 白い花の形が輝く星のように見えるため花言葉は「祈り」

23 白い花が星のように見えるため花言葉は「祈り」
photo by Mr.Soutan

②光:光の方向を見極める

イベント会場では光はまず全体照明、次にスポット照明、また特別なランのために独自の照明を施す。なので、シャッターを切る前に、必ず光がどの方向から来ているのか、どんな照明がされているのかを見極めることが大切です。

地生ラン

地面に根を張って養分や水分を吸収して生息する蘭のこと

シュンラン 日本と中国が原産国

24 春に咲くので春蘭

24 春に咲くので春蘭
photo by Mr.Soutan

25 シュンランは日本を代表する野生ラン

25 シュンランは日本を代表する野生ラン
photo by Mr.Soutan

③視点:アングルを考える

視点は構図と同時にとても重要。正面からだけでなく、ローアングルやハイアングルなど適宜考えて動こう。そのためにも足腰を鍛えよう。

大きなイベントでは三脚など使えない。自分の体を動かして、カメラの位置を決めて、安定させることが大切です。

半着生ラン

着生種と地生種の両方の種があるラン。あるいは、着生と地生の中間的な状態で自生しているランのことをいう。

シンビジューム 東南アジア原産地

26 寒さに強く、冬から春にかけて一か月も咲く

26 寒さに強く、冬から春にかけて一か月も咲く
photo by Mr.Soutan

27 花言葉は「高貴な美人」や「誠実の愛情」

27 花言葉は「高貴な美人」や「誠実の愛情」
photo by Mr.Soutan

リカステ 中米の高地が原産地

28 リカステの花言葉は「清らかな心」「清浄」「快活」

28 リカステの花言葉は「清らかな心」「清浄」「快活」
photo by Mr.Soutan

29 根元が乾いている時間が長いので、病気にかかりにくい

29 根元が乾いている時間が長いので、病気にかかりにくい
photo by Mr.Soutan

30 リカステは、メキシコなど中央アメリカの高地が原産

30 リカステは、メキシコなど中央アメリカの高地が原産
photo by Mr.Soutan

31 ギリシア神話に登場する美しい王女の名前がリカステ

31 ギリシア神話に登場する美しい王女の名前がリカステ。
photo by Mr.Soutang

32 中南米のメキシコからペルーの高地が自生地

32 中南米のメキシコからペルーの高地が自生地
photo by Mr.Soutan

ジゴペタラム アマゾン川流域が原産地

33 光のあたり具合で色々な表情を見せる美しいジゴペタラム。背景をぼかして、主役にフォーカス。

33 光のあたり具合で色々な表情を見せる美しいジゴペタラム。背景をぼかして、主役にフォーカス。
photo by Mr.Soutan

3分割構図を解説

写真の3分割構図は、画面を縦横にそれぞれ3等分する線で区切り、その線や線が交わる点に、主役や重要な要素を配置すること。
この構図を使うと、写真が安定したり、動きが表現できたり、見る人の目を誘引する効果がある。

具体的な例で説明

●水平線や地平線を真ん中の線ではなく、上下どちらかの3分割線に合わせると、空や地面の広がりを強調できる。モネの風景画などに多く見ることができる。

●主役を、縦横の線が交わる点「フォーカルポイント」のどこかに配置すると、その場所に自然と視線が集まる。

●動きのあるものを斜めの3分割線に沿って配置すると、躍動感や奥行き感を表現できる。

以上のことを頭の片隅に置いて、まず写真を撮る事を楽しんでください。

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美しいランをご覧頂いた後は楽天でぜひランをお買い求めください。贈り物に最適です。

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稲毛海浜公園の8億円の白い砂浜はどこに?

稲毛海浜公園に白い砂浜があったのをご存知ですか?
このブログでは、消えた白い砂浜の現在と過去を巡る旅、そして写真術は、PLフィルター導入の失敗と改善策をご提案。

8億円の白い砂浜とは?

2019年10月。完成した白砂海岸が6日間で消えてしまった。価値あるホワイトサンドはどこへ?捜索の旅をご一緒しませんか?

オーストラリアからの白砂

8億円の白砂は西オーストラリアのアルバニー産。石英が含有された美しく、しかも清潔な白砂は日本の砂の価格の10倍。幼稚園の砂場にまで使用される、人に優しい高級な砂。

オーストラリアのアルバニー産の白砂

オーストラリアのアルバニー産の砂
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2019年10月6日:白砂海岸の誕生

2019年10月6日。白砂海岸稲毛海浜公園のシンボルとして人々の期待を集めた。完成した直後の砂浜は、まさに白い絨毯のように輝いていた。

白い砂浜はまさにサンタモニカのビーチそのもの。

2019年10月6日完成
白い砂浜はまさにサンタモニカのビーチそのもの。稲毛海浜公園の白砂海岸
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人々は美しい白砂海岸を楽しげに歩いていた。

人々は美しい白砂海岸を恐る恐る歩いていた。
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白砂でおおわれた海浜公園に集う人々。

この周辺が工場地帯だと一瞬忘れてしまう風景。
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はかない命:幻のビーチ

2019年の台風19号の爪痕

2019年台風19号の水害被害額は約1兆8,600億円。死者・行方不明者は100人以上、負傷者は400人以上。全国に甚大な被害をもたらした台風は、もちろん千葉県にも大打撃を与えた。

特に、千葉県は台風19号だけでなく、その前の台風15号(房総半島台風)やその後の10月25日の豪雨と、立て続けに災害に見舞われ、非常に大きな被害を受けていた。

台風19号による悲劇

自然の猛威の前には、人の手が作り出したものがいかに脆いものか。いやというほど見せつけられた。
台風は強風と豪雨という武器で、電柱の倒壊、送電塔の損傷、一般住宅の屋根や壁を損壊した。学校も千葉県内の公立学校の4割にあたる549校が校舎の損壊などの被害を受けた。

そんな甚大な被害の中で、海岸侵食、稲毛海浜公園の白砂のように、海岸の砂が流失するような被害は話題にもならなかった。

だが、実は2019年の白砂海岸の工事に関して、前年の6月頃、千葉県自然保護連合が鋭く批判していた。
「荒波や強風で必ず流出してしまうから巨費を投じて、なぜオーストラリアから白砂を搬入するのか?」

これは地元民や自治会の声でもあった。大型台風が来なくても、海岸線の強風や荒波が白砂を消滅させてしまうという海辺をよく知る人々の考えだった。

そんな反対意見を無視して、千葉市は白砂海岸を目玉にした都市型リゾート開発工事を予定通りに決行してしまった。

たった6日の儚い命

ところが、白い砂浜の完成わずか6日後、台風19号の来襲で、その白砂の大半がどこかに飛散して、以前の灰色の海岸に戻った。

税金の無駄遣いだと反対した地元住民は
「だから言ったじゃないか。」と再度、怒りを露わにした。

photo by Mr.Soutan

完成時、すでに道路周辺に白砂が!

2019年10月6日:白砂海岸工事完了時のイベント。多くの市民が会場を埋め尽くした。その道路脇に白砂が風に飛ばされて降り積もっていた。つまり、台風前から白砂が飛散することを市民は知っていたのだ。もちろん、台風の威力がこれほどまでとは想像していなかったが。

photo by Mr.Soutan

現在の稲毛海浜公園:白砂の痕跡を求めて……

あれから6年、現在の稲毛海浜公園はどうなっているのか?
写真を撮りながら、じっくりと白砂の痕跡探しをした。

痕跡があった。松林の足元に、あの白砂の名残を見つけた。ひっそりと隠れるように。しかし、確かにそこに白砂はあった。

現在の稲毛海浜公園:白砂の痕跡を求めて。松林の中。
photo by Mr.Soutan

白砂が完全に消えたわけではない。一部が残っている!

枯れ葉を取り除くと白砂が寄り添うように固まって……。

枯草を取り除くと白砂が寄り添うように固まっている。
photo by Mr.Soutan

松林や草むらの中で、青い空や雲を反映し、白く輝いていた。

松林や草むらの中で、青い空や雲を反映し、白く輝いていた。
photo by Mr.Soutan

白砂は、私たちに自然の力と、環境の大切さを改めて教えてくれているのかもしれない。

幻のビーチ再生の物語

ところが、最近のSUNSET BEACH PARK INAGE (稲毛海浜公園)のホームページにリニューアルオープンのアピールポイントとして、なんと「白い砂浜、白いウッドデッキ」がホームページのトップに記載されていた!
「白い砂は、西オーストラリアのアルバニー産。石英たっぷりで安全、清潔。しかも、白い砂浜の状態を維持するため、砂の耕転作業等で、維持管理に努めている」との説明文。

砂の耕転とは、海岸線の灰色の砂と下にある白い砂をかき混ぜて全体的に白さを保とうとする作業のこと。

それを読んでひとまず安心。白い砂は全部流失したのではなく、一部が残り、それを砂の耕転などの努力の成果で、今も白い砂浜が維持されていることが分かったから。

他の日本の砂浜よりもずっと白っぽい

稲毛の海岸線はどうしても元々の灰色の砂が積み重なる。その濃い灰色の砂と下に埋もれている白砂を掻き混ぜて白っぽくする。
その砂の耕転という作業のおかげで白っぽい砂浜が今も保たれている。だから、他の日本の砂浜よりもずっと白っぽい。

幻のビーチ再生の物語。砂の耕転により維持されている白い砂浜
photo by Mr.Soutan

継続的な努力があってこその白砂海岸

青い空、白い雲、そして白い砂浜は地道な努力のたまもの。

継続的な取り組みがあってこその白砂
photo by Mr.Soutan

もちろんゴミは捨てない!

美しいビーチは自然の力だけでなく、人々が日頃から守らないと維持できない貴重な宝物。

今、稲毛海浜公園リニューアル中

白い砂浜、美術館やウッドデッキ、ドッグランにカフィなど、様々な楽しみがいっぱいの都市型リゾート公園に変貌中。
特にウッドデッキからの夕日は最高!

稲毛海浜公園リニューアルオープン
photo by Mr.Soutan

8億円の白砂はどこに消えた?
答えは……ここに!

8億円の白砂は太平洋に全て消えてしまったのではない。一部は松林に、一部は砂浜の下に、そして、残りの一部は新しい白砂海岸へと移り変わったというのが私が主張する回答

現在も稲毛海浜公園は「SUNSET BEACH PARK INAGE」として大規模なリニューアルが進行中。そんな中で、白い砂浜はその魅力の重要な要素として位置づけられている。

8億1600万円の白い砂の生き残りをその目で確かめてみるのも楽しい旅になるはずです。ぜひ、リニューアルオープンの稲毛海浜公園を訪れてはいかがですか?

SUNSET BEACH PARK IBAGE(稲毛海浜公園)

写真術:PLフィルター導入の失敗と改善策

PLフィルター導入の失敗

今回、PLフィルターを設置したまま、オートで撮影。その結果、写真が暗くなってしまった。せっかくの風景写真が台無しになってがっかり。でも、今回は近場の風景撮影。再度出かけ、撮り直した。参考までに、その失敗作を下記に掲載。

PLフィルターを設置し、オートで撮影

全体的に、少し暗くなり、がっかりです。

photo by Mr.Soutan

PLフィルターをつけないでオート撮影

青い空と海のグラデーション、白い砂浜、緑の草原。目の前の風景がそのまま撮影できた。PLフィルターを駆使できれば、もっと美しく撮影できるはず。研究心が刺激された。

PLフィルターをつけないでオート撮影
photo by Mr.Soutan

なぜPLフィルターを付けたままだと写真が暗くなるのか?

PLフィルター(偏光フィルター)は、光の反射を抑えたり、空の色を濃くしたりするのに非常に効果的なアクセサリー。

しかし、同時にカメラに取り込む光の量を減らしてしまう。

PLフィルターは、特定の方向から来る光の波だけを通し、それ以外の光をカットする。この「光をカットする」という作用が、写真が暗くなる主な原因です。

例えば、サングラスをかけた状態。肉眼ではそれほど暗く感じなくても、カメラに入ってくる光が大幅に減ってしまうため、露出が不足し、結果として写真全体が暗く写ってしまう。

オート撮影の場合、カメラは入ってくる光の量に基づいて自動で露出を調整しようとする。しかし、PLフィルターで光が減らされていることに気づかず、適切な明るさに調整しきれない。

PLフィルターを活かすには?
改善点と撮影のヒント

PLフィルターを活用し、思い通りの明るさで写真を撮るためのいくつかのポイント。

  1. 撮影モードを見直す:オート撮影から一歩進む
    PLフィルターを使用する際、オート撮影から、より詳細な露出設定ができるモードに切り替える。

🔷シャッタースピード優先モード(Tv / S): シャッタースピードを固定し、カメラが自動で絞り(F値)を調整する。
🔷絞り優先モード(Av / A): 絞り(F値)を固定し、カメラが自動でシャッタースピードを調整する。

🔷マニュアルモード(M): シャッタースピード、絞り(F値)、ISO感度をすべて自分で設定する。

これらのモードで撮影することで、写真の明るさを自分の意図に合わせて調整できるようになる。

  1. 露出補正を活用する
    オート撮影モードや、半自動モードでも、露出補正の機能を使うことで写真の明るさを調整できる。

🔷PLフィルターを装着した状態で写真が暗く写る場合は、露出補正をプラス方向(例:+0.3、+0.7、+1.0など)に調整する。

  1. ISO感度を調整する
    ISO感度は、カメラが光を取り込む感度を表す数値。ISO感度を上げるほど、少ない光でも明るく写すことができる。

これらの点を意識して撮影することで、PLフィルターの魅力を最大限に引き出し、理想の風景写真が撮れるようになる。

PLフィルター成功例

PLフィルターは反射光をコントロールすることで鮮やかな発色やコントラストを得ることができる。水面などに効果がある。
成功例として錦鯉の写真をご覧ください。

PLフィルターを使用

PLフィルターを使用しない

自然の中に人の手で白い砂浜を作るのは超難関。PLフィルターを活用するのも至難の技。でも、だから面白い。写真は実に奥が深い!

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白砂が8億円とは? 楽天にはもっとリーズナブルな宝物がいっぱいあります。ぜひお買い物を楽しんでくださいまぜ。

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稲毛海浜公園に白い砂浜があったのをご存知ですか?
このブログでは、消えた白い砂浜の現在と過去を巡る旅、そして写真術は、PLフィルター導入の失敗と改善策をご提案。

8億円の白い砂浜とは?

2019年10月。完成した白砂海岸が6日間で消えてしまった。価値あるホワイトサンドはどこへ?捜索の旅をご一緒しませんか?

オーストラリアからの白砂

8億円の白砂は西オーストラリアのアルバニー産。石英が含有された美しく、しかも清潔な白砂は日本の砂の価格の10倍。幼稚園の砂場にまで使用される、人に優しい高級な砂。

オーストラリアのアルバニー産の白砂

オーストラリアのアルバニー産の砂
photo by Mr.Soutan

2019年10月6日:白砂海岸の誕生

2019年10月6日。白砂海岸稲毛海浜公園のシンボルとして人々の期待を集めた。完成した直後の砂浜は、まさに白い絨毯のように輝いていた。

白い砂浜はまさにサンタモニカのビーチそのもの。

2019年10月6日完成
白い砂浜はまさにサンタモニカのビーチそのもの。稲毛海浜公園の白砂海岸
photo by Mr.Soutan

人々は美しい白砂海岸を楽しげに歩いていた。

人々は美しい白砂海岸を恐る恐る歩いていた。
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東西1.6km×幅400mの公園は白砂でおおわれた。

この周辺が工場地帯だと一瞬忘れてしまう風景。
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はかない命:幻のビーチ

2019年の台風19号の爪痕

2019年台風19号の水害被害額は約1兆8,600億円。死者・行方不明者は100人以上、負傷者は400人以上。全国に甚大な被害をもたらした台風は、もちろん千葉県にも大打撃を与えた。

特に、千葉県は台風19号だけでなく、その前の台風15号(房総半島台風)やその後の10月25日の豪雨と、立て続けに災害に見舞われ、非常に大きな被害を受けていた。

台風19号による悲劇

自然の猛威の前には、人の手が作り出したものがいかに脆いものか。いやというほど見せつけられた。
台風は強風と豪雨という武器で、電柱の倒壊、送電塔の損傷、一般住宅の屋根や壁を損壊した。学校も千葉県内の公立学校の4割にあたる549校が校舎の損壊などの被害を受けた。

そんな甚大な被害の中で、海岸侵食、稲毛海浜公園の白砂のように、海岸の砂が流失するような被害は話題にもならなかった。

だが、実は2019年の白砂海岸の工事に関して、前年の6月頃、千葉県自然保護連合が鋭く批判していた。
「荒波や強風で必ず流出してしまうから巨費を投じて、なぜオーストラリアから白砂を搬入するのか?」

これは地元民や自治会の声でもあった。大型台風が来なくても、海岸線の強風や荒波が白砂を消滅させてしまうという海辺をよく知る人々の考えだった。

そんな反対意見を無視して、千葉市は白砂海岸を目玉にした都市型リゾート開発工事を予定通りに決行してしまった。

たった6日の儚い命

ところが、白い砂浜の完成わずか6日後、その白砂の大半がどこかに飛散して、以前の灰色の海岸に戻った。

税金の無駄遣いだと反対した地元住民は「だから言ったじゃないか」と再度、怒りを露わにした。

2019年の台風19号の爪痕,灰色の海岸
photo by Mr.Soutan

完成時、すでに道路周辺に白砂が!

2019年10月6日:白砂海岸工事完了時のイベント。多くの市民が会場を埋め尽くした。その道路脇に白砂が風に飛ばされて降り積もっていた。

税金の無駄遣いだと反対した地元住民は
「だから言ったじゃないか。」と再度、怒りを露わにした。

台風前から白砂が飛散することを市民は知っていた。もちろん、台風の威力がこれほどまでとは想像していなかったが。

現在の稲毛海浜公園:白砂の痕跡を求めて……

あれから6年、現在の稲毛海浜公園はどうなっているのか?
写真を撮りながら、じっくりと白砂の痕跡探しをした。

痕跡があった。松林の足元に、あの白砂の名残を見つけた。ひっそりと隠れるように。しかし、確かにそこに白砂はあった。

現在の稲毛海浜公園:白砂の痕跡を求めて。松林の中。
photo by Mr.Soutan

白砂が完全に消えたわけではない。一部が残っている!

枯れ葉を取り除くと白砂が寄り添うように固まって……。

枯草を取り除くと白砂が寄り添うように固まっている。
photo by Mr.Soutan

松林や草むらの中で、青い空や雲を反映し、白く輝いていた。

松林や草むらの中で、青い空や雲を反映し、白く輝いていた。
photo by Mr.Soutan

白砂は、私たちに自然の力と、環境の大切さを改めて教えてくれているのかもしれない。

幻のビーチ再生の物語

ところが、最近のSUNSET BEACH PARK INAGE (稲毛海浜公園)のホームページにリニューアルオープンのアピールポイントとして、なんと「白い砂浜、白いウッドデッキ」がホームページのトップに記載されていた!
「白い砂は、西オーストラリアのアルバニー産。石英たっぷりで安全、清潔。しかも、白い砂浜の状態を維持するため、砂の耕転作業等で、維持管理に努めている」との説明文。

砂の耕転とは、海岸線の灰色の砂と下にある白い砂をかき混ぜて全体的に白さを保とうとする作業のこと。

それを読んでひとまず安心。白い砂は全部流失したのではなく、一部が残り、それを砂の耕転などの努力の成果で、今も白い砂浜が維持されていることが分かったから。

他の日本の砂浜よりもずっと白っぽい

稲毛の海岸線はどうしても元々の灰色の砂が積み重なる。その濃い灰色の砂と下に埋もれている白砂を掻き混ぜて白っぽくする。
その砂の耕転という作業のおかげで白っぽい砂浜が今も保たれている。だから、他の日本の砂浜よりもずっと白っぽい。

幻のビーチ再生の物語。砂の耕転により維持されている白い砂浜
photo by Mr.Soutan

継続的な努力があってこその白砂海岸

青い空、白い雲、そして白い砂浜は地道な努力のたまもの。

継続的な取り組みがあってこその白砂
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もちろんゴミは捨てない!

美しいビーチは自然の力だけでなく、人々が日頃から守らないと維持できない貴重な宝物。

今、稲毛海浜公園リニューアル中

白い砂浜、美術館やウッドデッキ、ドッグランにカフィなど、様々な楽しみがいっぱいの都市型リゾート公園に変貌中。
特にウッドデッキからの夕日は最高!

稲毛海浜公園リニューアルオープン
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8億円の白砂はどこに消えた?
答えは……ここに!

8億円の白砂は太平洋に全て消えてしまったのではない。一部は松林に、一部は砂浜の下に、そして、残りの一部は新しい白砂海岸へと移り変わったというのが私が主張する回答

現在も稲毛海浜公園は「SUNSET BEACH PARK INAGE」として大規模なリニューアルが進行中。そんな中で、白い砂浜はその魅力の重要な要素として位置づけられている。

8億1600万円の白い砂の生き残りをその目で確かめてみるのも楽しい旅になるはずです。ぜひ、リニューアルオープンの稲毛海浜公園を訪れてはいかがですか?

SUNSET BEACH PARK IBAGE(稲毛海浜公園)

写真術:PLフィルター導入の失敗と改善策

PLフィルター導入の失敗

今回、PLフィルターを設置したまま、オートで撮影。その結果、写真が暗くなってしまった。せっかくの風景写真が台無しになってがっかり。でも、今回は近場の風景撮影。再度出かけ、撮り直した。参考までに、その失敗作を下記に掲載。

PLフィルターを設置し、オートで撮影

青空どころか、台風でも近づいているような空模様。

PLフィルターを設置し、オートで撮影
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PLフィルターをつけないでオート撮影

青い空と海のグラデーション、白い砂浜、緑の草原。目の前の風景がそのまま撮影できた。PLフィルターを駆使できれば、もっと美しく撮影できるはず。研究心が刺激された。

PLフィルターをつけないでオート撮影
photo by Mr.Soutan

なぜPLフィルターを付けたままだと写真が暗くなるのか?

PLフィルター(偏光フィルター)は、光の反射を抑えたり、空の色を濃くしたりするのに非常に効果的なアクセサリー。

しかし、同時にカメラに取り込む光の量を減らしてしまう。

PLフィルターは、特定の方向から来る光の波だけを通し、それ以外の光をカットする。この「光をカットする」という作用が、写真が暗くなる主な原因です。

例えば、サングラスをかけた状態。肉眼ではそれほど暗く感じなくても、カメラに入ってくる光が大幅に減ってしまうため、露出が不足し、結果として写真全体が暗く写ってしまう。

オート撮影の場合、カメラは入ってくる光の量に基づいて自動で露出を調整しようとする。しかし、PLフィルターで光が減らされていることに気づかず、適切な明るさに調整しきれない。

PLフィルターを活かすには?
改善点と撮影のヒント

PLフィルターを活用し、思い通りの明るさで写真を撮るためのいくつかのポイント。

  1. 撮影モードを見直す:オート撮影から一歩進む
    PLフィルターを使用する際、オート撮影から、より詳細な露出設定ができるモードに切り替える。

🔷シャッタースピード優先モード(Tv / S): シャッタースピードを固定し、カメラが自動で絞り(F値)を調整する。
🔷絞り優先モード(Av / A): 絞り(F値)を固定し、カメラが自動でシャッタースピードを調整する。

🔷マニュアルモード(M): シャッタースピード、絞り(F値)、ISO感度をすべて自分で設定する。

これらのモードで撮影することで、写真の明るさを自分の意図に合わせて調整できるようになる。

  1. 露出補正を活用する
    オート撮影モードや、半自動モードでも、露出補正の機能を使うことで写真の明るさを調整できる。

🔷PLフィルターを装着した状態で写真が暗く写る場合は、露出補正をプラス方向(例:+0.3、+0.7、+1.0など)に調整する。

  1. ISO感度を調整する
    ISO感度は、カメラが光を取り込む感度を表す数値。ISO感度を上げるほど、少ない光でも明るく写すことができる。

これらの点を意識して撮影することで、PLフィルターの魅力を最大限に引き出し、理想の風景写真が撮れるようになる。

自然の中に人の手で白い砂浜を作るのは超難関。PLフィルターを活用するのも至難の技。でも、だから面白い。写真は実に奥が深い!

Copyright © 2025 took the photos by Mr.Soutan. All Rights Reserved.

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