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変化朝顔:江戸の園芸文化

千葉県佐倉市にある国立歴史民俗博物館は、日本の歴史や文化を研究・展示する専門施設。その敷地内にある「くらしの植物苑」では、毎年、実際に植物苑で栽培した変化朝顔の実物を所蔵の歴史資料と同時に展示し、園芸文化を分かりやすく説明している。

江戸時代に武士や裕福な商人が趣味として愛した変化朝顔。もし記録するツールとして写真があったなら、どんなに楽だったろうと思った。

変化朝顔とは?

変化朝顔は突然変異によって、花や葉、茎などが普通の朝顔と異なる形に変化したもの。朝顔の粋な変身。江戸時代からの贈物。

江戸時代の朝顔の美

朝顔は芸術。江戸時代の園芸家たちの心が宿っている。

正木系統筒

photo by Mr.Soutan

富士の空

富士の空
photo by Mr.Soutan

富士の峰

富士の峰
photo by Mr.Soutan

富士の桃

富士の桃
photo by Mr.Soutan

江戸時代の精神性とは?

江戸の園芸文化は伝統の技と粋。変化朝顔に込められた江戸時代の探究心、向上心、そして美しい花を愛でるおおらかさこそが江戸時代の精神性ではないだろうか。

江戸時代の変化朝顔市

江戸時代の変化朝顔市
painted by Ms.Distel

江戸時代、武士や豊かな商人たちは園芸を趣味にした。

Mr.Soutan写真術:花

Mr.Soutanの写真術:構図の型

1 日の丸構図 (シンメトリー)

2 三角構図 

3 対角線構図

(他に、3分割法構図、S字構図、トンネル構図がある)

日の丸構図は普通、誰でも無意識にとる構図。多分、日の丸構図という呼び方は後付けですね。

日の丸構図 (シンメトリー)

日の丸構図は被写体を画面の真ん中に配置。強調したいものがはっきり伝わり、安定感や力強さを表現し、主役の花を際立てる。下記の朝顔「舞姿」の美しさは日の丸構図が最適です。

舞姿

日の丸構図 (シンメトリー構図)
photo by Mr.Soutan

親木と正木

親木(おやぎ)とは何か?

親木: 特徴的な葉や花をつける株から採れる種。しかし、この種はほとんどが発芽せず、発芽しても親と同じ特徴を持つものが生まれる確率は低い。

親木(おやぎ)とは何か?
photo by Mr.Soutan

出物(でもの)とは何か?

変化の形質が発現した株で、その形質が固定化されたものを「出物」と呼ぶ。出物から採れる種は再び出物になる可能性が高い。

一重出物打込

一重出物打込
photo by Mr.Soutan

三角構図 

三角構図は、主要な被写体を三角形の形になるように配置。富士山のような自然な三角形だけでなく、3つの要素で構成することも下の写真のようにOKです。

一重出物打込

三角構図
photo by Mr.Soutan

朝顔と牡丹の関係とは?

朝顔と牡丹は全く異なる植物で、遺伝的に遠すぎるため、交配して新しい品種を生み出すことは不可能。でも、「牡丹朝顔」という名前が頻繁に登場する。それは花びらが幾重にも重なり、まるで牡丹の花のように見えることから名付けられた変化朝顔をそう称しているだけ。残念ながら、牡丹朝顔は、朝顔の遺伝子変異によって生まれたものであり、牡丹とは直接的な関係は全くない。

親木牡丹:青

親牡丹:青
photo by Mr.Soutan

親木牡丹:白

親木牡丹:白
photo by Mr.Soutan

江戸紫とは何か?

江戸では染色を紫草の根っこを使って行ったため、その紫が江戸独特の色、つまり赤みがかった京紫と異なり、青みがかった鮮やかな紫だったことから区別されて呼ばれた。また歌舞伎十八番の助六が頭に巻いたハチマキがこの江戸紫だったことから、江戸庶民の間で大流行したことから、江戸紫という言葉が一般化した。

親木江戸紫

親木江戸紫
photo by Mr.Soutan

正木(まさき)とは何か?

正木: 正常な葉と花をつける株から採れる種。この種は、変化朝顔の遺伝子を持ちながらも、親株は普通の朝顔の姿をしている。翌年、変化朝顔の遺伝子が分離して、様々な珍しい葉や花を持つ朝顔が生まれる。

正木系統紅

正木系統紅
photo by Mr.Soutan

対角線構図

対角線構図は、下記の正木系統水色のように、画面を斜めに横切るように被写体を配置する。坂道など、動きや勢い、奥行きを与える助っ人です。

正木系統水色

正木系統水色
photo by Mr.Soutan

正木系統太平洋

正木系統太平洋
photo by Mr.Soutan

種の見分け方は?

遺伝子知識がなかった時代に種の性質を知る方法とは?


遺伝子という知識がなかった時代でも、朝顔愛好家たちは経験則系統的な観察によって種の性質を理解した。

選抜: 優秀な形質を持つ株を選び、その種を採って翌年育てることを繰り返した。
交配: 異なる特徴を持つ株を意図的に交配、新しい変化が生まれるかを試した。
記録: どの親からどのような種が採れ、それが翌年どのような姿になったかを詳細に記録した。精密な絵も沢山残されている。

これらにより、「この親から採れた種は、翌年に変化朝顔が生まれる可能性が高い」といった経験的な知識が蓄積された。
愛好家たちは遺伝子の仕組みを知らなくても、形質の遺伝法則実践的に見つけ出した。メンデル遺伝の法則を発見するずっと前から、彼らは「種の中には、目に見えない形で次の世代に伝わる何かがある」と深く理解していた。

正木系統白筒紅

正木系統白筒紅
photo by Mr.Soutan

曜白とは何か?

花の中央に白い模様が入る朝顔をという。
曜白系」とは、白と紫のストライプが入る朝顔のこと。

曜白:大輪富士の紅

落ち着いた赤と白のストライプは絶妙です。

photo by Mr.Soutan

曜白大輪:富士の紫

富士という名前から、日本一大きい紫と白のストライプという自信作だったのではないだろうか。

曜白大輪:富士の紫
photo by Mr.Soutan

出物系統

葉は朝顔だとわかるが、とても朝顔とは思えない美しさ。

出物系統
photo by Mr.Soutan

変化朝顔の系図

朝顔図鑑

変化朝顔の系図:朝顔図鑑

[表の言葉一覧]

正木:種ができる。種をまけば同じものが育つ。(保存)
出物親木:出物の遺伝子を持つ。種をまくと下記のどれかの種類が出る。(保存)
出物抜け:出物の遺伝子を持たない。(廃棄)
親木:出物の遺伝子を持つ。出物の維持にはこの種を保存する。

下記の種類は、直接、種を取ることができないので、出物の遺伝子を持つ親木を維持する。
牡丹(出物)
(出物)牡丹が組み合わされることもある。
(出物)牡丹が組み合わされることもある。
糸柳牡丹(出物)笹と牡丹と柳が組み合わさったもの。

変化朝顔が衰退した理由?

変化朝顔の多くは、葉や茎の構造が変化しているため、光合成能力が低かったり、成長が遅かったりした。そのため、健全な株を育て、種を採るには高度な技術と手間が必要とされた。また、変化朝顔は遺伝子が不安定なものが多く、翌年同じ形質が発現する確率は高くなかった。期待通りの花を咲かせるためには、多くの種を蒔き、その中から選別する必要があった。

江戸時代の精神性の高さ

江戸時代、武士や裕福な商人には、趣味として朝顔の栽培に没頭する時間的・金銭的、文化的なゆとりがあった。
しかしながら、現代社会では、このような手間のかかる園芸に時間やお金をかける人が少なくなったのではないだろうか?

多様性が生命の鍵

植物のケース
変化朝顔の育種家たちは、一見すると「劣った」遺伝子(花や葉が正常でない)を持つ個体を排除するのではなく、むしろその多様性を積極的に活用した。その結果、江戸時代には数千種類もの珍しい朝顔が生まれ、病気や災害で特定の系統が絶えても、別の系統から復活させることが可能だった。
もし、彼らが「正常」な朝顔だけを選び続けていたら、今日の変化朝顔の文化は存在しなかったはず。

人間の歴史のケース
スパルタが「優秀」とみなした個体のみを残したという歴史的記述は、古代の思想家プルタルコスが記した。(弱者は皆殺しにしたともいわれる)その信憑性については現代の歴史家によって議論されている。しかし、この話が示唆する点は重要。もし仮に、ある集団が遺伝的な多様性を意図的に排除したとすれば、それは環境適応能力の低下に直結するからです。

特定の環境下で「優秀」とされる形質が、別の環境や予期せぬ疫病、飢饉などには全く役に立たない、あるいはむしろ不利に働くことがあるからです。遺伝的多様性は、集団が未知の脅威に立ち向かうための保険のようなもの。物が持てない力のない弱者が、AIの時代になったら途端に、脳の力を発揮する。そんな世界が今や現実となっている。
江戸時代の人々は変化朝顔を通じて、その基本的な考えを持っていたのではないだろうか?

変化朝顔の写真撮影を終えて

変化朝顔の写真撮影は二回目。一回目は時期が遅く、よい写真が撮れなかった。二回目の今度はリベンジ撮影。いい写真が撮れたと自負している。

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関東の百名山:筑波山

七色に変化する筑波山(877m)の姿、見たことがありますか?
かつては万葉集で愛され、徳川家康に深く畏敬された筑波山。そんな筑波山を巡る発見の旅を写真とエッセイでご案内します。

筑波山:発見の旅へ

二つの優美な峰

夫婦和合の象徴である男体山・女体山

筑波山は見る場所や季節で表情が様々に変化する。

歴史ある筑波神社

筑波神社の始まりは神話時代ともいわれ、百人一首に詠まれた恋の歌の舞台にもなっている。また、筑波神社の二神は夫婦神であることから、夫婦円満、家内安全、縁結びの御利益があるとされて、今も多くの参拝者で賑わっている。

歴史ある筑波神社
photo by Mr. Soutan

がまの油売り

ガマの油は、筑波山のガマガエルから採れるとされる民間の薬。その口上芸は現在も伝統芸能として受け継がれ、毎週末のお昼頃に神社の境内で見ることができる。人混みの中から、こんな声が聞こえてくるはず。

ガマの油売り(AI作成イラスト)

さあ~さあ~お立合い!

ご用とお急ぎでなかったらゆっくり聞いておいで
遠目山越えは笠のうち。聞かざる時は、物の出方・善悪・黒白がトーンとわからない

「ガマの油売り口上」は江戸時代に傷薬であるガマの油を売るために永井兵助が考案したとされる大道芸。いまでは、ガマの油は販売されていないが、「ガマの油売り口上」はなんとつくば市の無形民俗文化財として指定され、地域の伝統芸能として受け継がれている。

象徴:ガマ石

ガマに似ている!

ガマ石
photo by Mr. Soutan

筑波山頂

男体山の山頂にイザナギノミコト、女体山の山頂にイザナミノミコトが祭られている。この二柱は日本の国土を創ったとされる夫婦神であり、縁結びや夫婦和合の神様。

女体山の山頂

山頂は岩に囲まれ、広がる下界の眺めは最高。

女体山の山頂
photo by Mr. Soutan

筑波山の成り立ちとは?

筑波山は火山ではない。花崗岩(かこうがん)という岩石から成る。地下のマグマがゆっくりと冷え固まってできた花崗岩が地殻変動で地表に顔を出し、長い風雨の浸食の末、残された部分が山として生き残った。

Mr.Soutanの写真術

1 モチーフ探しの旅を楽しむ

2  風景写真のよりよい構図

3 ブログのための知識収集

筑波山を車で一周

筑波山東側:辻からの眺め

まるで富士山のような三角形に見える。

筑波山東側:かすみがうら市の辻の風景
photo by Mr. Soutan

写真術:モチーフ探しの旅

1 モチーフ探しの旅を楽しむ
事件は現場で起きているんだという刑事のことばではないが、写真は現場に行くことから始まる。
想像では撮影できないのが写真。特に風景写真はそこに行かないと撮れない。だから、まず旅を愛し、楽しむことが写真家の大切な心構えです。

幸せを呼ぶ福寿草

「つくば科学万博」に合わせて開業された花の公園。2021年にリニューアルオープンし、「いばらきフラワーパーク」として親しまれている。フラワードームの中に、バラ・あじさい・牡丹・ダリア他、様々な花が自分の出番を待っている。

幸せを呼ぶ福寿草
photo by Mr. Soutan

ふもと近くは学園都市

平野が広がる田園地帯。でも、実は学園都市でもある。

麓近くは学園都市
photo by Mr. Soutan

近くに東大柿岡研究所や136mの富士山もある。

photo by Mr. Soutan

筑波山北側:石岡市葦穂

きのこ山(528m)や加波山(709m)など連山が続く。

筑波山北側:きのこ山(528m)や加波山(709m)など連山が続く。
photo by Mr. Soutan

歴史秘話:加波山事件

加波山事件は、明治17年(1884年)に加波山で起こった自由民権運動に関連する事件。当時の政府の専制政治に不満を持った一部の青年たちが、政府転覆を計画し挙兵。彼らは警察署などを襲撃したが、参加者が少なく、短期間で鎮圧された。

この事件は、自由民権運動が暴力的な方向に向かい始めたことを示す象徴的な出来事として有名。今でも地元の人々は語り繋いでいる。

先祖伝来の土地を守る

筑波山の麓には瓦屋根の重厚な家が多い。先祖から受け継いだ土地を守り続けている。

先祖伝来の土地を守る
photo by Mr. Soutan

七変化の山

筑波山は「西の富士、東の筑波」と並び称される。

真壁町から見た重厚な筑波山

七変化の山
photo by Mr. Soutan

朝昼晩、そして季節によって色が変化する。

平坦な関東平野の美しき独立峰

筑波山の周囲は関東平野が広がる。あの山は筑波山と誰もが認識できる。それゆえに愛されるのではないだろうか。

写真術:良い構図とは?

風景写真のより良い構図とは、中央に三角形の山のある安定した構図、さらに前景の川や道などで遠近感を表現する。
特に注意することは、地平線を真ん中より上か下にする。くれぐれも「ど真ん中」に配置しない。

真壁から:田園と筑波山

平坦な関東平野の美しき独立峰
photo by Mr. Soutan

日本百名山の一つ

深田久弥が筑波山を日本百名山に選んだ理由は、その標高の高さではない。古くから信仰の対象であり、万葉集や百人一首など多くの文学作品に詠まれてきた。その豊かな歴史と文化が評価されたもの。特に万葉集には沢山の作者不明の作品が残されている。

深い青、優美な山容に心を奪われる。

日本百名山の一つ
photo by Mr. Soutan

写真術:ブログ用に知識収集

3 ブログのための知識収集。
撮影した写真。せっかくです。自分だけで楽しむのではなく多くの人にも見て欲しい。その手段がブログ。写真を撮るだけでなく、その写真の情報、知識を得ることも楽しい。

百人一首と筑波山

「筑波嶺の 峰より落つる 筑波川 恋ぞつもりて 淵となりぬる」

この歌は百人一首にも選ばれている陽成天皇の作。乱行で17歳で退位した天皇、82歳まで長生きし、素晴らしい和歌を残した陽成上皇。筑波山を実際ご覧になったことはあったのだろうか?などとつい疑問を持ってしまった。

百人一首と筑波山
photo by Mr. Soutan

古今集・東歌

「つくば山 かけて君を ねがひつる 我はもとなの 人をこそ思へ」

筑波山に誓って、あなたを願っている私は、何も知らない人のことを思っているのです。(愛の歌)

宮山からのきりりとした筑波山

古今集・東歌
宮山からのきりりとした筑波山
photo by Mr. Soutan

新古今和歌集(源重之)

「筑波山 端山繁山 しげけれど 思ひ入るには さはらざりけり」

意味は、筑波山は、麓の山も奥の山も草木が茂っているけれど、恋に思い入るには何のさまたげもないことだ。

作者、源重之は国司として清和源氏の流れを持つ貴族。日本のあちこちに地方官として歴任しながら和歌を作り続けた。筑波山は彼にとって最高のモチーフだったようです。

赤浜からの幽玄な筑波山

新古今和歌集(源重之)
赤浜からの幽玄な筑波山
photo by Mr. Soutan

赤浜付近

見上げる位置によって二つの山の高さが変わる。

男体山の標高は871m、女体山の標高は877m。
女体山がほんの僅か高い。

赤浜付近
photo by Mr. Soutan

作谷からの眺め

筑波山の周囲をぐるり一周。筑波山自身はどっしり構えているにも関わらず、色や山容が変わり、魅了された。

作谷からの眺め
photo by Mr. Soutan

筑波山山頂

下界には広々とした関東平野が広がる

photo by Mr. Soutan

筑波山魅力発見の旅のお誘い

筑波山を車で一周し、平野の中に神様のように鎮座する姿に感銘。そして、長い年月、多くの人々に親しまれてきた歴史と文化。また麓には筑波大学などの学術・文化施設が立ち並ぶ。

地元の人が、「東京がどんどん近づいてきている」と話していたことが心に残っている。
江戸時代に徳川家康が鬼門の方向の筑波山を重要視して、筑波神社に寄付をした歴史から考えても、筑波山の魅力は奥深い。

みなさん、ぜひ筑波山の魅力発見の旅にお出かけください。
筑波山を一周するのもよし、筑波神社でガマの油売りを見るのもよし、山頂まで登って、岩の上でおにぎりを食べるのもよし。

楽しい一日を体験してみてください。

筑波山は見る場所や季節でその表情を変える。万葉の時代から愛された筑波山。過去・現在・未来と時代を超えて生き続けて欲しい。

Copyright © 2026 taken the photos by Mr.Soutan. All Rights Reserved.

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屏風ヶ浦:千葉の絶景

千葉の絶景:東洋のドーバー

源頼朝の心を救った風景

今回は千葉県銚子市、屏風ヶ浦をご案内します。 源頼朝が『まるで屏風のようだ』と感嘆したと伝わる、長さ約10kmにわたる断崖絶壁。「東洋のドーバー海峡」とも呼ばれる絶景。国の名勝・天然記念物にも指定されています。

まずは銚子駅から旅をスタートします。

銚子駅から旅をスタート

横浜市の京急線にも「びょうぶがうら」という駅名がありますが、あちらは「屛風浦」、こちらは「屛風ヶ浦」です。

圧倒的なスケール感に圧倒される

駅から現地へ。まずはその全貌をお見せします。

屛風ヶ浦全貌

この迫力は現地に行って始めて味わうことができます。10kmにわたって高さ40〜60mの崖が続く。まさに日本が誇る『東洋のドーバー』です。

10kmにわたって高さ40〜60mの崖

この地層は「飯岡層(いいおかそう)」と呼ばれます。
約300万年前〜100万年前、ここは水深数百メートルの深い海の底でした。そこに静かに降り積もった細かな泥が、この巨大な壁のベースになっています。
飯岡層と呼ばれる理由。この地区がもとは飯岡町でしたが、平成17年旭市と合併し、旭市飯岡となりました。地質学の世界では、観察できる地名を名付けるそうです。

地層をマクロの視点で読み解く

崖に近づき、地質学的な価値を深掘りします。

地質学的な価値のある飯岡地層

この美しい縞模様は下総台地が削られてできた断面、いわば数百万年分の地球の地層図です。

縞模様:下総台地が削られてできた断面

「泥岩(でいがん)」という、海の底に積もった細かい泥が固まってできた岩石が主成分です。海の化石が発見できるかも。

縞模様は下総台地が削られてできた断面は泥岩

この風景を見て不思議に思ったことがあります。
なぜ周辺は平坦な土地が多いのに、ここだけ40m〜60mもの高さの崖になっているのか。

理由は、この場所が隆起(りゅうき)」しているからです。

ここは元々「山」だったわけではなく、「平らな高台が、海に削られて今の形になった」のです。

形成のプロセス:
1.プレートの力で海の底の地層が平らな台地として地上に出る。
2. そこに太平洋の激しい荒波が直撃する。
3. 柔らかい地層(泥岩)なので、波が根元をどんどん削る。
4. 支えを失った上の地層が崩落し、垂直な崖ができる。
5. これが10kmにわたって繰り返された結果、今の姿になった。

崖に刻まれた穴の正体

崖の裾にあるこの大きな穴。 ゆるやかなカーブを描いていて、まるで『巨人のかつら』を外したあとのような不思議な空洞。これは海食窪(波蝕窪)。 太平洋の激しい波が、数千、数万年という時間をかけて崖の柔らかい地層を一点集中で削り取った証拠。

屛風ヶ浦の崖の穴の秘密

でも上にあるのは、やけに角ばって鋭い……。これは明らかに人の手が入っています。

屛風ヶ浦の崖の穴の秘密。人が掘った?

歴史のレイヤー:戦時中の記憶

人工の穴をクローズアップし、その背景を語ります。

横に並ぶ屛風ヶ浦の崖の穴の秘密。人が掘った?

陸軍第52軍などが、九十九里浜から屏風ヶ浦にかけて米軍が上陸してくるのを阻止するため、崖の中腹に「洞窟陣地」(機関銃を撃つための銃眼や、兵士が潜む壕)を数多く掘ったそうです。

屛風ヶ浦の崖の穴の秘密。人が掘った?秘密基地

この角ばった穴、実は戦時中に作られた軍事拠点の跡。柔らかく掘りやすい地層だったからこそ、防衛の最前線として選ばれた。太平洋の『波』が削った穴と、戦争という『時代の波』が穿った穴。同じ崖に、全く違う時間の痕跡が同居しているわけです。

同じ崖にある二種類の穴。 片方は数万年の地球の営みを語り、もう片方は激動の歴史を語る。崖の歴史は奥深いです。

頼朝の愛した崖

頼朝の愛した景色、その真の姿

もし、本当に頼朝が見たとしたら、その当時はまだ海の中だったという説もあります。本当に頼朝が屛風ヶ浦と名付けたか?
当時にタイムスリップして確かめたいですね。

頼朝の愛した景色、その真の姿

源頼朝が千葉に上陸した時の真実

頼朝は、歴史上の重要な場面で千葉にやってきています。

石橋山の戦い(1180年): 
平家に敗れた頼朝は、神奈川の真鶴から船で千葉県の安房(現在の鋸南町や館山市付近)に逃げ延びた。

再起の地: 
頼朝は千葉の有力豪族(千葉氏や上総氏)の助力を得て軍勢を立て直し、再び鎌倉へ向かって進軍した。この際、九十九里浜の長さを測らせて「九十九里」と名付けたという説も残っている。

そんな『歴史と地質のレイヤー』を感じながら歩いてみると、いつもの絶景が、少し違って見えてくるかもしれません。

防波堤(護岸)の目的と影響

防波堤(護岸)の目的と影響

屏風ヶ浦の雄大な海食崖は、本来、太平洋の荒波によって常に削られることで新鮮な崖面を維持していました。しかし、その侵食作用による崖崩れや、周辺地域への被害を防ぐために、人為的な防護策が取られてきました。

例えば、東は名洗港から西は刑部岬まで、波打ち際に沿って消波ブロックや護岸が設置。しかし、屏風ヶ浦からの土砂の供給が止まったことで、南に連なる九十九里浜の砂浜が後退するという別の環境問題も発生しています。さらに侵食が抑えられた結果、崖面に植物が生えるようになり、地層の縞模様が見えにくくなっている箇所もあります。

自然は常に変化しています。そこに人間の手を加えることは、長い目で見ると、どうなるのか。難しい課題です。

もし、本当に源頼朝が見た屛風ヶ浦はどうだったのか。海の中に存在していたかもしれません。それは圧倒的な景色だったはず。
神の光として、頼朝に力を与えたかもしれません。

また、戦争中にこの屛風ヶ浦の自然の壁に穴を掘った兵士たちが、今のこの風景を見たらどう思うでしょうか?

そんなことを考えながら、この風景を見ることは、歴史や自然を深く考える絶好の機会です。最高の訪問スポットです。

海風が強いので、写真撮影中に、帽子が飛ばされないようにご注意ください。

アクセス・基本情報

  • 住所: 千葉県銚子市潮見町(銚子マリーナ隣接)
    銚子マリーナ海水浴場から続く遊歩道を歩けば、 地層を間近に観察できます。
  • 駐車場: 銚子マリーナの無料駐車場が便利。
  • 注意点: 崖の上は私有地や危険箇所が多いため、基本は「下の遊歩道」から見るのがルール。

Copyright © 2026 taken the photos by Mr.Soutan. All Rights Reserved.

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壮大な自然の力が生み出した奇跡の風景。
そんな千葉県のお勧めの品をお勧めします。

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銚子の手焼きせんべい


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千葉の灯台:海を守る

灯台の使命と歴史と重み

1: 犬吠埼灯台:千葉県最東端

殺伐とした風景こそが、光の舞台

1: 犬吠埼灯台1

周囲には何もない。ただ、青い海と、白い波、そして空。

私がレンズを向ける「灯台」は、多くの場合、人里離れた厳しい海岸線に立っていました。特に千葉県最東端の犬吠埼灯台(いぬぼうさきとうだい)が立つこの場所は、太平洋に突き出し、海上交通の難所を照らし続けてきた光の舞台です。

灯台の周りが殺伐としているのは、彼らが文明の利便性のためではなく、「自然の猛威」と「航海の安全」の境界線に立っている証拠なのです。

1: 犬吠埼灯台周辺風景

歴史:明治の夜明けを照らした光

犬吠埼灯台の存在価値は、その歴史的な重みにあります。

この灯台が点灯したのは、明治7年(1874年)。近代国家の建設を進めていた日本にとって、海上の安全確保は急務でした。犬吠埼灯台は、イギリス人技師リチャード・ヘンリー・ブラントンの設計により築かれました。彼は日本の近代灯台建設に大きく貢献した「日本の灯台の父」とも呼ばれる人物です。

  • 日本で2番目に古い洋式灯台:
    レンガ造りの美しい姿は、明治初期の最先端の技術と、海を守ろうとする人々の意志の結晶です。
  • 素材のこだわり:
    99段ある螺旋階段を登ると見えてくる、分厚い壁と堅牢な構造。これは、ただの建物ではなく、何百年も変わることのない「未来への約束」を具現化した建造物なのです。

使命:灯台の存在価値は正確さにある

灯台の使命は、ただ明るく照らすことではありません。それは、正確な位置情報信頼を発信し続けることです。

  • 光の個性:
    各灯台は、光り方(周期や光の数)が全て異なり、船乗りは夜闇の中でその光のパターンを読み取り、自船の位置を確認します。犬吠埼灯台は現在も「毎20秒に1せん光」を放ち、船乗りたちに正確なメッセージを送り続けています。
  • 変わらない安心:
    どんな嵐の日も、どんな霧の日も、決まったリズムで光を放ち続けること。周囲の殺伐とした景色の中で、この規則正しく、揺るぎない光のリズムこそが、船乗りにとっての命綱であり、灯台の究極の存在価値なのです。

2: 野島埼灯台:房総半島最南端

房総の盾、野島埼灯台:挫折と再起の物語

2: 野島埼灯台

使命:最南端という責務

房総半島の先端、野島埼灯台(のじまさきとうだい)が立つ場所は、まさに「最南端」です。

東京湾に出入りする船、太平洋を航行する大型船にとって、この野島崎を回り込む航路は非常に重要です。この灯台の光が届くか届かないかで、船の安全は大きく左右されます。

その「最南端」という地理的な使命感と緊張感こそが、この孤高の灯台が持つ存在価値の根幹。(椰子の木がその象徴)

2: 野島埼灯台周辺の風景

歴史:震災を乗り越えた再建の物語

野島埼灯台もまた、明治2年(1869年)に、犬吠埼灯台と同じくブラントン設計により点灯した歴史ある灯台でした。しかし、その輝かしい歴史は、大正12年(1923年)の関東大震災によって一度途絶えてしまいます。

  • 失われた光:
    地震により、初代の灯台は崩壊。海上の安全を担う光が一夜にして失われ、当時の航路にとって大きな危機でした。
  • 再起の象徴:
    その後、すぐさま再建され、現在の白く美しい灯台は、「失われた光を、二度と絶やさない」という強い決意と、復興への願いを込めて再点灯されました。

殺伐とした美しさの正体

野島埼の周囲には、派手な観光施設はありません。あるのは、荒々しい岩場と、その岩場を洗う白波だけ。

この殺伐とした風景は、灯台が担ってきた「自然との闘い」の歴史を雄弁に物語っています。灯台は、その場で何世代にもわたって、変わりゆく海と空を観察し、記録し、その知識と光をもって船を守り続けてきました。

周辺の余計なものがそぎ落とされた環境だからこそ、灯台の白い姿と力強い光が、より、純粋な使命の象徴として際立つのです。

3: 洲崎灯台:東京湾への水先案内

房総半島の入口と出口を守る「門番」として機能

3:洲崎灯台:東京湾への水先案内人

使命:航路の「門番」

洲崎灯台(すのさきとうだい)が立つのは、房総半島の西端、館山湾の入口に突き出た岬。この灯台の最も重要な使命は、東京湾に出入りする全ての船に対する「門番」として機能することです。

大型のコンテナ船、タンカー、フェリーなど、日本経済の動脈ともいえる多くの船が、この岬を通過します。灯台の光は、船に正確な位置情報を提供し、複雑で交通量の多い東京湾口での衝突事故を防ぐための、最初の重要な標識です。

3:洲崎灯台:東京湾への水先案内人そして門番

歴史と価値:現代の海運を支える光

この灯台は、関東大震災後に再建され、現在の姿になりました。周囲に何もない殺風景な環境は、船乗りにとって灯台の光だけが頼りであることを強調します。その白い姿は、「大都会のすぐそばにありながら、人の営みから切り離された使命」を静かに示しています。

4. 勝浦灯台:リアス式海岸の安全

九十九里浜の始点と終点を守る光

4. 勝浦灯台:リアス式海岸の安全

使命:複雑な地形を照らし安全を確保。

勝浦灯台(かつうらとうだい)は、房総半島の中央東岸、複雑な海岸線を持つリアス式海岸の岬に立っています。この地形は、荒天時には波が激しく、船にとって危険な場所が多いです。

勝浦灯台の使命は、港へ出入りする漁船や、入り組んだ地形を避けながら航行する小型船に対して、浅瀬や岩礁の位置を明確に知らせることです。その光は、遠洋航海よりも、むしろ地元の漁業の安全という、生活に直結した重要な役割を担っています。

4. 勝浦灯台:リアス式海岸の安全管理

歴史と価値:地域の生活と共にある光

この灯台は、地域の漁業を支えるために、古くからその役割を果たしてきました。その存在価値は、地域の港町のシンボルとして、人々の暮らしに寄り添ってきた歴史にあります。灯台が放つ光のリズムは、単なる航路標識ではなく、地元の人々にとっては「今日も一日、漁から無事に帰ってこられた」という安堵のサインなのです。

4. 勝浦灯台:リアス式海岸の安全そして無事の帰還を願う

5. 太東崎灯台:長い砂浜の目印

房総半島の入口を守る光

5. 太東崎灯台:長い砂浜の目印

使命:九十九里浜の「始まり」を示す

太東崎灯台(たいとうざきとうだい)は、日本有数の長さを誇る九十九里浜の南端に位置しています。

九十九里浜のような単調で変化に乏しい砂浜の海岸線は、船乗りにとって、陸の目印(ランドマーク)を見つけにくいため、かえって危険です。太東崎灯台の光は、長い砂浜の始まりを示す、唯一無二の目印としての使命を担っています。

5. 太東崎灯台:長い砂浜の目印、長い砂浜の始まりを示す役割

歴史と価値:地形と一体化した標識

現在の灯台は比較的新しいものですが、その場所に灯台が立つことの価値は変わりません。地形そのものが持つ目印としての役割を、夜間に光で引き継ぐのが太東崎灯台の存在意義。周囲に人工物がない殺伐とした岬の景観は、灯台が担う「自然の中で迷子になることを防ぐ」という、原始的な使命を強調しています。

6. 飯岡灯台:九十九里浜の「終点」

6. 飯岡灯台:九十九里浜の「終点」

使命:屏風ヶ浦の「安全」を知らせる

飯岡灯台(いいおかとうだい)は、九十九里浜の北端、断崖絶壁屏風ヶ浦(びょうぶがうら)の始まりに立っています。

九十九里浜を北上してきた船にとって、この灯台の光は「間もなく断崖にさしかかり、航路を変える必要がある」という重要な警告信号の役割を果たします。その使命は、船を誘導すること以上に、危険な地形への接近を防ぐという、防御的な意味合いが強いのが特徴です。

歴史と価値:光のバリアとしての存在

飯岡灯台が立つ高台からの景色は、屏風ヶ浦の荒々しい姿を一望できます。灯台の白い光は、この危険な地形に対する「光のバリア」として機能し、船乗りたちに常に警戒を促します。周辺の風景がもたらす緊張感こそが、この灯台の存在価値を際立たせる舞台装置なのです。

6. 飯岡灯台:九十九里浜の「終点」そして、「光のバリア」としての存在

同じような姿、殺伐とした風景。朝夕の瞬間の美しさは別格として、地味な存在、孤高の光としての灯台を写真で撮り続けたのは、そこにこそ価値があるからと信じた行動からです。

灯台の存在価値は、今こそ皆様に知って頂きたいと願っています。写真は知られざる価値を表に出す作業かもしれませんね。

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アジサイの魅力:服部農園あじさい屋敷探訪記

アジサイの魅力再発見と服部農園あじさい屋敷探訪記

ジメジメとした梅雨の空を一瞬で華やかにしてくれる花、紫陽花(アジサイ)。その多彩な色と表情で、かつては地味な存在と思われていたアジサイが、今や母の日のギフトとしてもカーネーションに劣らぬ人気を誇る、時代の人気者へと変貌を遂げている。

今回は、千葉県茂原市の服部農園あじさい屋敷で出会った、美しいアジサイたちの姿を、その歴史ロマンと共にご紹介します!

色の魔術!紫陽花の多様な姿

アジサイと言っても、その品種は驚くほど多様です。

額アジサイ(ガクアジサイ):中心の小さな花を、周りの大きな装飾花(萼)が額縁のように囲む、繊細で清楚な姿。日本の原種に近く、気品があります。

【寛容な白】清らかで優しさに満ちた白いガクアジサイ。「寛大な心」という花言葉を体現するような美しさ。

寛容な白】清らかで優しさに満ちた白いガクアジサイ。「寛大な心」という花言葉を体現するような美しさ。

【気品の青紫】 繊細な装飾花が青紫に色づき、知性と落ち着きを感じさせるガクアジサイ。雨の雫に濡れると、一層その色が深まります。

【気品の青紫】 繊細な装飾花が青紫に色づき、知性と落ち着きを感じさせるガクアジサイ。雨の雫に濡れると、一層その色が深まります。

ホンアジサイ(手毬咲き):装飾花が密集し、丸くこんもりとした手毬のような形になる、豪華でボリューム感のある姿。

【ボリューミーな青】雨に濡れても形が崩れない、まん丸とした大きな青い手毬咲き。迫力満点のホンアジサイ。

【ボリューミーな青】雨に濡れても形が崩れない、まん丸とした大きな青い手毬咲き。迫力満点のホンアジサイ。

【優しいぼんぼり】赤紫色が光を浴びて、ふんわりとした「ぼんぼり」のような温かい優しさを演出しています。

【優しいぼんぼり】赤紫色が光を浴びて、ふんわりとした「ぼんぼり」のような温かい優しさを演出しています。

ヤマアジサイ:山地に自生する原種で、小ぶりで素朴な美しさが魅力です。

【夏の白い花火】夜空にパッと開いた花火のように、軽やかに散らばって咲いている。

【夏の白い花火】夜空にパッと開いた花火のように、軽やかに散らばって咲いている。

そして、空を映したようなから、幻想的な青紫、情熱的な赤紫、鮮やかな、愛らしいピンク、そして清らかなまで、アジサイはまさに色彩の魔術師!最近は淡い黄緑色も出現してます。

土壌のpH値(酸性度)によって花の色が変わる性質が、この多様な色の源なのです。品種改良も世界中で行われています。

【蝶と花の共演】 優雅なアカボシゴマダラが、清楚な白いアジサイの蜜を楽しむ、平和なひととき。

【蝶と花の共演】 優雅なアカボシゴマダラが、清楚な白いアジサイの蜜を楽しむ、平和なひととき。

シーボルトのアジサイの物語

アジサイの人気には、歴史的なロマンも隠されています。

かつて鎖国下の日本で、オランダ医師として来日したドイツ人学者シーボルト。彼はこの美しい花をヨーロッパに紹介しました。

特に有名なのは、彼が愛した日本人女性、お滝さんの名から「ハイドランゼア・オタクサ」と名付けようとしたエピソードです。

このアジサイはヨーロッパで品種改良され、豪華な「西洋アジサイ(ハイドランジア)」として世界を席巻。そして、時を経て日本に「逆輸入」され、今では私たちを楽しませてくれています。

【ハイドランジア】西洋アジサイ遠い異国を経由して、故郷に戻ってきたアジサイ。その歴史を知ると、一層愛おしくなります。

ハイドランジア】西洋アジサイ遠い異国を経由して、故郷に戻ってきたアジサイ。その歴史を知ると、一層愛おしくなります。

圧巻の美!服部農園あじさい屋敷

今回訪れた茂原市の服部農園あじさい屋敷は、約1万株以上のアジサイが山肌一面を覆い尽くす、まさにアジサイの園でした!

山の斜面を埋め尽くすように咲き誇るアジサイたちの姿は、圧巻の一言。その中から、特に印象的だったアジサイたちを写真に添えてご紹介します。

【小さな青い山】 淡い青紫の花が密集し、丘のようにこんもりと咲き誇る、心和む風景。服部農園あじさい屋敷

【小さな青い山】 淡い青紫の花が密集し、丘のようにこんもりと咲き誇る、心和む風景。服部農園あじさい屋敷

【無限のパノラマ】 見渡す限りアジサイ、アジサイ。まさに「あじさい屋敷」の名にふさわしい絶景です。

【無限のパノラマ】 見渡す限りアジサイ、アジサイ。まさに「あじさい屋敷」の名にふさわしい絶景です。

【生命の躍動】 服部農園の広大な斜面をアジサイたちが埋め尽くし、それぞれの花が生命力に溢れて生き生きと咲いています。

【生命の躍動】 服部農園の広大な斜面をアジサイたちが埋め尽くし、それぞれの花が生命力に溢れて生き生きと咲いています。

繊細で優美なガクアジサイたち

【高貴な舞踏会】気品のある青紫の額アジサイ:まるで知的な女性のような、落ち着いた青紫色。

【高貴な舞踏会】気品のある青紫の額アジサイ:まるで知的な女性のような、落ち着いた青紫色。

【幸せを呼ぶお姫様】幸せを運ぶピンク色の額アジサイ:淡いピンクの装飾花が、周囲を優しく照らしているよう。

【幸せを呼ぶお姫様】幸せを運ぶピンク色の額アジサイ:淡いピンクの装飾花が、周囲を優しく照らしているよう。

【星の王子様】青紫の額アジサイ:小さな星が散りばめられたような、ロマンチックな佇まい。

【星の王子様】青紫の額アジサイ:小さな星が散りばめられたような、ロマンチックな佇まい。

【ミルキーウェイ】銀河系のように流れる白い大きなガクアジサイ:広大な宇宙を思わせる、壮大なスケール感。

【ミルキーウェイ】銀河系のように流れる白い大きなガクアジサイ:広大な宇宙を思わせる、壮大なスケール感。

存在感のあるホンアジサイ

【宇宙から見た地球】青くボリュームのあるホンアジサイ:雨粒を弾きそうなほど、力強い青。勢いがありますね。

【宇宙から見た地球】青くボリュームのあるホンアジサイ:雨粒を弾きそうなほど、力強い青。勢いがありますね。

【気高き真紅】元気で存在感のある赤い豪華なホンアジサイ:圧倒的な存在感で、周りの景色まで明るくする鮮やかな赤。

【気高き真紅】元気で存在感のある赤い豪華なホンアジサイ:圧倒的な存在感で、周りの景色まで明るくする鮮やかな赤。

【情熱のルビー】 圧倒的な存在感を放つ、鮮やかで豪華な赤いホンアジサイ。見る人を惹きつけます。

【情熱のルビー】 圧倒的な存在感を放つ、鮮やかで豪華な赤いホンアジサイ。見る人を惹きつけます。

【ロイヤルドレス】赤紫色を中心の白でまるでお姫様のような上品さを持ったホンアジサイ:まるで貴族のパーティーにいるお姫様のドレスのよう。

【ロイヤルドレス】赤紫色を中心の白でまるでお姫様のような上品さを持ったホンアジサイ:まるで貴族のパーティーにいるお姫様のドレスのよう。

【寛容の美】まん丸な白い清楚なホンアジサイ:雨上がりの空気に映える、汚れを知らない純白の美しさ。

【寛容の美】まん丸な白い清楚なホンアジサイ:雨上がりの空気に映える、汚れを知らない純白の美しさ。

個性的な変わり種やヤマアジサイ

【カシワバアジサイ】慈愛、清純、汚れなき心とか、とてもポジティブな意味合いのある花言葉を持つアジサイ。古来から日本に存在したといわれています。

【カシワバアジサイ】慈愛、清純、汚れなき心とか、とてもポジティブな意味合いのある花言葉を持つアジサイ。古来から日本に存在したといわれています。

【元気なチアリーダー】 中央の青紫、そして、淡い赤紫の装飾花が囲み、溌剌とした少女のような可愛らしさ。

【元気なチアリーダー】 中央の青紫、そして、淡い赤紫の装飾花が囲み、溌剌とした少女のような可愛らしさ。

【フリルな舞踏会】 花びらの縁にフリルがついた品種。風に揺れる姿は、優雅に踊るドレスのようです。

【フリルな舞踏会】 花びらの縁にフリルがついた品種。風に揺れる姿は、優雅に踊るドレスのようです。

【ゴージャスなパーティー】白いミニドレスのようなヤマアジサイ:装飾花が幾重にも重なり、息をのむような美しさ。

【ゴージャスなパーティー】白いミニドレスのようなヤマアジサイ:装飾花が幾重にも重なり、息をのむような美しさ。

アジサイが人気の理由

かつては地味なイメージもあったアジサイですが、今では多彩な品種と土壌で色が変わるユニークな性質が再評価されています。

特に、その「移り気」という花言葉(※これはネガティブな意味だけでなく、色の変化の面白さを表します)も、多くの色を「楽しむ」花として受け入れられ、多様な品種が母の日などのギフトとしても大人気!虹色のアジサイまで生まれています。

アジサイは、私たちに色の豊かさ歴史の重み、そして生命力を教えてくれる、奥深い花です。

あなたも、雨の季節に輝きをくれるアジサイに、ぜひ会いに行ってみませんか?

パノラマビューは特に見事で、広大なアジサイの群生を写真に収めることができますよ。

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【服部農園あじさい屋敷 情報】

  • 場所: 〒297-0042 千葉県茂原市三ケ谷719
  • 見どころ: 総面積18,000平方メートル(または27,000平方メートル)の広大な敷地。山肌一面にアジサイが咲き乱れます。
  • 開園期間: 6月1日頃から7月上旬頃まで。期間中は無休。
  • 開園時間: 8:00〜18:00
  • 入園料: 大人(中学生以上):500円〜600円程度 子供(小学生):200円〜300円程度
  • 駐車場: あり(約120台)
  • アクセス: JR茂原駅から約4km。タクシーで約10〜15分。
         圏央道 茂原長南ICからもアクセス可能です。
  • 特徴: 山の斜面を利用した広大なアジサイ畑で、上から見ても下から見ても迫力ある景色が楽しめます。散策路は急斜面もあるため、歩きやすい靴での訪問をお勧めします。
  • 足元への配慮:  山の斜面を利用した散策路は急な場所や、雨天時はぬかるむ場所があります。お気をつけください。

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足利フラワーパークの藤

足利フラワーパーク:樹齢160年の命をつなぐ物語

藤を愛し、守り育てる

「こんな景色、見たことない!」

足利フラワーパークの藤棚の下に一歩足を踏み入れると、思わず息をのみました。あたり一面、滝のように流れ落ちる紫、白、そして珍しい黄色の花々。

私たちが今見ているこの奇跡のような絶景は、ただの美しい花ではありません。実は、一つの家族の「藤を愛し、守り育てる」という一途な情熱と、それを支えた人々の不屈の努力の結晶なのです。

職人の愛が咲かせた「奇跡の藤」

藤の花は、種から育てると花が咲くまでに10年〜15年もかかると言われる、非常に手のかかる植物です。このパークのシンボルである大藤(樹齢160年!)は、まさにその手間暇の集大成。

見事としか言えない大木

見事としか言えない大木
the photo by Mr.Soutan

ただ、ここまで育てるのは並大抵のことではありません。

長年の努力: 挿し木や接ぎ木など、さまざまな方法で繁殖させながら、毎年欠かさず丁寧な手入れが必要です。特に花が終わった後の「花柄摘み」などは、果てしない作業です。

幹と支柱の芸術

広大な藤棚を支えるため、無数の支柱が張り巡らされています。これは単なる補強ではなく、藤の生育を助ける「愛の設計図」です。

💜 支柱は努力の賜物

支柱が見事に作られている。スタッフの努力の賜物。

支柱は努力の賜物
the photo by Mr.Soutan

私たちは、この圧倒的な美しさから、花を育てる職人さんたちの愛情と執念を強く感じずにはいられませんでした。

絶景フォトスポット!紫・白・黄色の光のトンネル

パークでは、色や形が異なるさまざまな藤の絶景を楽しめます。まるで別世界への入り口のようです。

💗光のトンネル

空を覆い尽くす紫藤の下を歩けば、そこは光のトンネル!

支柱は努力の賜物
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紫藤を下から見上げる。空に向かって、光のトンネルのようなスポット。

空に向かって、光のトンネルのようなスポット。
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空から降ってくるような八重の藤。舞妓さんの髪飾りを思い出す。

八重の藤。舞妓さんの髪飾り
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白藤:青空とのコントラストが最高

白藤。青い空と美しいコラボ。あでやかな姿で私たちを迎えてくれました。天空から舞い降りてくる羽衣のような美しさです。

キバナ藤:青空とのコントラストが最高
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白藤:楚々として優雅なトンネル

白藤のトンネルは、まるで清らかなベールをくぐり抜けているかのようです。楚々とした美しさに心が洗われます。

楚々として優雅なトンネル
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白藤のトンネル。トンネルを抜けるとまた美しい白藤が!

白藤のトンネル。
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幹をギプスで!不可能を可能にした「大移植」の物語

実は、この藤は元々別の場所で育っていました。現在のパークが整備された裏には、「最大の危機」と「奇跡のプロジェクト」がありました。

幹の直径が1メートルを超える大藤。移植は前例がなく、「不可能」とされていました。

樹木医の情熱

しかし、当時のオーナーの情熱に応えるべく、女性初の樹木医・塚本こなみさんが立ち上がります。彼女はなんと、骨折の治療に使うギプスをヒントに、幹を石膏で固定して運ぶという革新的な移植法を編み出したのです。

延べ2千人もの地元の職人たちの協力のもと、1996年、大藤は現在の場所へ無事に移送されました。

その後も、経営難や台風、病害など多くの苦難がありましたが、創業者一族と社員、そして地域の人々の「藤を愛する気持ち」によって、パークは生き残りました。今では閑散期に始めたイルミネーションも大人気となり、一年中楽しめる場所へと成長したのです。

奇跡の絶景

公園全体の手入れもまさに見事としか言えない。

奇跡の絶景
the photo by Mr.Soutan

💖 私たちが藤に心打たれる理由

私たちが足利フラワーパークの藤に感動するのは、その美しさだけではないでしょう。

そこには、藤の幹のように太く強靭な、早川家三代にわたる「藤への一途な愛」と、困難を乗り越えた人々の「絶対に諦めない希望」が詰まっています。

ぜひ、この春、あなたもこの「愛の結晶」を肌で感じてみてください!

写真家Mr.Soutanのコラム

藤の花の見頃が終わっても、パークは四季折々の美しい花で私たちを楽しませてくれます。職人さんの「藤を愛する手」は、他の花々にも注がれています。本当にありがたいです。今回、キバナ藤を見ることができず残念でした。
次回は紫陽花の花をテーマでお送りします。
毎月1日と15日を楽しみにお待ちください。

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楽天でお買い物

息を飲むような藤。小さな藤しか見たことがないため、信じられないぐらいの大きさですね。
驚いた後はぜひ楽天でお買い物してください。

💑鉢植えでも育てることができる藤です


💑藤苗木・八重黒竜(ヤエコクリュウ) 


💑清涼感のある葉藤です


💑藤の苗木・黒龍(コクリュウ) 一重  


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シャクナゲの魅力に迫る

花木の女王:シャクナゲの魅力に迫る:茨城県(笠間市)、神奈川県(箱根)、栃木県(足利)の3つの名所をご案内します。

花木の女王:シャクナゲ

花木の女王:シャクナゲ
the photo by Mr.Soutan

5月、新緑の季節にひときわ華やかな存在感を放つ花、シャクナゲ(石楠花)。その気品あふれる姿から「花木の女王」とも呼ばれます。今回、その美しさに魅せられ、茨城県・笠間市、神奈川県・箱根、そして栃木県・足利の3つの名所でシャクナゲを巡る旅に出ました!

場所ごとに異なる表情を見せる女王たちの輝きをご紹介します。

茨城:鳳台院のシャクナゲ

日本一の達磨像が見守る笠間市の「鳳台院」の威厳あるシャクナゲ

最初にご紹介するのは、茨城県笠間市にある曹洞宗の古刹、国見山 鳳台院です。

境内には日本一の大きさを誇る達磨像が鎮座しており、その荘厳な雰囲気の中、シャクナゲが咲き誇ります。

鳳台院の特別な風景

鳳台院の入り口からの沿道風景。お寺へ向かう道すがら、シャクナゲの群生に迎えられます。

鳳台院の特別な風景

鳳台院の入り口からの沿道風景。お寺へ向かう道すがら、シャクナゲの群生に迎えられます。
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日本一の達磨像が時空を超えて、鳳台院を背に、鎮座している姿。この光景だけでも感動ものです!

日本一の達磨像が時空を超えて、鳳台院を背に、鎮座している姿。この光景だけでも感動ものです!
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王妃のような赤と気品あふれる白

鳳台院のシャクナゲは、古刹のたたずまいにふさわしい、威厳と気品を感じさせます。

赤いシャクナゲ

まるで王妃のような輝きを持つ存在感のある美しさ。

赤いシャクナゲ

まるで王妃のような輝きを持つ存在感のある美しさ。
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愛らしい舞妓さんの髪飾りにしたいような、鮮やかさです。

愛らしい舞妓さんの髪飾りにしたいような、鮮やかさです。
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白いシャクナゲ

白い花びらの中に濃い紫の斑点。平安の都の貴族のような、高貴な色彩の組み合わせ。

白い花びらの中に濃い紫の斑点。平安の都の貴族のような、高貴な色彩の組み合わせ。
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少女たちが集まって、コーラスをしているような雰囲気。一輪一輪が顔を寄せ合って咲く姿が、まるで歌声が聞こえてきそうなほど愛らしい。

少女たちが集まって、コーラスをしているような雰囲気。一輪一輪が顔を寄せ合って咲く姿が、まるで歌声が聞こえてきそうなほど愛らしい。
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鳳台院を背景に、空に向かって咲くシャクナゲ。

鳳台院を背景に、空に向かって咲くシャクナゲ。
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箱根恩賜公園

続いては、芦ノ湖に面した美しい公園、箱根恩賜公園です。

美しい5月の空の下、新緑の豊かな背景にシャクナゲの群生が輝いていました。こちらは、自然の光を浴びていきいきと咲き誇る、生命力を感じるシャクナゲたちです。

赤いシャクナゲ

ひと際、美しく咲き誇る様子は、まさに公園の主役!

赤いシャクナゲ

ひと際、美しく咲き誇る様子は、まさに公園の主役!
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つぼみは赤く、開くと淡いピンクになるシャクナゲ。葉の光沢も美しく、新緑を背景に輝きを増しています。

つぼみは赤く、開くと淡いピンクになるシャクナゲ。葉の光沢も美しく、新緑を背景に輝きを増しています。
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白いシャクナゲ

愛らしいつぼみと5月の光を浴びて輝く光沢の葉

白いシャクナゲ

愛らしいつぼみと5月の光を浴びて輝く光沢の葉
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白い清純さそのもの。光が当たるところは透明感があり、陰影がとても美しい!

白い清純さそのもの。光が当たるところは透明感があり、陰影がとても美しい!
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思わず笑顔になる一輪 「花の真ん中は赤紫。開いた花びらは白い。まるでいちご大福のような愛らしさ。心が和みます。

わず笑顔になる一輪 「花の真ん中は赤紫。開いた花びらは白い。まるでいちご大福のような愛らしさ。心が和みます。
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足利フラワーパークのシャクナゲ

栃木:藤の季節に負けない存在感

藤の名所としてあまりにも有名な足利フラワーパークですが、5月はツツジやシャクナゲも見頃を迎えます。ここで他の花々と共に咲き誇る、華やかで賑やかなシャクナゲたちに出会えました。

白いシャクナゲ

背景の赤いクルメツツジの前に、白いシャクナゲが燦然と輝き、見事なコントラストを生み出しています。

背景の赤いクルメツツジの前に、白いシャクナゲが燦然と輝き、見事なコントラストを生み出しています。
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白い五弁の花びら。輪になって踊っているような楽しい雰囲気。

白い五弁の花びら。輪になって踊っているような楽しい雰囲気。
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淡い紫色の高貴な色のシャクナゲ、「ブルーピーター」。青というより、パープルな色合いが大人っぽく魅力的です。

淡い紫色の高貴な色のシャクナゲ、「ブルーピーター」。青というより、パープルな色合いが大人っぽく魅力的です。
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シャクナゲの花のつくり

豪華さと繊細さの秘密

細部に宿る美しさ 拡大写真を見ると、シャクナゲの精巧な作りがよくわかります。雄しべやめしべをさらに拡大。生命の神秘を感じる緻密さです。

シャクナゲが「春の女王」と呼ばれるのは、その花房全体の豪華さに秘密があります。しかし、一つ一つの花をよく見ると、非常に繊細で複雑なつくりをしていることが分かります。

シャクナゲの花のつくり
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1. 花房(かぼう)の秘密:豪華さの源

シャクナゲの花は、単独で咲くのではなく、たくさんの花がまとまって一つの大きな塊を作ります。これを花序(かじょ)と呼び、シャクナゲの場合は特に「総状花序」「散形花序」に近い形で咲きます。複数の花がドーム状やボール状に密集して咲くため、一つ一つの花は小さくても、群れ全体で非常に豪華で華やかな印象を与えます。チームワークの力ですね。

2. 花びら(花冠)と模様:気品の証

【蜜標】昆虫に「ここに蜜があるよ」と知らせる目印

シャクナゲの花びら(花冠)は、通常5枚が合着してます。

斑点(はんてん): 花の中心部、特に上の花びらの内側には、しばしば濃い色の斑点や模様が見られます(例:白花の中に紫の斑点)。
この模様は、蜜標(ネクターガイド)の役割。昆虫に「ここに蜜があるよ」と知らせる目印となり、効率よく花粉を運んでもらうための工夫です。これが、シャクナゲの気品ある色合いを作り出しています。

3. 雄しべ(おしべ)と雌しべ(めしべ):生命を繋ぐ繊細な構造

3. 雄しべ(おしべ)と雌しべ(めしべ):生命を繋ぐ繊細な構造
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花の中心には、シャクナゲの生命の設計図とも言える、雄しべと雌しべが伸びています。

  • 雄しべ:
    1. 一般的に10本あります(品種によって本数は異なる)。
    2. 雄しべの先端には、花粉が入った葯(やく)が付いている。
  • 雌しべ:
    1. 雄しべよりも太く中央から真っ直ぐに伸び、先端がふくらんだ柱頭と呼ばれる部分が運ばれてきた花粉を受け止める。
    2. この雄しべと雌しべのカーブや配置の美しさも、シャクナゲの大きな魅力の一つ。一般的に10本あります。
    3. 雄しべの先端には、花粉が入った葯(やく)が付いている。
      シャクナゲの優雅さは、遠くから見る花房の迫力だけでなく、一つ一つの花が持つこれらの繊細なパーツの組み合わせによって生まれているのですね

シャクナゲの品種

【ホンシャクナゲ】日本固有のシャクナゲ。葉は幅広く、ピンクや淡い色が多い。日本の風情を感じさせる気品がある。

【ホンシャクナゲ】日本固有のシャクナゲ。葉は幅広く、ピンクや淡い色が多い。日本の風情を感じさせる気品がある。
the photo by Mr.Soutan

【西洋シャクナゲ】花が巨大で豪華。鮮やかな赤や濃紫、黄色がかった色が多く、非常にバリエーションが豊かです。

【西洋シャクナゲ】花が巨大で豪華。鮮やかな赤や濃紫、黄色がかった色が多く、非常にバリエーションが豊かです。
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【ホソバシャクナゲ】葉が細く、高山などの厳しい環境に自生する。背丈が低く、枝が横に広がる。暑さに弱い。

【ホソバシャクナゲ】葉が細く、高山などの厳しい環境に自生する。背丈が低く、枝が横に広がる。暑さに弱い。
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他にも、アズマシャクナゲ、ツクシシャクナゲ、キバナシャクナゲ、ヤクシマシャクナゲなどがある。

いかがでしたか?

それぞれの場所で、歴史や自然、他の花との調和によって、異なる魅力を放っていたシャクナゲたち。

最後に、全てのシャクナゲの集合写真で締めくくりましょう!

「はい チーズ」笑顔がこぼれそうなシャクナゲたち。

笑顔がこぼれそうなシャクナゲたち。

ぜひ、皆さんもシャクナゲの咲く季節に、その女王のような美しさを体感しに出かけてみてください!

その他の情報

鳳台院のアクセス情報

住所 〒309-1631 茨城県笠間市箱田2458

交通手段
電車・バス JR水戸線 笠間駅よりタクシーで約5分(3km)
      JR常磐線 友部駅より車で約16分(10km)
     北関東自動車道 友部ICより笠間方面へ約12分
      北関東自動車道 笠間西ICより約13分 
駐車場   50台駐車可能(無料)。シャクナゲの開花期間中 
      は隣接する笠間市運動公園の駐車場を利用できる。

箱根恩賜公園 周辺のランチ情報

箱根恩賜公園は芦ノ湖に面した元箱根エリアに近く、湖畔の景色を楽しめる魅力的な飲食店が多数あります。

湖畔・イタリアン「ラ・テラッツァ 芦ノ湖
薪窯で焼き上げる本格ピッツァ。芦ノ湖を眺めながら食事ができる開放的な雰囲気です。

和食・そば「傳兵衛蕎麦」箱根関所近くにある老舗の蕎麦屋。旅情あふれる店構えです。

洋食「レストラン・ブライト」恩賜公園前バス停すぐにある老舗洋食店。ハンバーグやワカサギフライなどメニューが豊富です。

足利フラワーパーク最新開花情報

足利フラワーパークは「ふじのはな物語」(4月中旬~5月中旬)の期間にシャクナゲも見頃を迎えます。大藤、八重の大藤、白藤が満開を迎え、ツツジやシャクナゲとともに百花繚乱の華やかな園内となります。シャクナゲの見頃は、藤の季節(4月下旬~5月上旬)と重なり、「紫・白・黄」の3色の藤と共に楽しめます。

天候や気温の影響で開花状況は日々変わるため、特に藤やシャクナゲの最盛期(満開)を狙う場合は、訪問直前に公式ホームページの「現在の花の状況」を確認することをおすすめします。

楽天でお買い物

この情報が旅の計画にお役立て頂ければ幸いです。旅のお供にお勧めのグッズはぜひ楽天でお買い求めください。

💑花木 庭木の苗/西洋シャクナゲドレスアップ


💑花木 庭木の苗/西洋シャクナゲ:マリアン


💑花木 庭木の苗/シャクナゲ(石楠花):紫炎


💑西洋シャクナゲ 【ミッドナイト】


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根津神社:ツツジ探索

根津神社のツツジ:100種3000株が織りなすアート✨

境内に一歩足を踏み入れると、目の前に広がるのは色とりどりのツツジの海!歴史ある社殿と鮮やかな花のコントラストが最高!

美しいツツジを撮り歩こう!

今年も都内屈指のツツジ名所、根津神社の「文京つつじまつり」に行ってきました!約100種3000株のツツジが境内を埋め尽くす光景は、まさに圧巻の一言。写真映えも歴史も楽しめる根津神社の魅力をご紹介します!

⛩️極彩色の杜を歩く!

極彩色の楼門をツツジの小山から眺める。楼門に向かって歩く人々の後ろ姿にも風情を感じる。

極彩色の杜
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斜面をツツジのかたまりが登っていく景色は壮観。

斜面をツツジのかたまりが登っていく景色は壮観。
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こんもりと盛り上がった綿雲のような白いツツジ!優美なヒラドツツジかな?

こんもりと盛り上がった白いツツジ
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おとぎ話に出てくるような、愛らしいピンクのツツジの絨毯!

愛らしいピンクのツツジの絨毯
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赤いツツジがマカロンみたいに丸く重なって…可愛すぎません?

赤いツツジがマカロンみたいに丸く重なって…可愛すぎません?
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💥個性的で可愛い品種図鑑

根津神社のツツジ苑には、普通のツツジだけじゃなく、珍しい品種もたくさん!ここでしか出会えない、個性派ツツジたちをご紹介します。あなたの「推しツツジ」はどれ?

「カラフネ」

燃えるような真っ赤!情熱的な色に思わずハッとさせられる。

「カラフネ」
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「キレンゲ」

高貴なレモンイエローが目を引く!華やかで上品な重なり!

「キレンゲ」
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「バイカツツジ」

細長い花びらがそそり立つ、まるでアート!シャープな美しさ。

「バイカツツジ」
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「モチツツジのハナグルマ」

波打つ花びらが個性的!珍しい形に釘付け!

「モチツツジのハナグルマ」
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「千重オオムラサキ」

幾重にも花びらが重なったドレスのよう。まさに高貴の極み!

「千重オオムラサキ」
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「クルメツツジ」

ちっちゃくて愛らしいピンク!可憐さNo.1のお姫様ツツジ。

「クルメツツジ」
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なぜクルメツツジは有名

久留米藩士の坂本元蔵は、江戸時代後期(1785年〜1854年)の園芸家で、久留米つつじの生みの親、そして、今のツツジの基礎を作った人物です。
ツツジの種子は非常に小さく、通常の苗床では発芽が難しかったところ、庭の苔(こけ)の上にツツジの芽が育っているのを発見し、「苔まき法」と呼ばれる実生の方法を確立。200種以上もの新しい品種を作出したそうです。

「ヒラドツツジ:白」

平戸生まれのツツジで大きい花びら。

「ヒラドツツジ:白」
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ヒラドツツジ:ピンク」

生け垣や公園でよく見かける色鮮やかなツツジ。

「ヒラドツツジ:ピンク」
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📌根津神社の歴史トリビア

美しいツツジを楽しんだら、次は神社の歴史に触れてみましょう。歴史を知ると参拝の趣がグッと深まりますよ!

創設はあの英雄⁉️

日本武尊(やまとたけるのみこと)によって創建されたと伝えられる、超由緒ある神社。1900年以上の歴史を持つ古社です。

江戸幕府の愛が生んだ社殿

現在の豪華絢爛な社殿は、五代将軍・徳川綱吉が、兄である六代将軍・徳川家宣のために建てさせたもの。当時の姿を残す権現造りの社殿は、国の重要文化財に指定されています。歴史好きにはたまらないスポット!

ツツジ名所復活の物語

江戸時代からツツジの名所だった根津神社ですが、明治以降は荒廃してしまいました。しかし、第二次世界大戦後、再び約3000株ものツツジが植えられたことで、現代の素晴らしいツツジ苑が復活!先人の努力に感謝ですね。

江戸三大祭りの一つ!

ちなみに、ツツジの時期とは別に、毎年9月には江戸三大祭りの一つに数えられる根津神社例大祭が開催されます。家宣公が祭礼を定めたのが起源で、こちらも歴史と賑わいを感じられるお祭りです。

まとめ

根津神社のツツジは、歴史ある社殿の荘厳さと、品種豊富なツツジの華やかさが絶妙にマッチした、唯一無二の場所でした。色、形、高さ、様々なツツジが織りなすアート作品をぜひ見に行って、パワーチャージをしてくださいね!

✅ アクセス・基本情報

場所: 根津神社(東京都文京区)
見頃(例年): 4月中旬~下旬(早咲きから遅咲きまで長く楽しめます!)
イベント: 文京つつじまつり(期間中のみつつじ苑入苑可・有料の場合あり)

写真家Mr.Soutanのコラム

5月になるとあちこちでツツジを見ることができる。当たり前のようなツツジ。でも、江戸時代の園芸文化の賜物だったなんて。平和な時代が美しい文化を築くのですね。根津神社の荘厳なツツジを眺めて、改めて感銘しました。

こんもりと大きい広がりを見せるのがヒラドツツジ、そして盆栽などの小さな芸術品がクルメツツジ。さらに、そこから派生した多くのツツジが根津神社で咲き誇っていました。

次回は六義園のツツジをお送りします。園内のツツジの写真、そして六義園の歴史トリビアをお楽しみください。

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楽天でお買い物

根津神社のツツジを楽しまれた方、ぜひ楽天でツツジの苗木をお買い求めください。ご自宅で育てるなんて、楽しみが倍増しますね。

📌ブルーツツジ(10.5cmポット苗)


📌ミツバツツジ 樹高1.4m-1.5m


📌クルメツツジ宮城野 (みやぎの)


📌平戸ツツジ 八重


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大名庭園六義園のツツジ

🌺六義園のツツジが雅すぎる!大名庭園に咲き誇る「和」の極彩色アート

六義園(りくぎえん)に行ってきました!言わずと知れた江戸時代からの大名庭園ですが、春のツツジの季節は特に格別。約70種類ものツツジが、計算し尽くされた庭園美と調和する姿は、まさに「和」の極彩色アート!ただ花を見るだけじゃない、歴史と美意識が詰まった六義園ツツジの魅力をお届けします。

庭園美に咲き誇る!六義園ツツジの絶景ポイント

六義園のすごいところは、ツツジがただ植えられているのではなく、回遊式庭園の景観を構成する大切な要素になっている点。

歩いて楽しむ

池の周りを歩きながら、朱塗りのツツジと水面、そして緑のコントラストを楽しみましょう。

歩いて楽しむ
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庭園デザイナーでもあった柳澤吉保(よしやす)公が設計したこの庭園では、ツツジは単なる花ではありません。計算された配置で、水や石、木々といった「和」の風景に溶け込み、見事に調和しています。

柳澤吉保(よしやす)公が設計したこの庭園
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散策路を巡るたびに景色が変わる回遊式庭園なので、ツツジの色合いや群落のボリュームを、さまざまな角度から楽しめます

景色が変わる回遊式庭園
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和歌の聖地、和歌の浦をイメージしたようなツツジの丘。将軍綱吉没後、この六義園で晩年を過ごした教養人の偉業。

和歌の聖地、和歌の浦(現和歌山市)をイメージしたようなツツジの丘。
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推しを探そう!愛らしい六義園ツツジ図鑑12選


六義園には、ホンキリシマ、クルメツツジ、ヒラドツツジなど、約70種類ものツツジが植えられています。その中から、特に個性的でフォトジェニックな品種をピックアップ!

1. ホンキリシマ

すっきりした花弁が爽やか!スポーツを愛する女性のようなキリッとした美しさ。

1. ホンキリシマ
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2. オオムラサキ

高貴な紫が上品で雅。大名庭園にふさわしい、堂々とした色合い。

2. オオムラサキ
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3. ドウダンツツジ

白いスズランのような小花。鈴なりに咲いて、まるで木全体がおしゃべりしているみたい。

3.ドウダンツツジ
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4. ヤエキリシマ

赤い花びらが幾重にも!何枚も重ねた豪華なドレスのような可憐さ。

4. ヤエキリシマ
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5. ミツバツツジ

ピンクの五弁が山で元気に咲き誇る!山のお姫様みたいなキュートさ。

5. ミツバツツジ
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6. ハナグルマ

細い紫色の花びらが特徴的。しなやかな流線形が美しい、個性派ツツジ。

6. ハナグルマ
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7. クルメツツジ

赤くて丸くて可愛い花びら。無邪気な少女が笑っているような開き方!

7. クルメツツジ
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8. ヒラドツツジ

鮮やかな赤!大きな群落を作り、庭園を華やかに染め上げる主役級のツツジ。

8. ヒラドツツジ
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9. ベニキリシマ

エドキリシマとも呼ばれる、赤くまろやかな形。江戸の美意識を感じる姿。

9. ベニキリシマ
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10. オオヤマツツジ

淡いピンクがかった紫色。ヤマツツジより少し大きく、控えめながらも優雅。

10. オオヤマツツジ
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11. オンツツジ

樹齢140年の古木も!古木の枝からあふれ出すように咲く、生命力に感動。

11. オンツツジ
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12. ムラサキ琉球

淡い紫色が可憐で清楚。どこかエキゾチックな琉球の風を感じて。

12. ムラサキ琉球
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六義園の歴史トリビア

知るともっと楽しい!

美しいツツジの背景には、江戸のトップエリートの並々ならぬ情熱が隠されています。歴史を知って、ツツジ鑑賞をより「深く」味わいましょう!

創設者は将軍側用人!

六義園は、五代将軍・徳川綱吉に仕えた側用人(今でいう秘書兼政治顧問)の柳澤吉保が、7年の歳月をかけて築いた下屋敷(別邸)の庭園です。彼は自ら設計・指揮を執るほどの庭園愛の持ち主でした。

テーマは「和歌」と「紀州」

庭園のテーマは、日本の伝統的な和歌の分類法「六義(りくぎ)」と、紀州(和歌山県)の景観や和歌に詠まれた名勝。単なる景色の再現ではなく、文学と風景が融合した、知的な大名庭園なんです。

荒廃からの復活劇

明治維新で一時荒れ果てた庭園を買い取り、再整備したのが、あの三菱の創業者・岩崎弥太郎。現在残る周囲の赤レンガの塀は、岩崎氏の整備によるものなんですよ。

特別名勝の称号

約8万7,000平方メートル(約9ヘクタール)の広大な敷地と、その歴史的・芸術的価値から、六義園は国の特別名勝に指定されています。

✅ アクセス・基本情報

場所: 六義園(東京都文京区本駒込6丁目)
見頃(例年): 4月中旬~5月上旬
開園時間:午前9時から午後5時
入場料: 一般300円 (65歳以上は150円)
最寄り駅:JR山手線(駒込駅南口または2番出口)徒歩7分

写真家Mr.Soutanのコメント

歴史と文学、そして計算された美意識が息づく六義園のツツジ。一つ一つの花を愛でる楽しさと、壮大な庭園美を巡る喜びが同時に味わえる特別な場所です。江戸の「粋」が詰まったこの絶景をぜひ、ご訪問ください。

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大名庭園・六義園のツツジはいかがでしたか?私はぜひ来年は行ってみたいと思いました。豪快な庭園をご覧頂いた後は、ぜひ楽天でお買い物を!
皆様のお越しをお待ちしております。

💕ホンキリシマ 霧島 庭木


💕平戸ツツジ 花車 (はなぐるま)


💕久留米ツツジ


💕琉球ツツジ 藤万葉 (ふじまんよう)


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京都桜紀行:後編

🌸いざ、古都の桜めぐりへ!京都を満喫する写真旅

1. 京都御苑—高貴な桜の園

まず訪れたのは、京都御苑。 広大な敷地は、かつての京都御所を囲む公園で、旧公家屋敷の跡も点在しています。歴史と自然が見事に融合した空間……京都の中心地にあるとは思えないほどの、静かで優雅な場所です。

見事なシダレザクラ!その枝ぶりは、まるで雅な貴族の衣のよう。風に揺れる姿は、思わず「高貴な香りがする」なんて表現を使いたくなります。

京都御苑—高貴な桜の園
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中央に愛らしい門構えの建春門。その左側には、満開の桜が寄り添うように咲き誇っています。古都の春を凝縮したような一枚、絵になりますね。

京都御苑—高貴な桜の園と建春門
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こちらは、まるでピンクの大きな扇子を広げたような桜の大木!圧倒的な存在感です。思わず手を合わせてしまいそう……。

京都御苑—高貴な桜の園
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2. 京都植物園—160品種500本の桜

次に足を運んだのは、京都植物園。なんと日本最古の公立植物園だそうです。バラ園や温室など、多彩な植物が楽しめるのが魅力。もちろん、春は花々が咲き誇ります!

前景には、鮮やかな赤いチューリップ畑。遠景には、ずらりと並ぶ桜並木。整然と咲き誇るチューリップと、その向こうの桜……「咲いた咲いた」という歌が聞こえてきそうですね♪ 小さく写っている人々の姿が、この賑わいを物語っています。

京都植物園 桜と赤いチューリップ畑
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前景の池のまわりには、白いブーケのようなユキヤナギの花が咲き誇っています。そして、遠景には淡いスカイブルーの下、ピンク色の桜並木が帯のように連なっています。この色のコントラストがたまりません……!

京都植物園の桜と白い花があふれています。(ユキヤナギかな?コデマリかな?)
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驚いたのは、京都植物園の桜の木はちょっと異次元だということ。なんと、160品種500本もの桜が植えられているんです。ソメイヨシノやシダレザクラといったメジャーな品種だけでなく、サトザクラなど、他ではなかなか見ることのできない珍しい桜にも出会えるんです。桜好きにはたまらないスポットですね!

京都植物園の桜の木160品種500本
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3. 半木の道(なからぎのみち)—桜のトンネルで幸せ顔

鴨川沿いの隠れた名所、半木の道(なからぎのみち)へ。 京都府立植物園の西側に位置し、枝垂れ桜がトンネルのように咲き誇る、春の穴場です。

半木の道(なからぎのみち)
the photo by Mr.Soutan

桜並木の下を散歩する人々は、みんな幸せ顔。 …でも、写っているのはすべて後ろ姿。 「笑顔を見返しているのは桜だけ」—なんてロマンチック!もしかしたら、桜も沢山の幸せオーラを浴びて、ニヤリと笑顔を返しているかもしれませんね?

半木の道(なからぎのみち)笑顔の観光客
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4. 平野神社と、はんなり舞妓さん

4-01. 平野神社—桜の数400本!

平安遷都と共に遷座された古社、平野神社。この神社の桜の数も、400本とすごい! ただ……押し寄せる人の波もすごいんです。
夜はライトアップで神々しいまでの輝きなんですが、人々は夜桜で感動!……しかし、 写真を撮るどころか、歩くことさえままならぬ混雑状況でした……。これもまた、京都の春の風物詩、なのかもしれませんね(笑)。

平野神社の桜
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4-02. 舞妓さん—日本の伝統と美意識

そんな人混みの平野神社で、なんと舞妓さんに偶然遭遇!淡いブルーの着物地が、桜の下で、はんなりと映えます。 もしかして、あの有名な「都をどりの練習に行く途中でしょうか?

平野神社と、はんなり舞妓さん
the photo by Mr.Soutan

さすが京都、「格式」「伝統」「美意識」を重んじる街。舞妓さんは、まさにその象徴ですよね。舞妓さんといえば京都。京都といえば舞妓さん。ぜひ、残したい伝統文化です。

平野神社と、はんなり舞妓さん撮影
the photo by Mr.Soutan

さすが人気の舞妓さんたち。観光客に頼まれて、写真撮影に応じている様子をパチリ。 彼女たちは単なる観光の象徴ではなく、日本の伝統芸能と美意識を体現する存在

舞妓さん 写真撮影に応じている様子をパチリ。
the photo by Mr.Soutan

「あらら、桜の花びらが……」そんな会話かも。

舞妓さんの頭に桜がはらり

5. 平安神宮—朱色の社殿

明治時代創建、桓武天皇を祀る平安神宮。鮮やかな朱色の社殿が美しく、広大な神苑も有名です。大鳥居の迫力も圧巻

平安神宮—朱色の社殿
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平安神宮の「左近の桜」も、実に見事です。 あまりの美しさに、すっかり魂を抜かれてしまいました……(笑)。

平安神宮—さくら満開
the photo by Mr.Soutan

平安神宮からは、東に大文字山、北西に愛宕山(あたごやま)、そして吉田山は歩いて行ける山。

さて、背後に見える木々のこんもりした森は……?
AIさんに教えてくださいとグーグルで検索しました。

検索結果によると、平安神宮の東側、京都の市街地を一望できる東山山頂にある将軍塚(しょうぐんづか)の森の可能性が高いと出ました。桓武天皇が平安京遷都の際に、王城鎮護のために将軍の土人形を埋めたと伝わる由緒ある場所です。

京都将軍塚のページリンク

平安神宮の東側、京都の市街地を一望できる東山山頂にある将軍塚(しょうぐんづか)の森
the photo by Mr.Soutan

京都の桜は、どこも歴史と風情があふれていて、本当に心が洗われますね。 最後にお届けするのは天龍寺。嵐山の名刹、天龍寺(てんりゅうじ)で、今回の旅を締めくくりましょう。

6. 天龍寺—夢窓国師の絶景庭園へ

このお寺は、敵対していた足利尊氏が、後醍醐天皇を弔うために、夢窓国師(むそうこくし)らの進言によって建立したという、歴史深いお寺です。ライバルが弔いのために建てたなんて、なんだかドラマティックですね。

そして、見どころは曹源池庭園(そうげんちていえん)

曹源池庭園から、桜が咲き誇る嵐山(あらしやま)を望めます池を中心にした庭園と、その背景の自然の山々が一体化した借景(しゃっけい)が見事!夢窓国師の時代から続くこの絶景は、まさに「生きた絵画」です。

天龍寺—夢窓国師の絶景庭園へ
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こちらは、桜の枝越しに見る比叡山(ひえいざん)の眺め! 遠くの山までを庭の景色に取り込んでしまう、スケールの大きな美しさです。悠然とした比叡山と、はらはらと舞う桜……このコントラストがたまりませんね!

天龍寺—桜の枝越しに見る比叡山(ひえいざん)の眺め
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写真家:Mr.Soutanコラム

京都は、何度訪問しても、更にまた行きたくなる日本人の心の神髄です。この大切な日本の宝を写真という方法で残すことが自分の使命のようにも感じられます。
また、機会を見つけて、京都の素晴らしさをブログで発信できることを願ってやみません。

次回は、ツツジをテーマにしたブログを予定しております。またのご訪問をお待ちしております。

過去のページ・2025年の秋の京都もぜひお楽しむください。

Mr.Soutanの京都の旅:紅葉1

Mr.Soutanの京都の旅:紅葉2

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