幸せ探しはとても難しいですね。
私、Mr.Kazuは、昨年冬、クリスマスが近い時期にロンドン市内を歩く人々を見ながら、幸せって何だろうと考えていました。
様々な知識人が幸福論を著わしています。
しかし、幸せは百人百様。100人の人がいれば、100の考えがあります。正解などありません。
戦国時代の武士は馬に乗れることは最高の幸せだったに違いありません。馬は今の車以上の価値ある生き物でした。

ヘルマン・ヘッセ
幸せってなんだろう?なんて考えたこともない子供時代、夏休みの読書感想文として、私はヘルマン・ヘッセの「車輪の下」という本に出合った。平易に書かれたその本がまさか20世紀最大の文学者と言われるドイツのヘルマン・ヘッセの自叙伝だったとは。今思うとそれが最初の幸福論との出会いだったともいえる。
その次の本が森鴎外の「高瀬舟」。安楽死問題がテーマのその本とヘルマン・ヘッセの「車輪の下」これらの2冊で「生きること、死ぬことが人間にとって最大の課題だ」ということを子供心にほんわかと感じとった。
ヘルマン・ヘッセの幸福論とは……
時間に支配されないこと、同時に恐怖や希望にも左右されないことが必要。今日一日、今の時間を純粋な完全な現在にする。
「今でしょう!」 これこそが幸せなのだと。
ヘルマン・ヘッセの哲学から、私が幸福とは何かを考えると
「絵や写真、もちろんイラストやマラソン、掃除などすべての行為に時を忘れて夢中になる。その時間こそがまさに幸福といえる状況ではないかということです。
時間やリスク、期待や希望、そして損得勘定を忘れた先に幸福という女神が訪れる。
それが、ヘルマン・ヘッセの幸福論から私が導いた答えです。
小鳥や犬、猫、そしてその他の動物たちはみんな今を必死で生きている。幸福とは何か?などと考えることもなく。

そんなわけでこのコーナーは幸福論をテーマに私がスタッフの一人として、共に楽しみながら発信していきます。お楽しみにお待ちください。
Mr.Kazuは素晴らしい学識と行動力の持ち主。幸せって何?を古今東西の解説と彼の得た経験から、丁寧にご指南いただきます。

生きるのは難しい。
だから楽しい!
コメントはMr.Kazu、ページ作成はMs.Distel